国内にはさまざまな仮想通貨(暗号資産)取引所があり、どの取引所で取引を始めたら良いか、わからないという人も多いだろう。
ネット証券大手のSBI証券などと同じ、SBIグループのSBI VCトレードは、仮想通貨の投資経験にかかわらず、幅広い人におすすめの仮想通貨取引所だ。
SBI VCトレードでは、三井住友カード、SBI証券との協同キャンペーンなどが開催されていたこともあり、注目していた人も多いのではないだろうか。
今回の記事では、SBI VCトレードの各種情報やメリットデメリット、評判について解説していく。
- SBI VCトレードはSBI証券やSBI新生銀行などと同じ、SBIグループの仮想通貨取引所
- 貸コイン(レンディング)や積立取引などのサービスもあり、長期投資を考えている人に使いやすい
- 入出金手数料、レバレッジ取引のロスカット手数料、販売所取引手数料などの、各種手数料が無料というメリットもある
- 一方、取り扱う仮想通貨は24種類と少なめで、定期メンテナンスが毎週発生する点はデメリット
- 口コミでは、キャンペーンやSBIグループの他のサービスとの連携について評価する声が多い
- スプレッドは公式サイトに明記されていないため、実際に取引してみないとわからない
- SBI VCトレードの口座開設は「スマホでかんたん本人確認」を利用することでオンラインで完結する
SBI VCトレードには積立サービス、貸コイン、レバレッジ取引など、投資初心者から上級者まで、幅広い投資家が利用できるサービスが揃っている。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
SBI VCトレードとは?
サービス名 | SBI VCトレード |
---|---|
運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
設立 | 2017年5月26日 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄数 | 24種類(2024年12月2日時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.00000001BTC 現物取引(取引所):0.00000001BTC レバレッジ取引(販売所):0.00000001BTC |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
その他のサービス | 貸コイン 積立 ステーキング SBI Web3ウォレット |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する仮想通貨取引所だ。
SBIグループにはネット証券大手のSBI証券や、SBI新生銀行、住信SBIネット銀行などが名を連ねている。
2024年12月現在、SBI VCトレードは24種類の仮想通貨を取り扱っていて、現物取引だけでなく、レバレッジ取引やレンディングサービス、積立取引のサービスも提供している。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な仮想通貨だけでなく、2019年にローンチされたチェーンリンク(LINK)や、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(MATIC)も取り扱っていることも魅力的だ。
SBI VCトレードの手数料
SBI VCトレードの各種手数料は以下のとおりだ。
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所): メイカー:-0.01%、テイカー:0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
日本円の入出金手数料 | 入金:無料 出金:無料 |
仮想通貨の入出庫手数料 | 入庫:無料 出庫:無料 |
レバレッジ取引:ロスカット手数料 | 無料 |
レバレッジ取引:レバレッジ手数料(ビットコインの場合) | 買い:+0.001% 売り:+0.011% |
SBI VCトレードでは、取引手数料、入出金手数料、ロスカット手数料など、主要な手数料が無料だ。
また、取引所の取引手数料については、Makerの場合は-0.01%となっており、Maker注文をおこなうことで手数料を受け取れるのも魅力だ。
コストを抑えた取引をしたいなら、SBI VCトレードはおすすめの仮想通貨取引所と言えるだろう。
SBI VCトレードのメリット
SBI VCトレードの主なメリットは、以下の3点だ。
- SBIグループの仮想通貨取引所
- 各種手数料が無料
- 国内取引所では珍しい通貨の取り扱いが豊富
- 販売所だけでなく取引所形式にも対応
- 貸コインやステーキングで仮想通貨の長期保有に有利
- 日本円でNFTの売買ができる
- テクニカル・ファンダメンタルズの情報量が豊富
- 大口取引の優遇サービスがある
- 最大2倍のレバレッジをかけた取引ができる
SBIグループの仮想通貨取引所
SBI VCトレードは、SBIグループの仮想通貨取引所だ。
