演劇、アニメ、ドラマ、スポーツなど、さまざまなエンタメが溢れる現代では、人は誰しも感動したことを他者に語りたがる。しかし、「泣ける」「考えさせられる」といったお決まりのワードを口にした途端、せっかくの感想もありふれたものになってしまう。書評家・三宅香帆氏が語る“自分だけ”の言葉で感想を述べることの意義とは?昨年出版と同時にSNSを中心に大きな話題をよんだ書籍のハンディ版『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(三宅香帆 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、一部抜粋・編集してお届けする。
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