愛知の地銀再編が現実味を帯びてきた。発端は10月7日、千葉興銀の統合を仕掛けた投資ファンド・ありあけキャピタルが、あいちフィナンシャルグループ(FG)の株式5.06%を取得したことが判明したためだ。市場は即座に反応し、あいちFGの株価は上場来高値を更新。愛知でも“第2の千葉興銀モデル”が動き出すのか。本稿では、あいちFG株の買い手候補を先取りして検証。一方、水面下では金融庁も、持続可能性を巡る地銀頭取との対話を通じて再編に向けた動きを加速させている。同庁の幹部が、その進捗状況を明かした。

続きを読む