【第23回】 2008年04月11日
職場うつを防ぐ「大阪のおばちゃん的雑談力」
~ 専門家は語る(東京メンタルヘルスアカデミー所長 武藤清栄氏)【前編】~
「儲かりまっか」「ぼちぼちでんなあ」
お馴染み、大阪人独特の挨拶だ。“ボケ”と“つっこみ”で会話が成り立つとされる大阪にはコミュニケーションの達人がわんさかいる。もっとも、これは今流行のロジカル・コミュニケーションなどではなく、あくまで普段のコミュニケーション力。つまり「雑談力」のことだ。
そのせいだろうか、10万人あたりのうつ患者数をみると、東京都(867人)や神奈川県(1081人)などに比べ、大阪は680人と少ない(厚生労働省調査)。たしかに、店先で「負けてえな」とねばり、電車で見知らぬ人に「飴ちゃん、いらん?」などと勧めている大阪のおばちゃんたちは、なんだかうつとは無縁な人々に思える。
「雑談力」の高い人は、うつへの抵抗力が強い――こう主張するのは東京メンタルヘルスアカデミーの武藤清栄所長だ。
「職場の人間関係を潤滑にするには、日頃のちょっとした会話が不可欠。『おはようございます。昨夜は大雨でしたけど、無事に帰れましたか』『君のところのお嬢さん、何年生だっけ?』。そんな何気ない一言で、相手の気心がわかって、仕事がしやすくなるものです。
ところが、最近は自己完結型のワークスタイルが広がったために、雑談をする機会が減っている。おまけに終身雇用や年功序列の崩壊で、職場の仲間形成における“伝統的な共同体”が消失してしまいました。そのために、コミュニケーション不全による障害が急激に増えているのです」
たとえば、こんなシーンにあなたも遭遇したことはないだろうか。
Special Topics
バックナンバー
Pick Up
新着トピックス
- 田中秀征 政権ウォッチ
- 鳩山首相「発言のブレ」正当化に疑問を呈す
- 「稼げるチーム」をつくる!営業マネジャーの教科書
- 叱っても部下が辞めない!? 上司が知っておくべき「叱る技術」
- 評価が上がる!上司を味方にする技術
- 上司に好かれる話の聴き方、嫌われない質問の方法
- 「引きこもり」するオトナたち
- 「引っ込み思案の目立ちたがり屋」が 陥りやすい“社会不安障害”の苦しみ
- inside Enterprise
- キヤノン、日立の液晶合弁 “婚約”すれど“結婚”できぬ理由
- 美人のもと
- 鳩
- 堀尾研仁の“使える!ゴルフ学”
- 【第34回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー Lesson34「フェアウェイバンカーからクリーンにボールを打つコツ」
- China Report 中国は今
- 優秀な中国人学生を採用できなくなった日本企業
ダイヤモンドオンラインplus 知っておきたい価値ある情報
最新の連載一覧
経済・時事
経営・戦略
スキル・キャリア
Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます
- 金融市場異論百出
- 超インフレ国はジンバブエのみ 世界が学んだ「最低限の規律」
- 週刊ダイヤモンド 企業特集
- ユニー 前村哲路社長インタビュー 「現場の自由裁量権を広げ 個店経営のウエートを高める」
- 『社会貢献』を買う人たち
- キレイになって、途上国を支援! 女性の飽くなき「美への探求」が生んだ、一石二鳥のビジネスモデル
- 山崎元のマネー経済の歩き方
- 対等合併の呪
- 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
- 総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)

- 「測るための標準」を考える
- 紀元前2500年頃に造られたピラミッドの建築に当たっては、常に同じサイズの石を…

- DOL編集部のツイッターを開始
- 最新記事の話題から編集部の日常まで、24時間つぶやきます。フォローよろしくお願いします。
Business information
著者プロフィール
- 西川敦子
(フリーライター)
1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。
この連載について
うつをきっかけに、生き方や働き方を見つめ直した人々にフォーカス!うつに負けない、うつを乗り越えるための知恵と活力を探っていく。
アクセスランキング
- 1位
- 今週のキーワード 真壁昭夫
- キム・ヨナやサムスンに“脅威論”が噴出 「日本はもう韓国に勝てない」は本当か?
- 3位
- 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
- 県が格安で手に入れた茨城空港 「軍民共有化」というカラクリ
- 4位
- ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座
- この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは
- 5位
- 家を買う!妻とのケンカを乗りこえて
- しっかり者の妻が豹変!? マイホーム買い物症候群とは
Recommend 話題の記事
- 山崎元のマルチスコープ
- 官民一体の海外ビジネス受注期待を怪しむ
- ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座
- この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは
- ビジネスモデルの破壊者たち
- 知恵と包丁は使い様!次々と有名シェフを 生み出す料理専門CATV局の躍進
- 今週のキーワード 真壁昭夫
- キム・ヨナやサムスンに“脅威論”が噴出 「日本はもう韓国に勝てない」は本当か?
- 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
- 県が格安で手に入れた茨城空港 「軍民共有化」というカラクリ
- SPORTS セカンド・オピニオン
- 大リーグ球団にとっての、日本人選手の価値を考える
- 政局LIVEアナリティクス 上久保誠人
- 参院選がどう転んでも、 政界の「世代交代」加速は止められない
- 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
- 総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)
- 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ
- あなたは保険会社に騙されている!? 「保険見直し」のバイブルが登場

- 【PrimeTime】トップインタビュー
- 「サービス力は人財力と組織力の掛け算」~百瀬次生・日立電子サービス社長

- 【THEProject】プロダクトとサービス最前線
- 現実味帯びる「IFRS」。最新会計基準対応処理システムを低コストで提供
雑誌定期購読のご案内
特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。
1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。
年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。
偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。
お知らせ・ご案内
- 会員専用ページ開始のお知らせ
- 7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。




