仕事柄、自分が仕える上司のことを心底尊敬できないと秘書という仕事は務まらない。秘書たちが「こんな上司に仕えたい」「こんな上司は絶対イヤ」と思っているのか? 秘書同士の食事会で本音が浮き彫りに。秘書たちのイニシャルトークがはじまった。
「どうしてN(取締役)の秘書にはなりたくないの?」と私。
「だってものすごくエラぶっていて、横柄な感じがするんです。S(社長)に見せる態度と社員に見せる態度が極端に違うじゃないですか。エラそうにしているわりには、イザというときには責任をとらずに、Sに言い訳ばかりしているところも、どうしても尊敬できないんです」と新人秘書Y。