大人気の投資本『一番売れてる投資の雑誌ZAiが作った 低リスクで簡単なFXトレード演習帳』の著者、松下誠さんは株式投資でも好成績をおさめている。その武器は、投資タイミングをみきわめるサイクル理論と、投資する銘柄を峻別するテクニカル分析。松下誠の特別研究第2弾は、そのテクニカル分析にスポットを当てる。といっても格段特別なものではない。たった1~2本の移動平均線なのだが、肝心なのはその使い方。さて、トレード達人のシンプルだけど効果抜群の使い方で見つけた新興市場の有望銘柄とは?
悲観論一色に見えても有望銘柄は見つけられる!
2012年の国内株式相場は、下の日経平均株価のチャートにみられるように1月中旬から3月下旬にかけて順調な上昇を見せた後下落に転じ、それまでの上昇分を全てはきだし、6月初旬に再び安値を形成しており、個人投資家にとってはため息の出る相場になっています。
チャート1:日経平均株価 2011年11月24日~12年7月9日・日足 チャートソフト名:株の達人/チャート提供:株式会社ストックデータ・バンク 以下同周りから聞こえてくる個人投資家からは「どうせ日本の株では儲からない」とか、「政治が不安定だから景気も上がらない」「米国株はあんなに上がっているのに」と悲観論ばかりです。
私はそれを聞いて不思議に思います。例えば東証一部上場の銘柄数は1600社以上に上りますが、その全ての銘柄が下落していて、何を買っても利益を上げることができないのでしょうか。
いいえ、決してそんなことはありません。例えば、100年に1度の金融ショックと呼ばれたリーマンショックが起こった08年から09年の下落相場の時でさえ、世界中の株価指数が下がり続けている中で、上昇を続けた銘柄が全体の3~5%は存在しました(※私なりの確認手法による分析結果です)。
さて、12年7月9日現在、東証一部の中大型株477銘柄のうち、最も強い上昇を見せていると私が判断した銘柄は2銘柄あります。それを次ページでご紹介します。



