2024.4.25
「旧宮家からの養子」が皇族になるのはアリ?…反対する人が気づいてない“重大リスク”
安定的な皇位継承の確保について、政府の有識者会議が2021年末に打ち出した報告書にある、「女性皇族が結婚後も皇室の身分を保持する(本稿では「単独残留案」と呼ぶ)」や「旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする(本稿では「旧皇族養子案」…
評論家
やわた・かずお/1975年東京大学法学部卒。同年、通商産業省(現・経済産業省)に入省。1980年から1982年までフランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通産省大臣官房情報管理課長を歴任後、1997年に退官。現在は徳島文理大学教授を務めるほか、作家、評論家としても活躍。テレビ朝日「朝まで生テレビ」、TBS「サンデーモーニング」など数多くの番組に出演。著書に『世界と日本がわかる最強の世界史』『日本の総理大臣大全』『令和太閤記 寧々の戦国日記』『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』『家系図でわかる 日本の上流階級』『世界史が面白くなる首都誕生の謎』『日本人のための日中韓興亡史』『江戸三百藩の通知表』『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』『江戸時代の「不都合すぎる真実」 日本を三流にした徳川の過ち』など。
2024.4.25
安定的な皇位継承の確保について、政府の有識者会議が2021年末に打ち出した報告書にある、「女性皇族が結婚後も皇室の身分を保持する(本稿では「単独残留案」と呼ぶ)」や「旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする(本稿では「旧皇族養子案」…
2024.4.14
京都の花見の季節はかつてない数の外国人観光客を迎え、もはや穴場などないほどとなった。定番の名所を好む日本人と違い、彼らはSNSなどでインスタ映えの良い場所を探し、そこに怒濤のごとく押し寄せてた。
2024.4.9
天皇、皇后両陛下が6月下旬に、国賓として英国を訪問される方向で調整が進められているとの観測が報道されている。関係者によると、日程は1週間程度で、バッキンガム宮殿での歓迎行事や晩さん会への出席などが想定されているほか、両陛下が共に留学…
2024.4.2
岸田文雄首相に対する批判は保守派からもすさまじい。自民党の支持率が落ち、党員数が減っている原因についても、清和会の不祥事ではなく、LGBT法案の成立のせいだとかいっている。
2024.3.17
NHK大河ドラマ「光る君へ」では、藤原道長の妻となる源倫子(左大臣源雅信の娘で宇多天皇の曽孫)を囲む女子会での会話がなかなかよくできていて好評だ。
2024.3.5
田崎史郎氏といえば、ワイドショーの世界で「自民党べったり」といってよい立場を貫き通しているにもかかわらず、その憎めないキャラクターで干されない珍しい政治評論家だ。安倍晋三元首相らとすし店で会食したことで「スシロー」と揶揄(やゆ)さ…
2024.2.22
世界各国には、普通の祝祭日とは区別された特別のナショナルデーがある。海外駐在の大使館などではこの日、各界の名士や現地在住の自国民を大使公邸などに招いてパーティーをする習慣だ。フランスの革命記念日(7月14日)、アメリカの独立記念日(7…
2024.2.15
新春の政治動向を占う試金石として注目された2月4日投開票の京都市長選挙は、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した元官房副長官の松井孝治氏が、政党推薦は受けないものの共産党が支援した元京都弁護士会副会長の福山和人氏らを抑え当…
2024.2.4
この年末年始、日本の皇室のみならず世界の王室でも心配なニュースが続いている。日本では、イギリス以外の王室の出来事は、あまりよく知られていないが、皇室問題を論じるためには、海外のロイヤル・ファミリーで起きている問題を、良いことも悪い…
2024.1.24
「総理大臣になる最良の条件は、国会議員の息子に生まれ、父親が早く死ぬことである」というと驚かれるが、安倍晋三元首相も岸田文雄首相もまさにそうなのだ。
2024.1.15
NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートした。原作が『源氏物語』だと誤解していた人も多いが、『紫式部日記』が原作であるので、主人公は光源氏ではなく紫式部である。この紫式部のDNAは現代の皇室にも受け継がれており、愛子さまが学習院大学で『源…
2024.1.2
「皇室には姓がなく、日本のみならず世界でも特別の存在だ」という人がいる。だが、これはいろいろな意味で正しくない。まず、法律的に説明するなら、「戸籍法上の氏がない」だけだ。姓という法律用語はない。江戸時代の日本では、庶民で名字(苗字…
2023.12.27
NHK大河ドラマ「どうする家康」の最終回が12月17日に放送された。北川景子演じる茶々が、炎上する大坂城で叫んだ最期の独白は、もし、主人公が松本潤演じる家康ではなく、茶々だったとすれば、大河史上に残る名作として記憶されたかもしれない。
2023.12.14
大坂方の挙兵を聞いたとき、福島正則が、「時すでに3年早く、3年遅かった」と言ったといわれる。本当に正則がそう言ったかどうかは分からないが、実態はまさしくその通りであった。なにしろ、二条城会見があった1611年に加藤清正、1613年に池田輝政…
2023.12.5
以前、「日本の初代女王だった卑弥呼」という表現がNHKの歴史番組で放送されて愕然(がくぜん)としたことがある。現在の日本国家の継承性があるかどうかではなく、中国に使節を送っていたかどうかで、日本国のはじまりとしようというのだから困っ…
2023.11.27
北川景子の演じる茶々のあざといまでのすごみがNHK大河ドラマ『どうする家康』で好評だ。母であるお市の方と二役だが、お市の方としては、本当は家康と結婚したかったという無理な設定もあり、戦国きっての美女として適役というだけで終わっていた…
2023.11.20
今回は、織田・豊臣・徳川をはじめ、皇室がどんな戦国武将や歴史上の有名人のDNAを引き継いでいるのか解説したい。筆者がかつてネットメディアや前述の単行本に、今上陛下は明智光秀の子孫だと書いたら、旧宮家など皇室に縁のある人もあまりご存じ…
2023.11.13
日本では政治家などが回顧録を書くことは少ないし、日記といっても備忘録のようなもので、内心を吐露するようなことはほとんどない。一方、イギリスが典型的だが、欧米では回顧録を書かないと人生は完結しないといわれるし、書けば批判も殺到するの…
2023.11.8
皇太子妃に「正田美智子さん」が決まったときは、衝撃の大スター誕生だった。女優並みの美貌、学生自治会長、卒業式の総代、語学堪能でスポーツ万能、ピアノも上手で文学的才能もあった。受け答えもそつないだけでなく知性が感じられた。
2023.10.30
『どうする家康』は、多くの合戦をナレーションだけで終わらせてきたが、関ヶ原の戦いは、じっくり描くようだ。そこでは、秀吉の正室である寧々は家康に好意的で、秀頼の母である茶々(淀殿)は、家康にいろいろ策略を労するが、基本的には石田三成…
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