日経平均株価は10月28日の場中に1982年以来の安値6994円90銭を付けた後、盛り返している。円相場もまた24日に95年以来の1ドル90円82銭まで急騰した後、29日には100円近くまで切り返した。
「米欧金融危機に改善の兆しが見え始めたかなと思ったところに、通貨危機と実態経済悪化が束になって襲いかかってきた」(投資信託会社幹部)ことで、パニックに見舞われた市場はここにきて一見、平静さを取り戻したかに見える。
だが、安堵している市場関係者は見当たらない。「今も耳元で『明日また何が起こるかわからない』と警報が鳴り続けている状態」(国内投資信託運用担当)、「株式市場は先物主導でぐちゃぐちゃ。現物株の商いを伴わずに値が飛んでいる。現物株を買える状況ではない」(国内ヘッジファンド)と、警戒態勢を解いていない。
「株暴落・円急騰」再来の恐怖はくすぶり続ける
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