2023.11.8
なぜ美智子さまは「最強の皇后」となったのか?国民人気を支える“ストイックな完璧主義”とは?
皇太子妃に「正田美智子さん」が決まったときは、衝撃の大スター誕生だった。女優並みの美貌、学生自治会長、卒業式の総代、語学堪能でスポーツ万能、ピアノも上手で文学的才能もあった。受け答えもそつないだけでなく知性が感じられた。
評論家
やわた・かずお/1975年東京大学法学部卒。同年、通商産業省(現・経済産業省)に入省。1980年から1982年までフランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通産省大臣官房情報管理課長を歴任後、1997年に退官。現在は徳島文理大学教授を務めるほか、作家、評論家としても活躍。テレビ朝日「朝まで生テレビ」、TBS「サンデーモーニング」など数多くの番組に出演。著書に『世界と日本がわかる最強の世界史』『日本の総理大臣大全』『令和太閤記 寧々の戦国日記』『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』『家系図でわかる 日本の上流階級』『世界史が面白くなる首都誕生の謎』『日本人のための日中韓興亡史』『江戸三百藩の通知表』『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』『江戸時代の「不都合すぎる真実」 日本を三流にした徳川の過ち』など。
2023.11.8
皇太子妃に「正田美智子さん」が決まったときは、衝撃の大スター誕生だった。女優並みの美貌、学生自治会長、卒業式の総代、語学堪能でスポーツ万能、ピアノも上手で文学的才能もあった。受け答えもそつないだけでなく知性が感じられた。
2023.10.30
『どうする家康』は、多くの合戦をナレーションだけで終わらせてきたが、関ヶ原の戦いは、じっくり描くようだ。そこでは、秀吉の正室である寧々は家康に好意的で、秀頼の母である茶々(淀殿)は、家康にいろいろ策略を労するが、基本的には石田三成…
2023.10.22
世界を相手に活躍するビジネスマンなら、自分の国の歴史とか文化についてうんちくくらい語れないと少し恥ずかしい。しかも、単に知識があるというだけでなく、外国人から「一目置くべき人だ」と評価されるような内容を語るべきだ。ところが、戦後の…
2023.10.16
先週は明の国力が衰退し、南蛮人が我が物顔で東アジアの海に跋扈(ばっこ)する中で、秀吉の大陸出兵はそれなりに合理的な判断だったということを書いた。今回は、朝鮮遠征がいかなる展開を見せたかについて解説したい。
2023.10.11
日本の皇室は世界で一番古く、しかも、万世一系。つまり、“創業者”である神武天皇から男系男子で継承されているので、格別にありがたいと言われている。その真偽と評価については、後で論じるが、日本はまた、老舗企業が世界一多い国だともいわれ…
2023.10.9
NHK大河ドラマでは極端な中国や韓国への外交的配慮が不文律だ。特に、文禄・慶長の役については、寸分の前向きの評価も許されない。だから、地元からの強い要望もあるのに、加藤清正をはじめ島津四兄弟、小早川隆景、立花宗茂、宇喜多秀家などは絶…
2023.9.26
秋篠宮邸の改修工事や、完成後に佳子内親王が仮御所にとどまられることについて、無駄遣いだと一部から批判されている。だが、秋篠宮皇嗣殿下は、皇嗣と称号が違うだけで、皇太子とまったく同格で立皇嗣礼もしているし、公務と職員も同じ規模になっ…
2023.9.25
1590年の小田原征伐と、それに引き続いた東北地方の仕置きで、素直に秀吉に従わなかった大名たちは淘汰され天下統一ができた。徳川家康に、関東への移封が伝えられたのは、小田原城が開城する前のことであったが、家康にとっては青天の霹靂だったは…
2023.9.11
家康は軍事的に窮地に立っていたのに、えらく有利な条件で秀吉に臣従した。秀吉がそれを許した理由として、最近は天正大地震で戦争どころでなくなったというのが流行で、大河ドラマも採用している。だが、私は島津氏による九州制覇が近づき、東国ど…
2023.9.10
皇室・王室の結婚についての話題は、どこの国でも国民的な関心事でもある。しかも、彼らの結婚は、国民の結婚に対する考え方に大きな影響を与えてきた。そこで、日本のプリンセスたちの結婚の歴史を振り返り、併せて、眞子さま問題の総括、そして、…
2023.8.28
織田信長の次男・信雄は、暗愚な人物として語られることが多い。信雄は、初期の豊臣政権では正二位内大臣で、徳川家康や豊臣秀長より上位だった。しかも、賤ヶ岳の戦い前夜から小牧長久手の戦いまで、織田家当主であり、秀吉の主君だったのだ。にも…
2023.8.25
筑波大学附属高校の2年生になられた悠仁さまは、学業もバドミントン部での活動なども順調で、公務にも参加され始めている。進学先については、東京大学を希望されているともいわれていたが、最近、週刊『女性自身』による「紀子さま 迫られる悠仁…
2023.8.14
先週放送の「どうする家康」では、家康が堺見物をしている間に本能寺の変が起こり、忍者たちの助けでようやく岡崎に逃げ帰った。一方、秀吉は信長の次男・信雄と組み、お市と結婚し信長の三男・信孝を擁して対抗する柴田勝家を賤ヶ岳の戦いで滅ぼし…
2023.8.5
皇室についてのうわさ話は、週刊誌や一部ネットメディアの世界では大人気だが、多くの国民は知らないままで、ダイヤモンド・オンラインの読者も、何が本当かよく分からないのではないか。実際、ビジネスマンはもちろん、政治家とか言論人でも知識は…
2023.7.31
NHK大河ドラマ「どうする家康」では、家康は京都に少人数の護衛だけで滞在した信長を、忍者を使って殺そうと計画していたが、最後になって臆病風を吹かして取りやめた。ところが、信長・信忠父子が京都に滞在しているのを見た明智光秀が、謀反によ…
2023.7.17
NHK大河ドラマ「どうする家康」も、いよいよ本能寺の変の前夜である。今の流れだと、家康も秀吉も増長する信長に殺意を持っていたが、それとは関係なく、家康接待の失敗でミスを犯して恥をかかされ窮地に陥った明智光秀が、家康と秀吉よりも先に本…
2023.7.3
NHK大河ドラマ「どうする家康」では、家康が妻の瀬名(築山殿)と嫡男の信康を殺した事件をどう扱うかが注目の的だった。従来の通説では、信康夫人の五徳が、嫉妬から父である信長に手紙を書いて、信康らの非道や武田への裏切りをでっち上げて知ら…
2023.6.20
「どうする家康」では、長篠の戦いで織田信長の鉄砲隊を使った革新的な作戦で大勝利した家康だが、武田勝頼もその領国も粘り強く、徳川家中にも武田の調略の手が伸びてくる様子が描かれている。これを現代に当てはめて見ていると、当時の徳川の立場…
2023.6.5
NHK大河ドラマ「どうする家康」では、前半のクライマックスともいうべき「信康事件」へ向かって話は展開しつつある。「信康事件」とは、浜松を居城としていた家康に対して、岡崎城にあった家康の正室・築山殿(ドラマでは瀬名姫)と嫡男・信康が武…
2023.5.15
イギリスと日本の交流が、始まったのは1611年のことである。駿府(静岡市)にいた大御所・徳川家康の元に、ジェームズ1世から使者がやってきたことに始まり、エリザベス女王も訪日のスピーチで触れられたが、ほとんどの人が知らないだろう。
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