自叙伝には、自身の感情を赤裸々に語ったり、特定の出来事について長々と語ったりするものが散見されるが、そうした筆者の熱量は、ときに読者を興ざめさせてしまいかねない。その点において菊池寛の『半自叙伝』は、抑制をきかせた淡々とした語り口が読み手の心をグッと引き寄せる。英文学者、エッセイストでベストセラー「思考の整理学」の著者としても知られる外山滋比古が激推しする、自分史のバイブルとも言える傑作の魅力に迫る。※本稿は、外山滋比古『人生の整理学 読まれる自分史を書く』(イースト・プレス)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む「自分史の古典だ」「おろそしいほどの迫力」著名エッセイストが絶賛する、ベストセラー作家の自伝とは?
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