SBIグループには、証券関連事業のSBI証券やSBIネオトレード証券、銀行関連事業の住信SBI銀行とSBI新生銀行、外国為替証拠金取引(FX)専業会社のSBI FXトレードなど、金融サービスを手掛ける企業が名を連ねている。
グループ内に金融サービス事業を手掛ける企業が数多くあることで、セキュリティ・情報管理や提携サービス、各種ツールの提供など、グループ会社で培ったノウハウを活かした、より良いサービスが展開されているのがメリットだ。
また、SBIグループを傘下に収めるSBIホールディングスは東証プライム市場の上場企業で、株式市場での評価も高いことから、財務面でも安心感があると言えるだろう。
各種手数料が無料
SBI VCトレードは、各種手数料が無料なのもメリットの1つだ。
2022年6月でサービスが終了した旧VCTRADEでは、住信SBIネット銀行以外の金融機関への出金には145円(税込み)の手数料がかかっていたが、一本化された新VCTRADEでは、すべての金融機関への出金手数料が無料となった。
取引手数料やロスカット手数料も無料なので、これまで出金手数料がかかることがネックになって口座開設を控えていた人にとっても、使いやすいように改善されている。
ただし、レバレッジ取引の場合はポジションを翌営業日へ持ち越すたびにレバレッジ手数料がかかる。手数料の料率は通貨ごとに異なるため、注意が必要だ。
国内取引所では珍しい通貨の取り扱いが豊富
SBI VCトレードは、銘柄数こそ24種類と少なめだが、国内では珍しい通貨の取り扱いが豊富にある。
BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、LINK、DOT、ADA、DOGE、XLM、XTZ、SOL、AVAX、MATIC、FLR、OAS、XDC、SHIB、DAI、ATOM、APT、HBAR、ZPG、NEAR
いずれも時価総額ランキングの高い通貨であるが、SHIBやAVAX、DOGEなどの通貨は、国内取引所で扱っている会社が少ない。
仮想通貨では現在NFTゲームなどの需要が盛んになっているが、SBI VCトレードではNFT購入など関連サービスに必要となる話題の通貨をいち早く取り扱う傾向にある。
銘柄数は続々と更新されているので、今後は豊富なマイナー通貨も取引できるようになるだろう。
販売所だけでなく取引所形式にも対応
SBI VCトレードの現物取引は、販売所形式だけでなく取引所での売買にも対応している。
販売所の場合、基本的に購入手数料は無料である場合が多いが、スプレッドが大きくなることから、コストが大きくかかってしまうというデメリットがある。
取引所形式での売買は顧客同士で売買が実施される取引だが、販売所に比べてスプレッドが狭く設定されているため、コストを抑えたうえで通貨の売買が可能だ。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- エックスアールピー(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ポルカドット(DOT)
- チェーンリンク(LINK)
取引所で売買できる銘柄は上記の7種類に限定される。いずれも流動性の高いメジャー通貨であるため、比較的容易に取引が可能だ。
貸コインやステーキングで仮想通貨の長期保有に有利
SBI VCトレードでは、貸コイン(レンディング)やステーキングというサービスも提供している。
- ステーキング:暗号資産を保有してブロックチェーンネットワークに参加することで報酬を得る
- レンディング:取引所に暗号資産を貸し出して報酬を得る
上記のように、仕組み自体は大きく異なるが、ユーザーが暗号資産を保有したのちに報酬を受け取るという流れは一緒だ。
レンディングの貸コインではSBI VCトレードの扱う24銘柄すべてが対象で、ステーキングは12銘柄に絞られる。
ただし、SBI VCトレードのステーキングは、いつでも出金・売却が可能なうえに年率が高いことから人気の傾向だ。
2024年10月のステーキング年率実績は以下の通り。
購入した通貨を長期で保有するだけで報酬が受け取れるので、ステーキング対応銘柄を保有している場合はステーキングの利用、それ以外の銘柄は貸コインを活用すれば、売買差益とは別に安定した報酬の獲得が見込める。
2ぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
日本円でNFTの売買ができる
SBI VCトレードは、2021年より大きな盛り上がりを見せているNFTの売買にも適した取引所だ。
独自のサービスである、SBI Web3ウォレットを活用することで、日本円から簡単にNFTの売買ができる。
通常、NFTを購入するには以下の手順が必要となる。
- 国内取引所の開設
- 暗号資産の購入資金を入金
- 暗号資産を購入
- MetaMaskなどの外部ウォレットに接続
- 購入した暗号資産を外部ウォレットに送金
- NFTマーケットからNFTを購入
SBI Web3ウォレットは、SBI VCの口座を作成すれば誰でも利用可能で、④⑤のような外部ウォレットの役割を担う。
日本円を入金するだけで、NFT購入に必要な暗号資産を自動で調達してくれるサービスだ。
