Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、DEX(分散型取引所)の一種で、仮想通貨(暗号資産)の永久契約(満期のない先物契約)を取引できる分散型取引プラットフォームである。
※厳密には、永久先物取引プラットフォームは「HyperCore」と呼ばれ、動作するチェーン自体がHyperliquidであるが簡単のため本記事ではHyperliqyid=チェーン及びDEXとさせていただく。
そして、仮想通貨HYPEはHyperliquidの独自トークンである。2024年11月末にエアドロップが実施され話題となった。
この記事では、Hyperliquidの特徴、使い方、将来性、注意点やリスク、HYPEの値動きなどについて詳しく解説する。
- Hyperliquidは、完全にオンチェーンのオープンな金融システム」の実現を目標にしている
- Hyperliquidは、レイヤー1(L1)ブロックチェーン上に構築されている
- Hyperliquidは、永久先物取引を提供している
- 2025年9月現在の仮想通貨HYPEは約47ドルの最高値を更新中
- 仮想通貨(暗号資産)取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
HYPEを入手する際には、コインチェックなどの国内取引所で元手となる通貨を入手する必要がある。
コインチェックはビットコインやイーサリアムなど、35種類の仮想通貨を取り扱っていて、すべての銘柄を500円程度の資金から投資することができる。
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Hyperliquid(ハイパーリキッド)とは?

名称 | Hyperliquid |
開発元 | Hyperliquid Labs |
関連組織 | Hyper Foundation |
ブロックチェーン | Hyperliquid L1 |
取り扱い銘柄数 | 170(2025年9月時点) |
取引の種類 | 永久先物取引(perpetual exchange) 現物取引 |
レバレッジ | 50倍 |
取引手数料 | Maker -0.002%、Taker 0.025% |
独自通貨 | HYPE |
HYPEの価格* | $47.43 |
HYPEの時価総額* | $12,890,116,575 |
HYPEのFDV(完全希薄化後時価総額)* | $47,597,036,801 |
HYPEの時価総額ランキング* | 18位 |
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、DEX(分散型取引所)の一種である。
※厳密には、永久先物取引プラットフォームは「HyperCore」と呼ばれ、動作するチェーン自体がHyperliquidであるが簡単のため本記事ではHyperliqyid=チェーン及びDEXとさせていただく。
Hyperliquidは、レイヤー1(L1)ブロックチェーン上に構築されており、永久先物取引(満期日が設定されていない先物取引)、現物取引を提供している。
永久先物取引では、ビットコインをはじめとするメジャーな仮想通貨だけでなく、幅広い種類の仮想通貨を取引することができ、最大50倍のレバレッジ取引が可能だ。
「完全にオンチェーンのオープンな金融システム」というビジョンのもと、すべての取引や処理がブロックチェーン上で実行され、誰でも自由にアクセスできる。
開発元のHyperliquid Labsは、2022年夏にDeFi分野に進出後、Hyperliquid開発を通じてユーザーの取引の利便性を改善することを目的とした取り組みを行っている。
関連組織のHyper Foundationは、Hyperliquidブロックチェーンとそのエコシステムの開発を支援することを目的としている。

