仮想通貨(暗号資産)取引は、通常の仮想通貨取引所だけでなく、ブロックチェーン上に作られたDEX(分散型取引所)でもおこなうことができる。
DEXでは、第三者を介さずにユーザー同士で直接取引できるため、取引コストを安く抑えられるといった特徴がある。
DEXはブロックチェーンごとにさまざまなものが存在しており、その中の1つにBNBチェーン(仮想通貨取引所のバイナンスが提供する独自のブロックチェーン)を基盤にした「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」がある。
今回は、そのPancakeSwapについて、特徴や使用方法などを解説していく。
- PancakeSwapは、どのような特徴を持ったDEXなのか
- 利用するには何が必要で、どのような手順を踏まなければならないのか
- PancakeSwapを使って稼ぐ方法
- PancakeSwapを利用する際の注意点と、利用によって生じるリスク
- PancakeSwapの現状と将来性
PancakeSwapはBNBチェーンを基盤にしており、利用するには同ブロックチェーンの基軸通貨であるBNBが必要になる。
ただし、BNBは一部国内取引所でしか扱っていないため、いったん国内の仮想通貨取引所でビットコインなどを購入して、それを海外の仮想通貨取引所でBNBに交換することが一般的だ。
さまざまな魅力があるPancakeSwapだが、利用するには、日本国内で承認されていない海外の仮想通貨サービスを経由しなければならないといった点には注意が必要だ。詳しくは後述するが、PancakeSwapに興味を持ったのならメリットや魅力だけでなく、注意点やリスクも必ず確認するようにしよう。
ちなみに、ビットコインなど元手となる仮想通貨を購入するなら、セキュリティ性能が高く、サポートも充実しているコインチェックがおすすめだ。
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PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?
名称 | PancakeSwap(パンケーキスワップ) |
基盤のブロックチェーン | BNBチェーン |
基軸通貨(ティッカーシンボル) | CAKEトークン(CAKE) |
CAKEの価格* | ¥433.38 |
時価総額* | ¥125,586,975,382.69 |
時価総額ランキング* | 119位 |
対応しているウォレット | MetaMask Coinbase Wallet Trust Wallet 他 |
PancakeSwap(パンケーキスワップ)は、BNBチェーンを基盤にしたDEX(分散型取引所)の1つである。
DEX(Decentralized Exchanges、分散型取引所)とは、ブロックチェーン技術の1つであるスマートコントラクトを用いて、サービスの仲介者・管理者を挟むことなくトークンをスワップ(交換)できる場のことだ。
スワップに必要なトークンはユーザー同士で用意するため、自身がトークンを預け入れてスワップのための流動性を提供する側に回れば、その見返りとして支払われる利息などで稼ぐこともできる。
ちなみに、PancakeSwapでは基軸通貨のCAKE(ケーキ)トークンが発行されている。
CAKEトークンは、流動性を提供したユーザーへの報酬になっていたり、PancakeSwapの運営に関する意思決定に用いられたりと、PancakeSwapのエコシステム内で複数の用途を与えられている。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の特徴
DEXの1つであるPancakeSwapは、次のような特徴を有している。
- ウォレットをつなぐだけで利用できる
- ガス代(ネットワーク手数料)が安い
- NFTマーケットプレイスも備わっている
ウォレットをつなぐだけで利用できる
通常、中央集権的な仮想通貨取引所を利用するためには口座開設が必要で、口座開設するには個人情報やマイナンバー情報を仮想通貨取引所側に提示しなければならない。
これに対して、サービスの仲介者・管理者が不在のPancakeSwapなどのDEXは、一般的に口座開設などは不要だ。別途、用意する仮想通貨のウォレットをつなぐだけで利用できる。
ウォレットとは仮想通貨を保管できるツールのことで、中でも「オンラインウォレット」には、仮想通貨を保管できるだけでなく、DEXなどのブロックチェーン上のサービスに接続して、そのサービス内での決済に使えるものもある。
また、オンラインウォレットは、個人情報を必要とせず、メールアドレス・ID・パスワードなどを設定するだけで利用できるものが多い。
比較的、手軽に作成することができ、高い利便性を誇るオンラインウォレットだが、その反面、ハッキングリスクも付きまとう。ウォレットを選ぶ際は手軽さや利便性だけでなく、セキュリティ対策などもチェックすることをおすすめする。