現在は、SBI NFT Marketsのみで利用できるサービスだが、今後利用できるマーケットプレイスは増加することが予想されており、手間をかけずにNFTの入手ができるようになるだろう。
テクニカル・ファンダメンタルズ情報量が豊富
SBI VCトレードは、国内取引所の中でも情報量が豊富な点が魅力だ。
- マーケットレポート
- テクニカルレポート
- 仮想通貨コラム
- ファンディングレートカレンダー
マーケットレポートはファンダメンタルズだけではなく、テクニカル面での分析レポートが提供されている。
各情報の更新頻度が多いため、常に最新の情報を得る事が可能だ。最新ニュースの閲覧や相場状況がチェックできるため、仮想通貨取引を始めてみたい投資初心者にも最適と言えるだろう。
大口取引の優遇サービスがある
SBI VCトレードは少額から取引できる取引所であるが、大口投資家や法人の方にも最適な取引所である。
SBI VC For Primeという大口投資家向けのサービスがあり、以下のような優遇が受けられる。
- 取引金額に応じたキャッシュバックがもらえる
- マーケットコラムや税金コラム・セミナーなどの情報収集が可能
- 専属の担当者によるサポートが受けられる
- 貸コインの年率が優遇される
SBI VCトレードで1,000万円以上の預け入れをしている方や預け入れを検討している方が対象となる。
また、WEB3.0の事業を検討している法人にも最適だ。大口取引を検討している方は、ぜひこの機会にSBI VCトレードをチェックしてみると良い。
最大2倍のレバレッジをかけた取引ができる
SBI VCトレードでは、日本では規制が厳しくなったレバレッジ取引にも対応しており、預けた資金の最大2倍の規模の取引が可能になる。
もしも、10,000円の資金で取引をした場合、2倍のレバレッジをかけることで20,000円分の証拠金取引が可能だ。
自己資金が少ない方でも、変動の大きい仮想通貨市場で高額の利益が見込める。
さらに、レバレッジ取引では売りからエントリーをすることで、仮想通貨の下落局面でも利益を出すことが可能だ。
国内にはレバレッジ取引ができない仮想通貨取引所もあるため、レバレッジ取引を検討している人にとって、SBI VCトレードは口座開設する仮想通貨取引所の有力な選択肢になるだろう。
SBI VCトレードのデメリット
一方、SBI VCトレードの主なデメリットには以下のようなものがある。
- 取り扱っている仮想通貨の種類が少ない
- 最低取引数量が比較的大きい
- 定期メンテナンス時は取引ができない
取り扱っている仮想通貨の種類が少ない
SBI VCトレードで取り扱いのある仮想通貨は24種類と、他の取引所と比べて少ない。
取り扱う仮想通貨の種類が少ないということは、投資先の選択肢が限られてしまうため、将来性が見込める通貨の取り扱いがなく、購入できない可能性が高い。
もっとも、ビットコイン、イーサリアム、ライトコインなどの、比較的メジャーな仮想通貨は取り扱っているため、まずはこれらの仮想通貨の取引から始めてみようと思っている人にとっては、特に問題はないと言えるだろう。
最低取引数量が比較的大きい
SBI VCトレードは、最低取引数量が比較的大きいという点がデメリットだ。
例えば、ビットコインなら最低取引数量は、販売所、取引所のどちらも0.00000001 BTCとなっている。
例えば、2024年12月時点のビットコイン/円の価格は1BTC=1400万円程度なので、SBI VCトレードでは1.4円から購入することが可能だが、今後、仮想通貨の価格が急騰した場合は購入金額が高くなるため注意が必要だ。
国内の他の仮想通貨取引所には、SBI VCトレードよりも小さい取引数量から取引できるところもあるため、少額から投資を始めたいと考えている人にとっては不向きと言えるだろう。
定期メンテナンス時は取引ができない
SBI VCトレードでは1週間に1度、定期メンテナンスがおこなわれる。
具体的には毎週水曜日の午前12時~午後1時までがメンテナンス時間となっていて、この時間帯はすべてのシステムが利用不可となるため注意したい。
仮想通貨を取引をしているサラリーマンの中には、仕事のお昼休憩の間に仮想通貨を取引したい人もいるだろうが、SBI VCトレードでは週に1度とはいえ、取引したいタイミングでサービスが使えない可能性がある。
また定期メンテナンスだけでなく、不定期に臨時メンテナンスが発生するケースもあるため注意が必要だ。
SBI VCトレードの評判
SBI VCトレードを利用している投資家の評判からわかる、良い点・悪い点は以下のとおりだ。
良い点 | ・貸コイン(レンディング)を利用することで、仮想通貨を保有しながら利息で資産を増やせる ・キャンペーンで仮想通貨がもらえる ・SBIグループと提携したサービスやキャンペーンもある |
悪い点 | ・広告メールが送られてくる場合がある ・問い合わせの対応が良くない ・スプレッドが広い |
ここからは具体的な口コミを参考に、良い評判と悪い評判について分析していこう。
SBI VCトレードの良い評判
まずは、SBI VCトレードの口コミの中で、良い点について言及しているものを以下にまとめた。
- 総合評価:
- 男性
- 44歳
- 投資額: 200万円
- 仮想通貨歴: 5年以上
販売所及び取引所の両方で仮想通貨の売買をすることができる点がメリットです。
