外山滋比古
林真理子の「1行日記」なぜ面白いのか?「読ませる自分史」のたった1つのコツ
ごく自然体で綴られる「日記」と名のつく作品には、“人に読まれること”を大いに意識した「自分史」とは違った魅力が詰まっている。林真理子の『原宿日記』と内田百閒の『百鬼園戦後日記』の一節から、簡潔でありながらユーモアに富んだ文章とは何か考えてみよう。※本稿は、外山滋比古『人生の整理学 読まれる自分史を書く』(イースト・プレス)の一部を抜粋・編集したものです。

「自分史の古典だ」「おろそしいほどの迫力」著名エッセイストが絶賛する、ベストセラー作家の自伝とは?
自叙伝には、自身の感情を赤裸々に語ったり、特定の出来事について長々と語ったりするものが散見されるが、そうした筆者の熱量は、ときに読者を興ざめさせてしまいかねない。その点において菊池寛の『半自叙伝』は、抑制をきかせた淡々とした語り口が読み手の心をグッと引き寄せる。英文学者、エッセイストでベストセラー「思考の整理学」の著者としても知られる外山滋比古が激推しする、自分史のバイブルとも言える傑作の魅力に迫る。※本稿は、外山滋比古『人生の整理学 読まれる自分史を書く』(イースト・プレス)の一部を抜粋・編集したものです。

「自分史を書きたいが、書き出しでつまずく…」→「英国の大歴史家」の執筆方法が納得感しかない!
老齢にさしかかり、人生を振り返るため自分史を書き残そうと思い立つ。しかし、いったい何から書き始めればいいのかわからないし、自分を主人公として書くのはなんだか気恥ずかしい――。そんな悩めるシニアに向けて、英文学者、エッセイストでベストセラー「思考の整理学」の著者としても知られる外山滋比古氏が「書き出し」と「間接法」の表現について解説する。※本稿は、外山滋比古『人生の整理学 読まれる自分史を書く』(イースト・プレス)の一部を抜粋・編集したものです。