【2025年9月最新】Hyperliquid(ハイパーリキッド)最新情報
2025年9月現在、分散型取引所「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」が、急速に市場で存在感を強めている。
独自の高性能レイヤー1チェーンとオンチェーン・オーダーブック機能により、多くの投資家や企業が関心を寄せている。
ここでは、Hyperliquidの最新動向や注目ポイントを紹介するのでぜひ参考にしてみてほしい。
ハイパーリキッドが独自ステーブルコインの発行を計画
分散型取引所ハイパーリキッド(HYPE)は2025年9月、新ステーブルコイン「USDH」の導入計画を発表。
中央集権型とは異なり、ブロックチェーン上のバリデータ投票によって発行提案が承認される仕組みを採用する。
USDHは現物・デリバティブ市場に加え、さまざまなDeFiプロトコルに統合される見込みで、決済の中核を担う存在となる。
発行時のミント・バーン手数料により循環的な収益モデルも構築予定。
取引手数料の80%削減や、流動性提供者への報酬強化も進められる。
9月16日には、ネイティブ・マーケッツが97%の支持を得てUSDH発行権を獲得。
準備金の二重管理や利息還元型のエコ支援策が選定の決め手となった。今後は段階的な展開とテストを経て本格運用に入る。
米上場ライオン・グループ、SOL・SUIをHYPEに段階的移行へ
ナスダック上場企業のライオン・グループ・ホールディングは、保有するソラナ(SOL)とスイ(SUI)を順次ハイパーリキッド(HYPE)に転換する計画を明らかにした。
背景には、ビットゴーが米国でHYPE対応のカストディサービスを開始したことがある。主なポイントは以下の通り。
- 同社はCFD、TRS、OTC株式オプション、先物などを扱う統合プラットフォームを運営
- 市場のボラティリティを活用した分散購入方式を採用し、平均取得価格の引き下げを狙う
- HYPEの高性能チェーンとオンチェーンオーダーブック機能に注目し、資産戦略の中核に据える方針
CEOのウィルソン・ワン氏も、HYPEを「分散型金融で最も魅力的な機会」と評しており、今後の展開に注目が集まっている。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の特徴
ここからは、Hyperliquidの特徴について詳しく見ていこう。
- 永久先物取引
- 独自のコンセンサスアルゴリズムを採用
- 「HIP-3」で誰でもパーペチュアル市場を構築可能に
- オンチェーンオーダーブック
- マルチシグとセキュリティ強化
- 早期ユーザーに高額エアドロップを実施した
- バイバック戦略による独自トークンの安定化
永久先物取引
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、仮想通貨の永久契約(満期のない先物契約)を取引できる分散型取引プラットフォームである。
永久契約であるため、満期日が存在しない。そのため、ユーザーはポジションを無期限に保有することができる。
これは、従来の先物取引とは異なり、限られた期間内に決済を強制されることがないということだ。
また、このプラットフォームでは、ユーザーは証拠金を利用してレバレッジをかけ、仮想通貨の価格変動から利益を得ることができる。
レバレッジ取引ができるので、少ない資金でより大きな取引することが可能だ。
独自のコンセンサスアルゴリズムを採用
Hyperliquidは、HyperBFTと呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを使用している。
HyperBFTは、高速で安全なコンセンサスアルゴリズムとして知られるHotStuffとその後のアルゴリズムから大きな影響を受けている。
このHyperBFTにより、ブロック生成から承認までの時間(block latency)を1秒未満にすることができる。
これは、他の多くのブロックチェーンと比較して非常に高速であり、Hyperliquidの高い取引処理能力を支えている。
「HIP-3」で誰でもパーペチュアル市場を構築可能に
現在、Hyperliquidでは新提案「HIP-3」の実装期待により注目がさらに増している。
HIP-3
開発者が独自のパーペチュアル市場を自由に立ち上げられる機能。パーペチュアル取引ペアの上場を完全に分散化することを目的とした仕組み。
これまでは、一部の限られたプロジェクトだけが市場を作ることができたが、HIP-3の導入により誰でも自分の市場を展開できるようになる。
質の高い市場運営と利用者の安全を確保するために、市場を立ち上げる開発者には100万HYPEのステークが求められる。
また、市場運営に不正があった場合はステークが削減される仕組みもあり、信頼性確保に配慮している点も特徴だ。
これにより、Hyperliquidはよりオープンで分散型のDEXへと進化していくと期待されている。
HIP-3の主な特徴は以下の通り。
- 市場の立ち上げに特別な許可は不要
- HYPEトークンを100万枚ステークすることで市場開設が可能
- 上場者は取引手数料の最大50%を報酬として受け取れる
- 手数料の率も自分で自由に設定できる
- 株式・債券・コモディティなど多様な資産に対応予定
- ガス代はHYPEで支払われ、31時間ごとのオークション形式
- 不正が発覚した場合は、ステーク分が削減される仕組み(スラッシング)で信頼性を担保
これにより、今まで存在しなかった新たな市場が多数誕生する可能性があり、分散型金融の新しい時代を切り開く動きとして注目されている。
現在はテストネットでの試験運用中だが、本格実装に向けて期待が高まっている。
オンチェーンオーダーブック
Hyperliquidは、すべての取引に関わる処理がオンチェーンでオープンに行われる。
多くの取引所では、オーダーブックはオフチェーンで管理され、取引所が仲介役として機能するのが一般的だ。
しかし、Hyperliquidのオーダーブックはブロックチェーン上に存在し、すべての取引活動がブロックチェーンに記録される。
早期ユーザーに高額エアドロップを実施した
Hyperliquidは2024年11月29日に、独自の暗号資産「HYPE」のエアドロップを行った。
2023年11月からスタートしたポイントプログラムに基づき、早期ユーザーが蓄積したポイントをもとにHYPEが配布された。SNS上では、大量のHYPEを獲得したという投稿が多く見られている。
エアドロップは国内外のユーザーに配布されており、中には8万3,450HYPE(投稿時点のレートで約4,600万円相当)を受け取った例も報告されている。
エアドロップは現在終了しているが、2025年9月現在はすでに暗号資産「HYPE」が上場されている。
バイバック戦略によるHYPEトークンの安定化
Hyperliquidは、得た手数料収益の一部をHYPEトークンの買い戻しに充てている。
「Buy back(バイバック/買い戻し)」と呼ばれるこの戦略は、トークン価格の下支えとなり、急激な値下がりを防ぐ市場構造を形成している可能性がある。
買い戻しされたHYPEトークンはAssistance Fund(アシスタンスファンド)と呼ばれるオンチェーン専用ファンドに蓄積され、オンチェーン上でリアルタイムで誰でもトラッキングすることができる。
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既存の保有者に利益を還元しつつ、新規参入者にとっても安心材料となる戦略と言えるだろう。
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Hyperliquid(ハイパーリキッド)の使い方
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、仮想通貨の永久契約(満期のない先物契約)を取引できる分散型取引プラットフォームである。
Hyperliquidの永久先物取引には、後述するような、さまざまな注意点やリスクがあるため、一般的な国内の仮想通貨取引と同じようなスタンスで取引をするのは適切ではない。
したがって、Hyperliquidの取引を推奨するものではないが、そのサービス内容について解説する目的で、その使い方を紹介しておく。
- ウォレットを接続する
- 証拠金の入金
- 取引する仮想通貨の選択
- 注文確定
ステップ1:ウォレットを接続する

