
鈴木健一
子ども服などの販売を手掛ける西松屋チェーン。少子化が進む昨今ですが、業績好調で25年2月期(単体)は、売上高は前期比増収、営業利益も増益となりました。売上高はなんと30期連続で過去最高を更新。営業利益率も競合他社を圧倒する高さです。西松屋の高収益の秘密は何か、考えてみましょう。

2024年8月期に最高益を達成した良品計画。シンプルさで多くの人々に愛されるブランド「無印良品」が抱え続ける、隠れた経営課題とは何か? ブランド価値を収益に結びつける戦略に迫ります。

さまざまな企業や商品とコラボすることから“仕事を選ばない”と言われることも多いハローキティ。実は、その裏には緻密な戦略があります。サンリオの成功を支える独自のビジネスモデルと、キャラクター戦略の変遷から、ユニークなサンリオのキャラクタービジネスの本質を探ります。

昨年、非上場化への道を選択した東芝。日本を代表する電機メーカーはなぜ、74年間の上場に幕を下ろす決断に至ったのでしょうか。東芝の「漂流」の歴史をたどりながら、組織変革の観点から、東芝の現在地と今後の行方を探ります。

寒い季節の強い味方として、多くの人に親しまれているユニクロの「ヒートテック」。日本のみならず世界で展開され、2023年には累計販売数が15億枚を突破しました。一見シンプルなこのインナーウエアには、実は「ユニクロ」と「東レ」の共同開発の物語が隠れています。ヒートテックを皮切りに始まった両者のオープンイノベーション。その成功のポイントを、ユニクロのビジネスモデルから読み解きます。

ティファニーと言えば、誰もが知る一流の高級ブランドです。しかし、その豪華なイメージの一方、手が届くリーズナブルな価格でもジュエリーを提供していることをご存知でしたか? ティファニーを通して、通常の商品とは”真逆”なラグジュアリーブランドの価格戦略について探ります。

100円玉一つで日本全国のコンビニなどで気軽に購入でき、アイスクリーム・氷菓市場でトップクラスの人気を誇るガリガリ君。赤城乳業という小さな会社が生んだガリガリ君が、1981年の初登場以来、ロングヒット商品として愛されてきた背景には、巧みなマーケティング戦略があったのです。その秘密を探ってみましょう。

わざと商品を見つけにくくする「圧縮陳列」など、他者にはマネできない“型破りの売り場”で有名なドン・キホーテ。実は、成功の裏には緻密なDX戦略がありました。同社が回避できたDXの「失敗あるある」とは?

今年創業90周年を迎えるデンマークのレゴ社は、いまや世界最大の玩具メーカーに成長しました。実は同社は2000年代初頭には倒産寸前という経営危機を経験しています。なぜ、倒産寸前の瀕死状態から玩具業界のトップ企業までV字回復できたのでしょうか。その秘密を解説します。

6月上旬、イーロン・マスクがテスラ、スペースXのスタッフに送ったとされるメールが話題になりました。多くのテック系企業がリモートとオフィスのハイブリッドな働き方を模索する中で、最低でも週40時間以上オフィスに来ない人には辞めてもらう、すなわち実質的にオフィスでの仕事を義務付けるという刺激的な内容です。イーロン・マスクのメールには、果たして合理性があるのでしょうか。テスラのビジネスの構造をひもときながら、解説します。

2021年以降、非代替性トークン(NFT)が一大ブームとなっています。アートやゲーム、さらには金融などさまざまな分野の企業がNFT事業に参入。22年はさらにこの勢いが加速することが予測されますが、NFTは今後、市民権を得ることができるのでしょうか? NFTが普及の壁を越えるために必要なこととは何か、そしてビジネスパーソンとして今何を理解しておくべきなのかを解説します。
