長年オフィスや家庭にブランドを浸透させてきたセイコーエプソン。同社をはじめとして、プリンターメーカーを長年支えてきたのは、「本体を安く、消耗品の(カートリッジ)インクで儲ける」という、ジレット(カミソリ製品のブランド)が導入したいわゆる「替え刃モデル」です。しかし、2010年代に入り、エプソンはこの成功モデルを自らの手で破壊し、従来の数倍~10倍印刷できる大容量インクタンクモデルへと舵を切りました。なぜエプソンは戦略を転換したのか。また、成功できた要因とは何か。経緯を振り返り、分析します。
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