Hyperliquidを使用するには、Hyperliquidの取引画面右上にある「Connect」をクリックしてウォレットを接続する必要がある。
メタマスクなどのお好みのウォレットもしくはeメールで接続することが可能だ。

ステップ2:証拠金の入金

Hyperliquidに接続したら取引を開始できる。取引を開始するには、USDCを証拠金として入金する必要がある。
また、証拠金としてUSDCを準備する以外に、USDCを送金するためのガスとしてETHが必要だ。
取引画面右側にある「Deposit」をクリックすると、送金先のアドレスが記載されたポップアップが表示されるので、送金を完了しよう。
これで取引を始める準備が完了だ。

ステップ3:取引する仮想通貨の選択

取引の準備ができたら、次に取引したい仮想通貨を選択する。
Hyperliquidの永久契約(Perpetual Contracts)では、現物取引のようにトークンそのものを購入するのではなく、証拠金としてUSDCを使用して取引したい仮想通貨を買い(ロング)または売り(ショート)する。
ステップ4:注文確定
ポジションのサイズを入力し、内容を確認したら「Confirm」をクリックして注文を確定する。
以上が、Hyperliquidの基本的な使い方だ。
HYPEトークンの価格動向
ここからはHyper Foundationがネイティブトークンとして発行したHYPEトークンの価格動向を見ていこう。
以下は、2024年11月に上場してから2025年9月現在までのHYPE/USDC価格動向だ。

HYPEトークンは、2024年11月29日に上場した。
チャートを見ても分かるように、上場から間もなく順調に上昇トレンドが形成されていることが分かる。
上場直後は1.8ドルほどでスタートしたが、2025年9月現在は約47ドルと高値を更新中だ。
Hyperliquidでは、まずHyperEVMのメインネット立ち上げが期待されていたが、先にHYPEトークンのローンチが行われたことが大きな話題になっていた。
なお、2025年9月現在は、すでにHyperEVMのメインネット立ち上げが実施されている。
上場し1か月ほど経過した2024年12月22日〜23日にかけては、HYPEがハッカーの標的になっているとの憶測が広まり一時25%安となった。
その後、2025年2月以降は市場全体の下落に連動してHYPEも下落していたが、4月から再度上昇傾向にあり、現在は最高値を更新している。
今後のHYPEトークンの価格は、「プロジェクトの進捗状況」や「仮想通貨市場全体の動向」により、大きな影響を受ける可能性がある。
HYPEの投資にあたっては、十分な情報収集を行い、慎重な判断をすることが重要だ。
直近の価格動向
次に、直近の細かい価格動向に絞って見ていこう。以下は、2025年4月1日~2025年9月23日までの直近価格動向だ。

