仮想通貨(暗号資産)の取引や管理を行うウォレットの中には、メタマスク(MetaMask)やトラストウォレット(Trust Wallet )など、オンライン上で管理、保管できるWeb3ウォレットが数多く存在する。
今回ご紹介するRabby wallet(ラビーウォレット)は、その特徴と利便性により、仮想通貨取引と管理をより簡単かつ安全に行うことが可能なWeb3ウォレットである。
この記事では、Rabby Walletのメリット・デメリット、基本的な使い方、ユーザーの口コミなどを紹介する。
- Rabby walletは、利便性と高度なセキュリティ機能を兼ね備えたWeb3ウォレットである
- Rabby Walletは、マルチチェーン対応により、複数のdApps(分散型アプリケーション)を利用可能
- Rabby Walletは、高度なセキュリティと使い勝手の良さにより、ユーザー数は増加傾向にある
- 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
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Rabby wallet(ラビーウォレット)とは?概要を解説
名称 | Rabby Wallet |
主な機能 | マルチチェーン対応 仮想通貨・NFTの送受信 仮想通貨・NFTの保管 高度なセキュリティー機能(トランザクションのプレビュー、リスクスキャンなど) スワップ DAppsとの接続 |
対応チェーン | イーサリアムチェーン BNBチェーン Optimismチェーン他 2024年4月時点で98チェーン |
対応通貨・アセット | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP) ライトコイン(LTC) 他多数 |
対応OS | スマホ・タブレット:iOS、Android デスクトップ:macOS、Windows Webブラウザ:Chrome |
Rabby wallet(ラビーウォレット)は、利便性と高度なセキュリティ機能を兼ね備えたWeb3ウォレットである。シンガポールに本社を置くDeBankによって開発された。
イーサリアム(Ethereum)やEthereum Virtual Machine (EVM) チェーンをはじめ、さまざまなチェーンをサポートしている。(2024年4月現在、Rabby Walletは98のチェーンを統合)
これにより、ユーザーは複数のdApps(分散型アプリケーション)を利用することができる。また、Rabby Walletは、そのセキュリティとユーザーフレンドリーな使い勝手により、ユーザー数が増加傾向にあり、2024年4月現在、Chromeウェブストアで50万を超えるユーザーが利用している。
Rabby wallet(ラビーウォレット)のメリット
Rabby wallet(ラビーウォレット)のメリットには、主に次のようなメリットがある。
- マルチチェーン対応
- 高度なセキュリティ
マルチチェーン対応
ブロックチェーンは、取引の記録をブロックと呼ばれるデータの塊に保存し、それらを鎖状につなげている。
マルチチェーンとは、複数の異なるブロックチェーンをサポートする能力のことで、Rabby Walletはイーサリアム(Ethereum)やEthereum Virtual Machine (EVM) チェーンを含む多数のチェーンをサポートしている。
チェーンごとに、それぞれ異なる特徴やメリットがあるため、マルチチェーン対応のウォレットを利用することにより、ユーザーは異なるチェーン上のdAppsを自由に利用することができる。
これにより、それぞれのチェーンが提供するメリットを最大限に活用することが可能となる。
高度なセキュリティ
Rabby Walletでは、次のようなセキュリティ機能を提供している。
- トランザクションのプレビュー
- リスクスキャン
トランザクションのプレビュー
トランザクションのプレビューとは、ユーザーがトランザクションを送信する前に、その詳細を確認できる機能である。
これにより、ユーザーは送金額や受取人のアドレスなど、トランザクションの詳細を確認し、間違いがないことを確認でき、安全性を高めることができる。
リスクスキャン
リスクスキャンとは、トランザクションがリスクを含んでいる可能性がある場合に、そのリスクを検出する機能である。
例えば、「送金額が通常よりも高い」または「受取人のアドレス疑わしい」場合などに、そのトランザクションをリスクとしてを検出し、ユーザーに警告する。
Rabby wallet(ラビーウォレット)のデメリット
Rabby wallet(ラビーウォレット)は多くのメリットがある一方で、次のようなデメリットも存在する。
- 自己管理型ウォレットである
- 情報不足
自己管理型ウォレットである
自己管理型ウォレットは、ユーザー自身がプライベートキーを管理するタイプのウォレットである。Rabby Walletは自己管理型ウォレットなので、ユーザー自身がプライベートキーを管理する必要がある。
もし、プライベートキーを紛失すると、そのウォレットの資産にアクセスできなくなる。また、プライベートキーが第三者に漏洩すると、その資産が盗まれるリスクがあるため、プライベートキーのバックアップや保管が非常に重要である。
情報不足
仮想通貨のウォレットは、仮想通貨を保管したり、送受信したりするなど、デジタル資産を扱うために重要な機能を提供している。
それぞれのウォレットは、その特性や機能によって異なる利点を持っているが、これらの機能を理解し、適切に利用するためには、十分な情報が必要となる。
しかし、Rabby Walletの公式ウェブサイトや公式ドキュメンテーションには、ウォレットの全ての機能や使用方法についての詳細な情報が提供されていない。
このため、ユーザーは公式Xや公式ブログなどから断片的な情報を入手するなどして、必要な情報をリサーチするしか方法がない。
仮想通貨は、ビットコインだけではない。取扱銘柄が多い取引所として知られるコインチェックなら、イーサリアムやリップルなどのメジャーな通貨から、ポルカドット(DOT)などの人気通貨まで29種類(2024年4月時点)の仮想通貨の中から自由に取引できる。
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Rabby wallet(ラビーウォレット)の口コミや評判
ここでは、SNS上でのRabby wallet(ラビーウォレット)に対する口コミや評判について、主な投稿を見ていこう。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の良い口コミや評判
Rabby walletに対する良い口コミや評判には、次のような投稿が見られた。
