ワクチンのブースター接種を終えたにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染する人が少数ながら確認されている。ヘザー・グリーンさん(47)は、9月末に米ファイザー製ワクチンの3回目の接種を受けた。その1カ月後、定期的にやっている検査で、軽いアレルギーのような症状が実はコロナ感染によるものだと判明した。グリーンさんは米ペンシルベニア州フィラデルフィアの小学校で3年生を教えており、学校のプログラムの一環で自主的に検査を受けていた。「追加接種を受けておいてよかった、なんといってもコロナは予測不能だから」と話す。症状は2日後には消えたという。米国では現在、より幅広い層への追加接種が進められている。医師によると、追加接種を受けた人の感染例は今のところごくわずかだ。150万人以上の患者を抱えるペンシルベニア州の医療機関ガイジンガーでは、9月1日以降のコロナ陽性者数2万4000人超のうち、追加接種を受けていたのは62人だけだった。その比率は約0.2%に過ぎない。
ブースター接種後でもコロナ感染、重症化は回避
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