2025年9月現在のHYPEは上昇トレンドの過程にあることが分かる。
4月9日時点では約10ドルまで下落していたが、2025年9月23日現在は約4倍の47ドルまで大きく上昇した。
上場直後に付けた高値を更新しており、最高値を更新しながら推移している相場だ。
特に直近での上昇幅は大きく、時価総額ランキングも18位台まで上昇した。
現在は、懸念されていた米中貿易摩擦懸念の緩和や、一部米州での仮想通貨準備金が設立されたポジティブニュースが影響し、HYPE含む市場全体が上昇傾向にある。
なお、仮想通貨市場は2025年4月まで大きな下落が見られたが、HYPEは他のアルトコイン相場と比較すると、極端な下落を見せたわけではない。
この背景には、前述したバイバック戦略が大きく影響してると考えられる。
Hyperliquidで得た手数料収益の一部でHYPEの買戻しを行う戦略が、価格を下支えしているのではないかと言えるだろう。
上昇局面はもちろん、下落局面でも底堅い動きを見せており、今後の成長も期待される通貨だ。
以下は、2025年9月16日~9月23日現在までの1時間足に絞ったチャートである。

2025年9月19日には、一時的に58ドルまで上昇したがすぐに反発していた。
2025年9月23日現在には47ドル台まで下落しているが、このように直近では変動が激しくなっている点に注意したい。
HYPEは国内取引所では扱っていないが、取引する際にはコインチェックなどの国内取引所で元手通貨を準備する必要がある。
コインチェックは、35種類もの通貨を少額の500円程度から入手可能だ。
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HYPEのテクニカル分析①短期的な予想・見通し
ここからは、より深くHYPEの将来予想や見通しについて、テクニカル分析を用いて解説していきたい。「短期的にはHYPEはどのように推移するの?」と疑問をお持ちの方はぜひとも参考にしてほしいと思う。
1~3ヶ月ほどのスパンの分析を展開していく。テクニカル分析はあくまでも、分析手法の一つであり、その予想は決して絶対ではないということを念頭においてほしい。
HYPEの現状
現状のHYPE相場の全体像を把握するために、HYPEの価格推移をHYPE/USDチャートで確認していこう。
次のチャートは、2024年12月4日から2025年9月3日までの日足の値動きを示したものだ。

2025年9月3日現在、HYPEの価格は日足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成しており、価格は44.43ドル付近で推移している。
相場の詳細を見ると、2025年1月から2月にかけてレンジ相場を形成した後、下降トレンドにトレンド転換し、4月7日には一時9.323ドル付近(赤枠)まで下落する局面が見られた。
その後は上昇反発から高安値を切り上げたことにより上昇トレンドへ転換し、7月14日に一時49.835ドル(緑枠)を付けている。
7月14日以降、上昇の勢いに陰りが見えはじめ、現在は調整相場へ移行している。
今後の展開については、このトレンドがどこまで続くかがポイントとなる。
今後の価格動向
現状の相場状況を踏まえた上で、今後1ヶ月程度の短期的なHYPEの価格について見ていく。
次のチャートは、2024年12月4日から2025年9月3日までの日足の値動きを示したものだ。

HYPEの価格は日足レベルの時間軸において、上昇トレンドを形成している。
先月8月の記事で、「現状の価格帯(水平線赤)で安値を切り上げ、46.101ドル(水平線緑)を上抜くことができればレンジ相場が終了し、上値を追う展開となる可能性が高まる」、「その場合、50ドル付近から60ドル付近が直近の上値メド」との見解を示した。
その後の結果は、「安値を切り上げ、46.101ドルを上抜き、一時51.091ドルまで上昇」している。
今後の展開については、このトレンドがどこまで続くかがポイントとなるが、現状、7月14日に付けた高値の起点となる安値(赤枠)を下抜けており、下降波が確認できる。
また、その後安値の切り上げ、高値の更新が確認できるが、ローソク足の実体レベルで明確にブレイクしていないことから、上値を試す動きは見られるが本格的な上昇が確定したとは言えない状況である。
このような状況の中で、直近高値51.091ドルを明確に上抜けることができるかに注目だ。その場合、55ドル付近から65ドル付近が直近の上値メドとなる。
一方で、40.401ドルを下抜けた場合、レンジ相場へ移行する。その場合、35ドル付近から30ドル付近が直近の下値メドとなる。
今後はこれらの点に注目しつつ価格推移をチェックしたい。
HYPEのテクニカル分析②長期的な予想・見通し
次に、HYPEの長期的な見通しをテクニカル分析で解説していく。
長期的なHYPE相場を把握するために、HYPEの価格推移をHYPE/USDチャートで確認していこう。
次のチャートは、2024年12月2日から2025年9月5日までの週足の値動きを示したものだ。