主な投稿の内容を見てみると、Rabby walletがポイント制度を導入していることや、高度なセキュリティーによりユーザーの所有するデジタル資産が守られたことに関して高い評価が見受けられた。
特に、ウォレットの機能として心強いのがセキュリティーの高さである。「その契約により取得する予定であったすべての権限とその金額が表示されたことにより、トランザクションのリスクを検知することができた」という事例は、その実用性の高さを証明している。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の悪い口コミや評判
一方で、Rabby walletに対する悪い口コミや評判には、次のような投稿が見られた。
悪い投稿に関する内容を見てみると、Rabby walletに脆弱性があることに関する注意喚起が見られた。スマホアプリがまだβ版であることなどを考慮すると、今後もソフトウェアの不具合や想定外のセキュリティーリスク、脆弱性などが発見される可能性がある。
Rabby walletは、高度なセキュリティーを有するというメリットがある一方で、脆弱性も存在していることがうかがえる。
Rabby walletの新規性を考慮すると、システムが安定的に稼働するまでには、更なる時間が必要だ。しかし、高度なセキュリティー機能を実装していることに関しては、今後も高い評価が得られる可能性が高い。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の使い方/始め方
ここでは、Rabby wallet(ラビーウォレット)の基本的な使い方を解説する。
Rabby walletにはWebブラウザ版、デスクトップ版、モバイル版が提供されているが、ここではWebブラウザ版について解説していく。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の作成方法
Rabby wallet作成のための大きな流れを以下に示す。
- Rabby walletをダウンロードする
- パスワード設定とシードフレーズの保管
Rabby walletをダウンロードする
Rabby wallet公式サイトの「Extentionタブ」から、「Download for Chrome」をクリック。
Chromeに追加をクリック
これで拡張機能が追加されるので、次にRabby walletを起動し、「Next」をクリック。
パスワード設定とシードフレーズの保管
「Self-custodial」と表示されたら「Get started」をクリック。
8文字以上のパスワードを設定し、「Next」をクリック。
注意事項に確認し、問題なければ「Create New Seed Phrase」をクリック。
12個のフレーズが表示されるので、忘れないように大切に保管したら、「12個のシードフレーズを順番に記録し、「I’ve Saved The Phrase」をクリックする。
これで、新しいウォレットが作成できる。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の注意点
Rabby wallet(ラビーウォレット)はマルチチェーンに対応するなど、利便性が高い一方で、注意点やリスクも存在する。ここからは、そんなRabby walletの注意点やリスクについて詳しく解説する。
- 実績や評価が少ない
- 未知の不具合や脆弱性が発見される可能性がある
実績や評価が少ない
Rabby Walletは比較的新しいウォレットであるため、その実績や評価がまだ少ない。そのため、実績面においてその信頼性は高くない。
特に仮想通貨のウォレットは、ユーザーのデジタル資産を守る重要な役割を担っているため、その信頼性は非常に重要である。実績や評価を得て信頼性を確立するには、ある程度の時間が必要なので、この問題はRabby wallet特有の問題ではなく、新規プロジェクト特有の問題として考える必要がある。
未知の不具合や脆弱性が発見される可能性がある
Rabby Walletは比較的新しいウォレットであるため、将来的に予期しない不具合や脆弱性の問題が発生する可能性がある。さまざまなプロダクトにおいて、開発、テスト段階では発見できなかった問題が、将来的に発見されるケースは数多く見られる。
例えば、「特定の状況下でウォレットが正しく動作しない」「特定のトランザクションで正しく処理されない」といった、思わぬ問題が発生する可能性がある。
これは、多くのユーザーによって広範囲にわたってウォレットが使用されるようになるには、ある程度の長い時間が必要だからである。
Rabby wallet(ラビーウォレット)に関するよくある質問
- Rabby wallet(ラビーウォレット)とは何ですか?
-
Rabby walletは、利便性と高度なセキュリティ機能を兼ね備えたWeb3ウォレットである。シンガポールに本社を置くDeBankによって開発された。
- Rabby wallet(ラビーウォレット)は安全ですか?
-
Rabby walletは、トランザクションがリスクを含んでいる可能性がある場合に、そのリスクを検出するリスクスキャンなどの高度なセキュリティー機能がある。
その反面、その新規性ゆえに未知の不具合が発生する可能性があるため、利用には注意が必要だ。
Rabby wallet(ラビーウォレット)の口コミや評判まとめ
Rabby walletは、イーサリアム(Ethereum)やEthereum Virtual Machine (EVM) チェーンをはじめ、さまざまなチェーンをサポートしている。
Rabby walletは、マルチチェーン対応なので、ユーザーは異なるチェーンが提供するメリットを最大限に活用することが可能となる。
ユーザーは送金額や受取人のアドレスなど、トランザクションの詳細を確認し、間違いがないことを確認できるため、安全性を高めることができる。
Rabby walletは、トランザクションがリスクを含んでいる可能性がある場合に、そのリスクを検出するリスクスキャンなどの高度なセキュリティー機能がある。その反面、その新規性ゆえに未知の不具合が発生する可能性があるため、利用には注意が必要だ。
- Rabby Walletはマルチチェーンに対応しているため、さまざまなチェーンのメリットを享受できる
- Rabby Walletは、ユーザーがトランザクションを送信する前に、その詳細を確認できるため安全性が高い
- Rabby Walletは、高度なセキュリティー機能を実装することで、ユーザーのデジタル資産を守っている
- 仮想通貨を購入するなら、コインチェックを利用できる
さて、仮想通貨は今や新しい資産としての価値を持ち始めているが、「仮想通貨取引は難しそうだ」と思っている方もおられるだろう。
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まだ口座をお持ちでない方は、コインチェック公式サイトをチェックしてほしい。