ガス代(ネットワーク手数料)が安い
DEXなどのブロックチェーン上のサービスで取引をおこなう際、ユーザーはその取引の内容をブロックチェーンに記録するために、ガス代(ネットワーク手数料)を支払わなければならない。
必要なガス代は、サービスの基盤となっているブロックチェーンの種類や、取引の混雑具合などで変わるが、PancakeSwapのベースであるBNBチェーンは、基本的に他の類似サービスと比べても割安な手数料で利用できるようになっていると考えて良いだろう。取引コストが安いのはうれしいポイントだ。
ちなみに、BNBチェーンのガス代の支払いは、同ブロックチェーンの基軸通貨であるBNBでおこなわれる。
NFTマーケットプレイスも備わっている
PancakeSwapでは、2021年9月にNFTマーケットプレイスのサービスが追加された。
取り扱っているのは、コレクション性のあるデジタルアートのNFTだ。PancakeSwapが認めたアーティストのみが出品できるようになっているため、クオリティの高いアイテムが数多く揃っている。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方
続いて、PancakeSwapを始めるまでの手順を確認しておこう。
- 国内の仮想通貨取引所で口座を開設する
- 国内取引所で軍資金となる仮想通貨を購入する
- 海外取引所でBNBを購入する
- ウォレットを作成する
- ウォレットとPancakeSwapを接続する
国内の仮想通貨取引所で口座を開設する
先ほど述べたように、BNBチェーンを基盤にしているPancakeSwapでは、ガス代を支払う際にBNBが必要になるのだが、現在、国内の仮想通貨取引所でBNBを取り扱っているところは少ない。
そのため、BNBを入手するには、国内の仮想通貨取引所でいったん別の仮想通貨を購入して、それを元手に海外の仮想通貨取引所でBNBに交換するの一般的だ。
繰り返しになるが、PancakeSwapを利用するには、日本国内で承認されていない海外の仮想通貨サービスを経由しなければならないといった点には注意が必要だ。注意点やリスクを顧みない安易な利用はトラブルの元となる可能性もあるので、避けたほうが良いだろう。
ちなみに、元手となる仮想通貨を用意する際は、高いセキュリティ機能を持つコインチェックの利用がおすすめだ。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会にコインチェックの公式サイトもチェックしておこう。
サービスや特徴については、次の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてもらいたい。
国内取引所で軍資金となる仮想通貨を購入する
国内の仮想通貨取引所で口座開設したら、元手となるビットコインなどの仮想通貨を購入しよう。
PancakeSwapを利用する場合、購入後は、海外の仮想通貨取引所の口座に送金することになる。
送金の際は、お送り先のアドレスを間違えないように気をつけよう。
間違ったアドレスに送付してしまうと、送った仮想通貨が取り出せなくなってしまう(GOXしてしまう)可能性もあるので、注意したい。
海外取引所でBNBを購入する
国内取引所でビットコインなどを用意したら、それを使って海外の仮想通貨取引所でBNBを購入する。
BNBを取り扱っている主な海外取引所は、以下のとおりだ。
- Binance
- Gato.io
- KuCoin
なお、海外取引所は、いずれも日本の法律の管轄外で、サービスが日本語に対応しているところも少ない。金融庁の登録を受け、日本の法令に基づいたサービスが提供されている国内の取引所と比べるとサポートなどが十分でないこともあるので、特に、海外取引所への理解が浅い初心者などが安易に利用することは、おすすめできない。
利用を検討する場合は、そうした海外取引所特有のリスクやデメリットがあることも、よく理解しておこう。
ウォレットを作成する
前述のとおり、PancakeSwapを利用するには仮想通貨のウォレットが必要だ。
BNBチェーンのサービスに対応したウォレットはいくつかあるが、その中でも人気が高いのは、イーサリアムチェーンなどの他のブロックチェーンにも対応しているMetaMask(メタマスク)だ。
MetaMaskはWebブラウザの拡張機能の1つになっていて、例えばGoogle Chromeを使っているなら、Chromeウェブストアから無料でダウンロードできる。
ウォレットを用意できたら、そのウォレットのアドレス宛てに、海外取引所の口座からBNBを送金しておこう。
ウォレットとPancakeSwapを接続する
最後に、PancakeSwapにアクセスしてウォレットを接続すれば、利用可能な状態になる。
トップ画面の「ウォレットを接続」をクリックして、自身が持っているウォレット(例ではMetaMask)を選択すれば、簡単に接続することが可能だ。