2025年9月5日現在、HYPEの価格は週足レベルの時間軸においてレンジ相場を形成しており、価格は45.57ドル付近で推移している。
相場の詳細を見ると、2024年12月に高値35,176ドル(緑枠)を付けて以降、上昇の勢いが弱まり、2025年3月にかけて下落傾向を強めていた。
4月に入ると大陽線が出現(赤枠)したことで相場の流れが変わり、一気に上値を追う展開となっている。その後は7月まで順調に高値を追う展開となるが、50ドル付近で上値が重くなり、現在はレンジ気味に推移している。
そのため、短期的には買いと売りの攻防が続いており、方向感が出にくい状況が続いていることが確認できる。
今後は、このレンジ相場がどのように展開するかがポイントとなる。
今後の価格動向
現状の相場状況を踏まえた上で、今後3ヶ月から半年程度の長期的なHYPEの価格について見ていく。
次のチャートは、2024年12月2日から2025年9月5日までの週足の値動きを示したものだ。

HYPEの価格は週足レベルの時間軸において、レンジ相場を形成している。
今後の展開については、このレンジ相場がどのように展開するかがポイントとなるが、直近の値動きを見ると7月から現在まで35ドルから50ドルの範囲内(赤枠)で価格が推移していることが確認できる。
そのため、当面この範囲内で価格が動く可能性が高い。今後もし、この価格帯を上方へ明確にブレイクれば、新たな上昇基調の形成が期待され、下方へブレイクすれば下落基調への転換シナリオが想定される。
上昇する場合、60ドル付近から長期的には80ドル付近まで上昇できる相場環境になっている。
一方で、35.548ドルを週足実体で明確に下抜けた場合、下落基調へ転換する可能性が高まる。その場合、30ドル付近から20ドル付近が直近の下値メドとなる。
今後はこれらの点に注目しつつ価格推移をチェックしたい。
仮想通貨取引におすすめの取引所
Hyperliquidを通じて、仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。
そこで以下では、仮想通貨取引におすすめな国内取引所を2社紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 35種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、DOGE、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC、 PEPE、MASK、MANA、GRT |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス Coincheck ステーキング |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして35種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2024年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
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bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 43種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む43銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
仮想通貨HYPEの買い方
仮想通貨HYPEは、現時点で国内取引所では扱っていない。
しかし、現在高騰中のHYPEを入手しておきたいという方も多いだろう。
そこで以下では、仮想通貨HYPEの入手方法について、国内取引所のCoincheckを例に紹介していく。
国内仮想通貨取引所の口座を用意する
まずはコインチェックの公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。

コインチェックの口座開設手順は以下の3ステップで、すべての手続きがオンライン上で完結する。
また、本人確認を「スマホでスピード本人確認」で行った場合は、最短1時間で取引を始めることができる。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力
- 本人確認
なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、コインチェックの利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。

