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2月5~7日に起きたような株価の急落を、事前に察知して回避する方法を、スゴ腕の個人投資家たちが伝授!

3月20日発売のダイヤモンド・ザイ5月号の巻頭特集は「日本株『新』予測」! 米国の利上げ懸念に端を発し、日本の株式市場も急落に見舞われた2月。その後も株価は乱高下を繰り返し、波乱含みだ。特集では、今後の株式市場の見通しや投資戦略を、スゴ腕のプロや個人投資家に取材している。

今回はその中から、「成功投資家11人に聞く! 乱高下相場の乗り越え方」を抜粋して紹介しよう!

週次データを先読みできる「裏ワザ指標」があった!

 2月5~7日のような急落を事前に察知して、回避することはできないのか。株式投資で成功している個人投資家に、話を聞いたところ、いくつかの兆候が見えてきたので、紹介しよう。

 「2月5日の前場が嫌な下げ方だったので、前場中にほぼ全クローズ」と言うのは、会社員ながら株で1億円を作った、まつのすけさんだ。嫌な下げ方、というのはあくまで感覚だが、まつのすけさんは、信用評価損益率が気にかかっていたという。

 信用評価損益率とは、信用取引を行なう投資家が、どれくらい含み損を抱えているかを表す指標で、マイナス20%に近づくと大底、0%だと天井のサインという見方をする。

 「信用評価損益率が1月中旬からプラスになっていた。数年に一度のバブル相場以外では、プラスの後は、調整局面が訪れることが多いです」(まつのすけさん)

松井証券の信用評価損益率(買い方)信用取引をしている投資家の含み損益率を表す。一般的に0%超は天井サインと言われるが、バブルと称されるような活況な相場では持続することも。この指標を毎日公表しているのは松井証券のみ。店内データなので、東証が公表する数字とは異なるが、相関は高く、多くの投資家が参考にしている。松井証券に口座があれば、いち早く無料で見られる(要申込)。※出所:松井証券 ネットストック投資指標
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 信用評価損益率は東証でも発表されるが、まつのすけさんが見ていたのは松井証券のデータだ。理由は、毎日発表しているから。東証は週次発表だが、松井証券は同社の顧客動向を日次公表しているので即時性が高いのだ。

 一方、察知とまではいかずとも、大けがを逃れた人もいる。ユニークな投資手法で人気の、夕凪さんだ。

 「私は0%を超えた当初、バブルが来るのではと期待し、株を買い進めていました。ですが、騰落レシオの下落新高値銘柄減少が、気になりはじめていたのです」(夕凪さん)

外国人投資家の動向や、米国金利も重要な手がかり

 そのとき、もう一つ、夕凪さんが見ていたのが外国人投資家の動向だ。下落サインである、外国人の売り越しが続いているのが引っかかっていたと言う。外国人の売買は、東証発表の「投資家主体別売買動向」でわかる。日本株の購入総額、および売却総額が発表されるのだが、その差額が重要な意味を持つのだ。購入額が売却額を上回れば買い越し、逆なら売り越しで、売り越しが続くと、日本株は下落しやすくなる。

 当初はバブルがくるかも、と思っていた夕凪さんも、以上のような条件が重なり、「株主優待をもらうために、長期で持つと決めている株以外は、2月5日~6日と2日かけてほぼ処分した」と言う。

 さて、外国人の売り越しが警戒のきっかけ、と言う投資家がもう一人いる。中長期で大きく値上がりする株を狙うのが得意な、さっかくさんだ。さっかくさんが挙げてくれた下落の兆候は、米国の30年国債の金利だという。

 2月の急落は、2月2日に米国雇用統計の数字が非常に良かったため、インフレ懸念、すなわち「米国の金利上昇」が懸念されたことで起こったと言われている。金利が上がると、株式市場に回るお金が減るため、株価が下がった、という理屈だ。

 さて、30年債の利回りは長期の金利動向を示唆するが、その利回りは、引き金となった雇用統計の発表の前から3%を超えていた。このことや、金価格の上昇(冒頭の画像「スゴ腕投資家たちはこんな兆候で急落を察知!」参照)から、急落が予測できた、とさっかくさん。

 「金利や金価格と株価は密接にかかわっているのでチェックしておくのが重要です」(さっかくさん)

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