以上がPancakeSwapを使用できる状態にするための、大まかな手順だ。
流れやリスクを十分に理解し、そのうえで利用してみようと考えるなら、コインチェックなどの仮想通貨取引所で、元手となる仮想通貨を用意するところから始めてみよう。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)での稼ぎ方
最初に述べたとおり、PancakeSwapのようなDEXでは中央集権的な管理者が存在せず、スワップ(交換)に必要なトークンはユーザー同士で用意するしくみになっている。
そのため、ただトークンのスワップ(交換)ができるだけでなく、自分がスワップ用のトークンを提供する(流動性を提供する)側になって報酬を得ることも可能だ。
具体的には、PancakeSwapでは以下のような様々な方法をで稼ぐことができる。
- 「ファーミング」で流動性を提供する
- 「シロッププール」でCAKEトークンをステーキングする
- パーペチュアル取引で稼ぐ
- プレディクションでBNBかCAKEの価格を予想する
- 宝くじを購入する
- NFTの売買
「ファーミング」で流動性を提供する
ファーミングとは、DEXに等価値となる2種類のトークンを預け入れ(流動性を供給して)、報酬として利息を得られるしくみのことだ。
PancakeSwapでは、2種類のトークンを等価値となるように預け入れると、その証明として「LPトークン」が発行される。
そのLPトークンをステーキングすると、利息としてCAKEトークンを受け取ることができる。
ファーミングの利回りは、預け入れる仮想通貨のペアごとで異なっており、保有者が少ないマイナーな通貨の方が、利回りは高い傾向がある。
とはいえ、メジャーな通貨ペアのファーミングであっても、国内銀行の預金金利などと比べれば破格の利回りだ。
「シロッププール」でCAKEトークンをステーキングする
PancakeSwapでは、ファーミングで手に入れたCAKEトークンをステーキングして、稼ぐこともできる。
なお、このサービスはPancakeSwapで「Syrup Pools(シロッププール)」と呼ばれている。
シロッププールには大きく分けて、CAKEトークンを預け入れてBNBチェーンを基盤にした他のトークンを獲得できるものと、CAKEトークンを預け入れて、同じくCAKEトークンを得られる「Stake CAKE」の2種類がある。
さらにStake CAKEには、いつでも引き出せるフレキシブルステーキングと、一定期間は引き出せなくなるロックステーキングがあり、後者の方が利回りは高い。
パーペチュアル取引で稼ぐ
PancakeSwapでは、期限のない先物取引であるパーペチュアル取引でも稼ぐことができる。
PancakeSwapのパーペチュアル取引画面から取引したい銘柄を選択し、買い(ロング)売り(ショート)のいずれかを選択することで取引可能。通常の先物取引と違って、無期限でポジションを保有し続けることができる。
PancakeSwap上に預けている手持ち資産を担保にして、最大150倍のレバレッジをかけた取引ができるため、リスクは大きいが見込める利益も大きい。
プレディクションで銘柄の価格を予想する
プレディクションとは日本語で予想という意味であり、PancakeSwapではCAKE・BNBいずれかの価格予想をする稼ぎ方だ。選んだ通貨がスタート時の価格から上がるか下がるかを予想するシンプルな仕組みとなっている。
予想する際にベッド額を入力するが、予想が外れると別途した金額は消滅してしまう。その代わり、予想が当たれば他のユーザーがベットした賞金プールから払い戻しを受け取ることができる。
払い戻しの倍率は参加したユーザーの予想数に応じて変化するルールだ。
宝くじを購入する
PancakeSwap内で購入できる宝くじに当選することで稼ぐこともできる。
宝くじは、1枚あたり約5ドルで購入可能。通常の宝くじのように6桁の数字が記載されており、当選番号との一致数が多いほど、当選した場合に受け取れる金額も多くなる。
なお、当選金額についてはバラバラで、宝くじを購入するユーザーや購入総額によって当選金額が決定する。
NFTの売買
現在、PancakeSwapではBNB基盤のNFTマーケットプレイスも展開されている。NFTは購入するだけでなく、二次流通として自由に売ることも可能だ。
事前に値上がりしそうなNFTを入手しておき、人気が高まったタイミングで転売することで、差額を利益として上げることができる。
実際に購入する際は手数料も発生するため、購入費+手数料以上の金額で売ることが条件だ。
CAKE(ケーキ)の価格動向/推移
ここで、PancakeSwapの基軸通貨であるCAKEトークンの価格動向を確認しておこう。
次のチャートは、CAKEトークンがローンチされた2020年9月から、記事更新時点(2024年12月19日時点)までの、CAKE/USDチャートだ。
CAKEトークンの価格は、2021年1月から4月にかけて大きく高騰したものの、5月には一転して急落した。