購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にHYPEを購入するための資金を入金しよう。
コインチェックの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む「銀行振込」・「コンビニ入金」と、「クイック入金」の3種類がある。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
元手となるビットコインもしくは、イーサリアムを購入する
コインチェックへ資金の入金ができたら、送金用通貨を購入しよう。HYPEはHyperliquid(ハイパーリキッド)で入手可能だが、HyperliquidにはUSDCを証拠金にするのが一般的だ。
コインチェックを含む国内取引所ではUSDCを扱っていないので、ここではメジャー通貨のビットコインやイーサリアムを入手しておくと良いだろう。
元手通貨をUSDCに交換する
コインチェックで元手の通貨が用意できたら、USDCへ交換をする必要がある。
USDCは、海外取引所への送金後に現物取引で交換可能だ。また、MetaMaskなどのウォレットを使って交換もできる。
MetaMaskをUSDCに交換する方法
MetaMaskに元手通貨を送金後、「スワップ」をタップする
→スワップ元の通貨でBTCやETHを選び、スワップ先の通貨としてUSDCを選択後にスワップボタンをタップする。
USDCを入金しHYPEを入手する
USDCが入手できたら、先述した「Hyperliquid(ハイパーリキッド)の使い方」の手順でUSDCをHyperliquidへ送金できる。
送金が完了したら、HYPEを選択して買い(ロング)を選択することで入手可能だ。
※海外取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため取引にはリスクを伴います。取引する際は自己責任で行うようにしましょう。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の将来性
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、独自のコンセンサスアルゴリズムを使用している。
ここからは、そんなHyperliquidの将来性を考察してみよう。
- マルチシグ機能によるセキュリティ強化
- 「Hyperliquid Strategies」始動
- ステーキングサービスの開始
- HyperEVMのメインネット立ち上げ
- Hyperliquid上のミームコインの盛り上がり
- 成長を続けるエコシステム
- 活発なコミュニティ
マルチシグ機能によるセキュリティ強化
Hyperliquidは、2025年2月にマルチシグ機能のサポートを発表した。
スマートコントラクトの脆弱性に依存せず、より高いセキュリティが確保される見込みだ。
マルチシグ
1 つのアカウントを複数の秘密鍵で管理する仕組み、不正アクセスの防止や管理の分散化に役立つ技術
これにより、すべてのアクションが複数の署名者による承認を必要とし、システム障害のリスクを軽減できる。
さらに、マルチシグの承認ユーザーは最大10人まで設定可能。1 人のユーザーが複数のマルチシグの承認者になることもできる。
また、API ウォレットを活用したトランザクション管理も可能であり、セキュリティを強化しつつ利便性も向上させる仕組みも提供される見通しだ。
セキュリティ強化に向けた本方針は、Hyperliquidのさらなる活性化が期待できるだろう。
「Hyperliquid Strategies」始動
米ナスダックに上場しているバイオテクノロジー企業のSonnet BioTherapeuticsは7月14日、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)を活用した新たな財務戦略を展開する目的で、Rorschach I LLCとの合併に踏み切ることを明らかにした。
SonnetはRorschach I LLCとの合併により、約1,260万HYPEと5億ドル超の資金を保有し、企業価値は13億円規模に達する見込みだ。
ParadigmやPantera Capitalといった著名投資家も参画しており、HYPEへの信頼と成長性がうかがえる。
新会社はナスダックに引き続き上場し、正式に暗号資産を活用した財務戦略企業として活動を開始する予定だ。
デジタル資産の需要が高まる中、Hyperliquid Strategiesは、これまで米国内でアクセスの限られていたHYPEへの投資機会を広げる役割も担う。
こうした動きは、HYPEが単なる仮想通貨ではなく、機関投資家の関心を集める金融インフラとして位置づけられつつあることを示している。
ステーキングサービスの開始
ハイパーリキッドでは、2024年12月よりHYPEトークン保有者向けにネイティブステーキングを導入している。
トークン保有者は、ステーキングを通じてバリデーターを選び、ネットワークの安全性を支えることで報酬を得る仕組みだ。
初期段階では3億HYPE(約84億ドル)がステーキングされ、ローンチ後1時間でさらに700万HYPEが追加。トークンは16のバリデーターに分散されている。
ロックされたトークンもベスティングスケジュールに基づきステーキング可能だが、得られる報酬はロック解除まで利用不可となっている。
このステーキング機能はHYPEトークンの発行からわずか1カ月後に実装された。
このステーキングの導入は、HYPEトークンのエコシステムを強化し、ハイパーリキッドの競争力と成長を後押しする一歩といえる。
HyperEVMのメインネット立ち上げ
Hyperliquidでは、2025年2月にHyperEVMのメインネットが立ち上がっており話題になっている。
HyperEVMは、ブロックチェーンの一部として汎用EVMを統合しており、特に重要なのは別のチェーンに依存せず、L1の他の機能と同じHyperBFTコンセンサスによって保護されている点だ。
これにより、EVMはL1上のネイティブ機能(スポット注文帳やパーペチュアル注文帳など)と直接連携することができるようになる。
その結果、ユーザーはネイティブスポット注文帳を利用して、手数料を最小限に抑えつつ、高い流動性のもとでトークンを取引可能だ。
さらに、同じ資産をEVM上のアプリケーションでもシームレスに活用できるのが特徴だ。
また、Hyperliquidの独自トークンHYPEは、HyperEVMのガストークンとしての機能も予定されている。

