2019.3.22 中国全人代の報告で習近平が「危機」を認めた3つの狙い 中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が始まり、「政府活動報告」の内容に注目が集まった。習近平・国家主席はその中で「危機」を素直に認めた。その狙いは何だったのか。
2019.2.5 中国で休日改革、金曜午後からの「2.5連休」は普及するか 北京に近い河北省で、金曜日の午後から日曜まで休むという「2.5連休」政策が実施に向けて動いている。しかし、この政策はこれまでもあったのだが、まだ普及していない。何が問題なのか、そしてどうすれば普及するのだろうか。
2018.12.27 中国の改革開放40年、習近平は鄧小平を超えようとしているのか 中国の経済発展に大きく寄与した「改革開放」政策が始まってから40年。習近平国家主席は世界2位の経済大国となった成果をアピールした。だが、経済政策は後退しているようにも見える。習国家主席は何を目指しているのだろうか。
2018.11.13 安倍訪中を歓迎し日本批判を抑える中国の思惑 10月25~27日にかけて行なわれた安倍晋三首相の訪中は、“友好のバロメーター”といわれる両国首脳の相互訪問が再開したこともあり、両国関係の改善をさらに印象づけられた。その背景には、中国の思惑が隠されていた。
2018.7.19 中国の人民日報が日本のW杯での「清掃」を称賛する理由 7月3日、サッカーワールドカップでベルギー代表に敗れたサッカー日本代表。彼らが試合後に取った行動を、中国の市民たち称賛している。だが、これは逆に中国人のマナーの悪さを浮き彫りにしたかたちだ。
2018.6.6 李克強訪日、中国が関係改善を進める3つの事情 5月8日から11日、中国の李克強首相が日本を訪問し、天皇陛下を始め、安倍晋三首相や与野党関係者と会談し、両国関係の改善を印象づけた。果たして日中関係は「新時代」に入ることができるのだろうか。
2018.3.14 中国国家主席の任期撤廃で習近平は「独裁者」になるのか 3月5日、中国で第19回党大会以後の全国人民代表大会(全人代)が開幕、憲法改正も審議され、「国家主席・副主席の任期は2年を超えない」という規定が撤廃された。これにより習近平は独裁強化を目指すのだろうか。
2017.11.9 中国共産党の規約に「習近平」の名前が入った真の理由 中国共産党大会が閉幕、翌日には新指導部が確定し、習近平政権の2期目がスタートした。党改革で成果を収めた習近平は、今後何を目指すのだろうか。それは「新時代の中国の特色ある社会主義」というものだった。その中身を解説しよう。
2017.10.18 中国共産党大会の焦点「習近平思想」という言葉の意味とは 10月18日に開かれる第19回中国共産党大会で、習近平政権は2期目に突入する。共産党内では強硬路線を進めて着々と地盤を築いているが、さらに強固にするための「習近平思想」を導入するのかが注目されている。
2017.9.6 「ルールを守らない中国人」は習政権の綱紀粛正で変われるか 「上に政策あれば、下に対策あり」という言葉がある通り、中国人はルールを守らないというのが定説だった。しかし、習近平政権になってから、さまざまなルールが定められ、徐々に変化し始めている。
2017.5.18 中国のストレス社会化が深刻、20代で中年並み重圧の危機 最近、中国では「25歳で中年の危機」といった言葉をよく目にする。これは、ストレスを抱える中年の危機が、若者にまで広がっていることを指している。なぜそうした事態に陥っているのか探った。
2017.4.5 痛勤、残業、過労死…日本と変わらない中国最新労働事情 中国社会に「睡眠不足」が広がっている。「2017年中国青年睡眠現状報告」によると、調査対象の76%が「なかなか寝付けない」と回答している。その一方で、睡眠について「全般的によい」と答えたのは24%で、「規則正しい生活を送っている」と答えた…
2017.1.20 習近平が新年に掲げた貧困撲滅と党改革はどこまで本気か 成立5年目を迎える習近平政権。今後の中国共産党はどこへ向かうのか。それを見る手掛かりのひとつとして2016年12月31日に習総書記が全国民に向けて発表した新年のメッセージがある。ここではそのメッセージから2017年の習政権を展望してみたい。
2016.11.4 中国でインスタントラーメン市場が減少に転じた理由 世界のインスタントラーメン消費量の半分近くを占める「インスタントラーメン大国」である中国だが、ここ数年、国内のインスタントラーメン市場は生産量、販売額、販売量のどれも減少に転じている。国内市場が不振に陥っている原因はどこにあるのか…
2016.9.26 女子高生の死亡事件まで!中国の電信詐欺は撲滅できるか 現在、電話や携帯メールなどを駆使した電信詐欺は中国の社会問題の一つとなっている。詐欺自体はどこの国でもあることだが、中国の詐欺は多様化しており、手口も巧妙になっている。今年8月には電信詐欺の恐ろしさを物語る事件が起こった。
2016.8.23 中国で「愛国主義的行動」が愚か者呼ばわりされ始めた これまでの中国では、愛国は「正義の行動」と称えられ、多くの人々に広く支持されたが、最近は好意的に見られてはない。むしろ「愛国」を論じる言論や行為の多くは、瞬く間に人々の支持を失って笑いの的となり、「愚か者」の烙印を押されてしまう傾…
2016.7.28 中国の強硬姿勢を理解する鍵は「毛沢東思想」にある 7月1日で創立95周年を迎えた中国共産党は、習近平総書記のリーダーシップの下で「初心に戻る」ことを強調し、党内の引き締めを続けている。毛沢東思想を継承している習政権の外交政策における闘争の哲学と、日本との関係についても考えてみたい。
2016.6.27 中国の過剰生産、政府の意図に反して生産量が拡大する理由 中国では目下、過剰生産能力の解消が政策として進められている。だが、過剰生産能力解消「元年」となるべき今年は、必ずしも政府の方針のように生産能力減少に向かっているとは言い難い。なぜだろうか。
2016.5.6 中国共産党が「ネット世論」を意識し始めた理由 習近平政権が行っている管理ですぐ頭に浮かぶのは「ネット規制」だろう。その一方で習総書記は、ネット上で人々が述べた意見の中で、政府や指導幹部に対する批判を歓迎すると述べ、ネットを通じて人々の声を聞く姿勢を示した。
2016.3.28 管理を強める「習近平経済学」への転換で中国は浮上できるか 3月16日に閉幕した全人代で、中国の指導者は今後厳しい舵取りを余儀なくされることを示した。李総理が政府活動報告を読み上げている間厳しい表情を見せていた習総書記だが、このところ経済分野においても活発に発言している。