同年7月から8月にかけては、少し復調の兆しを見せたものの、以降は年を跨いで2024年現在まで、下落基調が続いている。
この下落基調は、2022年のウクライナ情勢悪化やインフレを抑えるための各国の金融引き締め政策などによって、仮想通貨市場全体が低迷したこととも無関係ではないだろう。
2021年と比べると現在のCAKEトークンは大幅に価格が下がっているため、今の内にファーミングでCAKEトークンを獲得すれば、将来、再び値上がりしたときに大きな利益を望めるのではないかと、考える方もいるだろう。
確かにその可能性はあるが、一方で、今後の仮想通貨市場の動向次第では、低迷した状態が長く続くことや、さらに値下がりしてしまうことも十分に考えられる。
そのため、現状をチャンスと見て、これからPancakeSwapでファーミングにチャレンジしたり、CAKEトークンに投資したりするとしても、闇雲に大きな資金を投入するのはおすすめできない。
直近の価格動向
続いて、直近2023年10月からの直近価格動向を見ていこう。
長期チャートで見ると下降トレンドの過程にあると感じられたが、直近で見ると高騰していたことが分かる。
高騰の要因は、PancakeSwapの新しい機能であるポートフォリオマネージャー機能が搭載されたことがきっかけだ。
新機能により、パンケーキスワップのユーザーは、取引所のユーザーインターフェースを通じて、トークンを単一資産のヴォルトに預けることができるようになる。トークンが預けられると、自動再配分を行う流動性供給アルゴリズムに送られる。
引用元:分散型取引所パンケーキスワップ ポートフォリオ管理機能を新たに追加
また、同時期にビットコイン現物ETF承認の影響から仮想通貨全体での上昇も起きており、CAKEの価格にとって向かい風となったことも上昇の要因だ。
しかし、2024年3月に高値を付けてからは大きく下落しており、上昇前の水準と変わりない価格を推移している。
2024年12月現在は、仮想通貨に友好的なドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利した影響で市場全体が上昇しているが、CAKEはも連動して上昇中である。
直近1ヶ月の価格動向を見ても、ビットコイン(赤線)とイーサリアム(紫線)と同様の動きを見せていることが分かる。
今後は、Pancakswap単体でのポジティブニュースが価格上昇に重要な要素となるだろう。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の注意点・リスク
PancakeSwapは、低コストでトークンのスワップ(交換)ができ、流動性を提供する側になって稼ぐこともできる、利便性の高いサービスだ。
ただ、利用の際は、次のような注意点やリスクがあることも把握しておこう。
- 金融庁の認可・登録を受けていない海外のサービスである
- マイナーな通貨も数多く取り扱っている
- 変動損失(インパーマネントロス)が起こる
金融庁の認可・登録を受けていない海外のサービスである
コインチェックなど日本の仮想通貨取引所は、いずれも暗号資産交換業の事業者登録をした上で、日本国内の法令に基づいて運営されており、投資家を保護するしくみも適切に整備されている。
しかし、当記事で紹介したPancakeSwapのようなDEXは、金融庁の認可・登録を受けていない海外のサービスである。
また、通常の仮想通貨取引所と違って、中央集権的な管理者も存在しない。
利用すること自体は違法ではないものの、仮にトラブルが起きても、基本的にすべて自己責任で対処しなければならないことを、あらかじめ理解しておく必要がある。心者が必要な知識も乏しい状態で安易に利用することは、決しておすすめできない。
マイナーな通貨も数多く取り扱っている
PancakeSwapは、BNBチェーンを基盤にして作られたトークンを取り扱っており、その中には一般的な仮想通貨取引所には上場していないマイナーなものも数多く含まれている。
そうしたマイナーな仮想通貨は、メジャーな通貨と比べて価格変動が大きく、よく言えば一攫千金のチャンスがあるとも言える。
しかし、価格が暴落して大きな損失を被ってしまうことももちろんあるし、それはメジャーな通貨に投資したとき以上に大きなものになりやすい。マイナーな仮想通貨へ投資する際は特に、リスク管理に細心の注意が必要だ。
インパーマネントロス(変動損失)が起こる
インパーマネントロス(変動損失)とは、ファーミングでトークンを預け入れている最中に、価格変動によって発生する損失のことだ。
大きなインパーマネントロスが起こると、”ファーミングで預け入れて利息を狙うよりも、同じ期間をファーミングせずに、ただ保有し続けた方が、資産が増えていた”という状況になることがある。
なお、インパーマネントロスは計算が非常に複雑なのだが、「yieldwatch」などの計算用のサイトを使うと、手軽に算出することができる。
仮想通貨取引におすすめの取引所3選!