Hyperliquid上のミームコインの盛り上がり
Hyperliquidにおけるミームコインの活発な動きが、プラットフォームの独自トークンHYPEの価格に影響を及ぼす可能性が注目されている。
このプラットフォームは、独自のL1アプリチェーンとして機能し、分散型環境でレバレッジを活用したパーペチュアル取引を可能にしているだけでなく、PurrやPointsなどのミームトークンを取り入れたエコシステムを構築している。
特に注目されるのは、猫をテーマにしたPURRや大本鐘をモチーフにしたBIGBENで、それぞれが短期間で大幅な価格上昇を達成している。
これらのミームコインの成功により、Hyperliquidが新しい「MEMEブルーオーシャン市場」の拠点として位置づけられる可能性が高まりつつある。その結果、独自トークンHYPEにも大きな波及効果が期待されている。
HYPEは、エコシステム全体の成長に伴って価値を高める仕組みとなっており、ミームコインの価格上昇が取引量やユーザーの増加を促すことで、さらなる需要が生まれると考えられる。
ミームコインの市場動向とHYPEの成長は、Hyperliquidがこの分野でどれだけ競争力を維持できるかを見極める上で重要な指標となるだろう。
成長を続けるエコシステム
Hyperliquidは、独自のレイヤー1ブロックチェーン上に構築されており、ネイティブトークン(HYPE)の導入、スポット取引の拡充など、今後もさまざまな開発が予定されている。
これらの開発が成功すれば、Hyperliquidのエコシステムはさらに拡大し、プラットフォームの魅力が高まる可能性がある。
例えば、Hyperliquidエコシステム内で使用できるネイティブトークンが発行され、プラットフォームのガバナンスや取引手数料の支払いなどに利用されるといったことが考えられる。
またスポット取引拡充は、より多くのユーザーや取引量をHyperliquidに呼び込む可能性がある。
活発なコミュニティ
Hyperliquidは、X(66.8Kフォロワー) やDiscordで活発なコミュニティを構築している。
活動的なコミュニティは、プラットフォームの成長を促進する上で重要な要素となる。
また、SNS以外にも定期的にブログを更新するなど、プロジェクトの最新情報を発信している。
これらの取り組みから、コミュニティ主導のアプローチでプロジェクトの目的を実現しようとしていることが伺える。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の注意点/リスク
Hyperliquid(ハイパーリキッド)のエコシステムには、以下に解説するように、多くの注意点、リスクが存在する。
中央集権的な介入の可能性
2025年3月、DeFi取引プラットフォーム「Hyperliquid」において、特定のトレーダーが市場の仕組みを巧みに利用し、大規模な価格操作を行った事件が発生した。
あるトレーダーが時価総額の小さいトークン「JELLY」を利用し、巧妙な取引戦略を展開したというものだ。
現物の買いとショートポジションを同時に構築し、意図的に価格を吊り上げることで、決済を誘発し市場を混乱させた。
結果、Hyperliquidは大量の損失リスクが高いポジションを抱え込み、流動性提供者に損失リスクが押し付けられる形となった。
対応策として、プロトコル側は約3.92億JELLY(約372万ドル相当)を一括清算し、価格の急騰を抑える措置を実施している。
結果的に約70万ドルの利益を確保したが、本来は分散型金融(DeFi)として運営されるDEXであるにもかかわらず、運営側が市場に介入した点が注目されている。
今回のケースは、DEXであっても市場の安定性を保つために運営側が強制的な措置を講じる可能性があることを示唆している。また、トークン「JELLY」はすでに上場廃止の措置が取られた。
DeFi市場の理念である「分散性」と、実際に求められる「安定性」のバランスについて、今後さらなる議論が必要になるだろう。
海外プロジェクトである
Hyperliquidは海外発のプロジェクトであり、日本の法規制が直接及ばない。特に、消費者保護の観点から利用者にとってリスクとなる。
もし、Hyperliquidを利用する上でトラブルが発生した場合、日本の法律に基づいた保護を受けることは困難であるため、リスクを十分認識する必要がある。
このことは、詐欺やハッキング、プラットフォームの突然の閉鎖などのリスクに対して、ユーザーが無防備な状態に置かれる可能性があることを意味する。
また、2025年2月現在、Hyperliquidのネイティブトークン「HYPE」はローンチされているものの、まだ上場して間もないため変動が激しい状況だ。
さらに、世界的に仮想通貨に関する規制が進む中、Hyperliquidも将来的に何らかの規制対象となる可能性があることにも注意が必要だ。

