ドナルド・トランプ米大統領が支持するウクライナ和平計画を巡り、米国とウクライナの外交当局者が調整を続けている。事情に詳しい複数の欧州当局者によれば、最も困難な問題となっている領土割譲を巡っては、両国首脳が判断を一任される見通しとなっている。週末にジュネーブで開かれた会合を後にした複数の米当局者は、「建設的な協議」が実施されたとし、修正案に楽観的な見方を示した。だが約4年間の消耗戦を経てもロシアが奪取できていないウクライナ東部の領土の扱いなどを中心に、重要な争点は依然として残っている。ウクライナはドンバス地域の残りの領土を放棄することは、ロシアによる将来的な攻撃に対してウクライナを脆弱(ぜいじゃく)にすると主張。この領土の中には、戦略的に要塞(ようさい)化された都市が含まれる。
ウクライナ和平案、最大課題はトランプ氏とゼレンスキー氏に一任
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