Pancakeswapを利用するには、国内取引所のアカウントを作成しておく必要がある。
そこで以下では、仮想通貨取引におすすめな国内取引所をおすすめ順に3社紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所:0.0001BTC 取引所:0.000001BTC レバレッジ取引:0.001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを始めとしたメジャー通貨だけでなく、国内では珍しいマイナーな通貨も豊富に扱っている。
また、多くの関連サービスが提供されている点も特徴だ。
レバレッジ取引やレンディング(貸暗号資産)、仮想通貨の積み立てと、短期・長期の両方で利用しやすいサービスが多く、取引の選択肢を広げられる。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
PancakeSwap/CAKEの今後の見通し・将来性
最後に、PancakeSwapの将来性を考察してみよう。
まずは、PancakeSwapの現在の需要を押さえておきたい。
Dapps(分散型アプリ)の利用状況がわかるDappRadarでの、BNBブロックチェーン上のDeFiのTVL(預かり資産)を並べてみると、以下のようになる。
BNBチェーンにはいくつものDEXがある中で、PancakeSwapはTVLにおいて2位以下に大差をつけており、BNBチェーンの中では現状、確固たる地位を築いていることがわかる。
ただ、比較の範囲を主要なブロックチェーン全体に広げてみると、以下のように結果は変わってくる。
他のブロックチェーンとも比べてみると、上位はイーサリアムチェーンのDeFiが占めており、PancakeSwapは12位までランキングを落としている。
イーサリアムチェーンは、需要過多によってガス代の高騰や処理遅延が起こる“スケーラビリティ問題”を抱えていたため、過去には、低コストで利用できるBNBチェーンが覇権を奪うのではないかと期待されたこともあった。
しかし現状は、変わらずイーサリアムチェーンが高い需要を維持し続けているようだ。
また、SolanaチェーンやAvalancheチェーンなど、他の競合も存在する。今後、BNBチェーンのプラットフォームとしての地位がどのように変化するかによって、PancakeSwapの需要も変化していきそうだ。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)のまとめ
今回は、DEXの1つであるPancakeSwapについて、特徴や使用方法などを解説した。
- PancakeSwapは、BNBチェーン上につくられたDEX(分散型取引所)の1つ
- トークンのスワップ(交換)ができるだけでなく、ファーミングなどで稼ぐことも可能
- 口座開設が不要で、MetaMaskなどのウォレットを接続するだけで使用できる
- PancakeSwapの利用に必要なBNBは、海外取引所で購入する必要がある
- 元手となるビットコインなどを購入する際は、コインチェックの利用がおすすめ
PancakeSwapはBNBチェーンを基盤にしたDEXであり、トークンのスワップができるだけでなく、ファーミングによって、スワップのための流動性を提供して稼ぐことも可能だ。
しかし、PancakeSwapなどのDEXは、金融庁の認可・登録を受けていない海外のサービスであり、管理者もいない。リスクを理解して利用する場合も、万が一トラブルが起きた際には、基本的に自己責任で対処しなければならないことを肝に銘じておこう。初心者の安易な利用はトラブルの元となる可能性があるため、特に慎重に考えてもらいたい。
PancakeSwapを利用するにはBNBを用意する必要があるが、元手となるビットコインなどを国内で購入する際は、送金コストを抑えられえる「コインチェック」の利用がおすすめだ。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会にコインチェックの公式サイトのこともチェックしておくと良いだろう。