DEXとしてのリスク
先述の通り、HyperliquidはDEXであるため、DEX特有のリスクも内在している。代表的なリスクとして挙げられるのは、管理主体が不在であるという点や、上場審査が存在せず誰でもトークンを上場させることができる点だろう。
Hyperliquidはブロックチェーン上に構築され、スマートコントラクトを用いて制御されており、中央集権的な管理主体が存在しない。そのため、思わぬトラブル等に見舞われても補填等を受けられる可能性が低いというリスクを抱えているとも言える。
また、Hyperliquidはパーミッションレスな上場プロセスを目指しており、詐欺(スキャム)トークンなどであっても上場する可能性があるといえるだろう。
プラットフォームとして歴史の浅さ
Hyperliquidは2022年より運営が開始されたDEXであり、プラットフォームとしての歴史は比較的浅い。まだ古くより稼働しているその他のDEXと比べて新しいと言えるだろう。
そのため、予期せぬトラブルが発生した際の対応力や、プラットフォームの成長可能性などが未知数である点も注意が必要だ。
永久先物取引であることのリスク
Hyperliquidには、永久先物取引であるが故のリスクも存在している。永久先物取引とは期限がない先物取引のことであり、レバレッジを利用することが一般的だ。
しかし、ボラティリティが通常でも比較的高い仮想通貨にレバレッジをかけることは、さらなるボラティリティの高まりにつながり、リスクが通常の先物取引と比べても非常に大きくなる点に注意が必要である。
加えて、永久先物取引では価格操作のリスクについても留意が必要だろう。
特に、流動性が低い銘柄においては、大口の注文を行うことで比較的容易に価格を変動させることが可能だ。これにより、価格が急上昇/急降下し反対のポジションを持っていた場合、強制精算(ロスカット)され投資した資金を全て失ってしまうという結果に終わる可能性も十分にある。
また、永久先物取引に関しては、日本の規制が及ばないだけでなく、現地国の規制も十分になされていない場合が多い。
そのため、取引の破綻やセキュリティ上の問題等が生じた場合に、法的な補償は期待できないだけでなく、取引が透明性に欠け、適法な経済取引ではないとみなされれば、取引すること自体について違法性が問われる可能性も完全には否定できない。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)に関するよくある質問
- HyperCoreとHyperEVMの違いは?
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HyperCoreはHyperliquidの取引基盤を支えるコアネットワークであり、オーダーブック型の取引機能に特化している。
一方、HyperEVMはEVM互換の開発環境を提供し、開発者がDeFiアプリを構築・展開するためのプラットフォームだ。
- 仮想通貨HYPEが上昇している要因は?
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HYPEの価格上昇は、Hyperliquidの買戻し戦略や取引量の大幅増加に支えられた安定的な成長と、米中貿易摩擦の緩和などの市場全体の好材料が重なった結果と考えられる。
特に2025年5月までは1か月で約100%の急騰を見せるなど、強い上昇トレンドが続いている。
- HYPEはどこで取引できますか?
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仮想通貨HYPEは、現在国内取引所で扱っていない。
そのため、Hyperliquidや一部海外取引所から入手する必要がある。
なお、海外取引所やDEXは日本の金融庁の管轄外であるため、取引時にトラブルが発生しても自己責任となる点に注意してほしい。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)のまとめ
Hyperliquidは、レイヤー1(L1)ブロックチェーン上に構築されており、永久先物取引(満期日が設定されていない先物取引)、現物取引を提供している。
「完全にオンチェーンのオープンな金融システム」というビジョンのもと、すべての取引や処理がブロックチェーン上で実行され、誰でも自由にアクセスできる。
永久契約は、ポジションを無期限に保有することができる。これは従来の先物取引とは異なり、限られた期間内に決済を強制されることがない。
多くの取引所では、オーダーブックはオフチェーンで管理され、取引所が仲介役として機能するのが一般的だが、Hyperliquidのオーダーブックはブロックチェーン上に存在し、すべての取引活動がブロックチェーンに記録される。
- Hyper Foundationは、Hyperliquidブロックチェーンとそのエコシステムの開発を支援する組織である
- Hyperliquidは、仮想通貨の永久契約を取引できる分散型取引プラットフォームである
- Hyperliquidは、HyperBFTと呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを使用している
- Hyperliquidの仮想通貨永久先物取引は、現状では流動性が低い可能性がある。価格変動が大きく、規制が緩い点において、非常にリスクが大きい取引である
- 2025年9月現在の仮想通貨HYPEは51ドルの最高値を更新中
- 仮想通貨を購入するならコインチェックを利用できる
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