ブレザーは、どんな服?

ブレザーの代名詞とされる普遍的パーマネントモデル
ナチュラルショルダーと深いアームホールがリラックスした着心地を生むMadison(マディソン)フィットのネイビーブレザー。ブルックス ブラザーズのみならずブレザーの代名詞ともいえる、トラディショナルなボックス型のシングル3ボタン段返りセンターベントモデルだ。伊カノニコのファインサージ生地を使った背抜き仕立てで春から3シーズン着られる。ジャケット7万4520円、シャツ2万520円、パンツ2万8080円、タイ1万2960円〈全てブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718〉

 共に19世紀──シングルブレザーは英国のケンブリッジ大学とオックスフォード大学のレガッタレースでケンブリッジ大の学生が着た燃えるような(Blazer)真紅の上着が、ダブルブレザーは英国海軍軍艦ブレザー号乗務員が着た上着が、それぞれの由来とされている。ブレザーが「制服っぽい」ゆえんだが、古くはアイビーリーガーを気取った1960年代のみゆき族に好まれ、90年前後には「紺ブレ」ブームを巻き起こし、ブレザーは日本に定着した。それ故、端正なデザインと、特にネイビーブレザーのクリーンな趣は奇をてらった印象もなくビジネスシーンに着られるジャケットとして受け入れられるはず。

 ブレザーはテーラードジャケットでありながら、その発祥に由来するスポーティーな雰囲気が持ち味。タイドアップからデニムとの着合わせまで着回しが利く高い汎用性が魅力のジャケットでもある。