それから日本円の出金手数料が無料になっている点はメリットです。
以前の旧VCTRADEでは住信SBIネット銀行以外の金融機関だと日本の出金の際には手数料がかかっていましたが、新VCTRADEになった今は全ての金融機関において出金手数料は無料になっていますので有り難いです。
さらにレンディングや積立取引といったサービスを提供しているところもメリットです。
- 総合評価:
- 女性
- 24歳
- 投資額: 30万円
- 仮想通貨歴: 2年
デモモードにて、これから行うべき方針を確かめることができる部分が使いやすかったです。
またトレード中に疑問を感じた際、すぐに問い合わせできるようなシステム担っている部分も好感が持てます。
それからSBI系列の強みを生かしたトレーディングにおける情報網も信頼でき、中長期的に及ぶ取引を円滑にスタートしたい方へお勧めです。
- 総合評価:
- 男性
- 34歳
- 投資額: 20万円
- 仮想通貨歴: 4年
さすがSBIグループの取引所という感じで、ネット証券やFX会社並みのサービスが提供されています。
自分は仮想通貨はガチホと決めていますのでレンディングサービスが非常に気に行っています。
また、細かいところですが、SBIVCトレードでは入出金手数料が無料となっています。FXでは当たり前のようなサービスですが、仮想通貨取引所で入出金手数料無料というところは意外と少ないです。
メリットでも解説したとおり、SBI VCトレードにはさまざまなサービスがあり、特に貸コイン(レンディング)に魅力を感じている人も多い。
貸コインを利用すると、保有している仮想通貨を貸し出して、利息を受け取って資産を増やすことが可能なため、長期投資を考えている人におすすめだ。
また、不定期でキャンペーンが開催されているため、キャンペーン期間中にSBI VCトレードを利用することで、特典を受け取れることもある。
直近ではリップル(XRP)と交換できるXRP交換券がもらえるキャンペーンが開催されていたこともあり、リップルへの投資に興味がある人の間で話題になった。
また、同じSBIグループの企業などと連携したサービスやキャンペーンも随時おこなわれているので、SBI系列のサービスを利用している人にとってはメリットがあるだろう。
例えば、2022年1月に開催されていた「SBI VCトレード×三井住友カード×SBI証券協同キャンペーン」では、三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託を積立買付できるサービスを利用した人を対象に、利用金額に応じてリップル交換券がプレゼントされた。
今後も同様のキャンペーンなどが開催される可能性はあるため、気になる人は公式サイトのリリースをチェックしておこう。
SBI VCトレードの悪い評判
次に、SBI VCトレードの口コミの中で、悪い点について言及しているものを以下にまとめた。
- 総合評価:
- 女性
- 54歳
- 投資額: 30万円
- 仮想通貨歴: 1年未満
中級以上のトレーダーに必要となる取扱銘柄の種類が他より少ないことから、複数の銘柄による儲けの増加が見込まれない点が課題だと思います。
国内の状況にとらわれず、仮想通貨での利益が出せるよう、運営元には改善を要求します。
- 総合評価:
- 男性
- 30歳
- 投資額: 100万円
- 仮想通貨歴: 3年
ここは最低の取引金額が他の日本の仮想通貨取引所よりも大きいところがデメリットです。
それから週に1回定期的なメンテナンスが入ってしまって、そのメンテナンス期間は取引ができないところが不便です。
毎週水曜日の午前12時から午後1時の間は取引ができないのが難点です。
それと不定期に臨時メンテナンスもあるので、メンテナンス自体は多いと感じています。
SBI VCトレードではアカウントの作成にメールアドレスの登録が必要だが、登録したメールアドレス宛てに広告メールが送られてくることがあるようだ。
仮想通貨を取引するためにアカウントを作成したら広告メールが送られてくるというのは、不快に感じる人もいるだろう。
SBI VCトレードからのお知らせなどのメールも広告メールも同じアドレスから送られてくるため、広告メールを迷惑メールとしてブロックしてしまうと、重要なお知らせメールに気づかない可能性がでてくる。
また、質問内容の回答が来なかったり返信が遅かったりと、問い合わせの対応が悪いという声も散見される。
仮想通貨の投資を初めておこなう人にとっては、頻繁に問い合わせを利用することも考えられるため、使いにくく感じてしまうこともあるだろう。
さらに、スプレッドが広いと言及している人もいる。スプレッドとは販売所取引における買値と売値の差のことで、実質的な取引コストに相当するものだ。
一般的に販売所取引では、取引手数料がかからない代わりにスプレッドが設けられているが、そのスプレッドの幅は仮想通貨取引所によって異なり、FXのようにスプレッドの幅が開示されているケースはほとんどない。
したがって、どの取引所のスプレッドが狭いかについては、実際に取引してみるか、口コミなどからおおまかな傾向を判断するしかない。
SBI VCトレードの口座開設手順
最後に、SBI VCトレードの口座開設方法について説明する。
具体的な口座開設手順は以下の4ステップだ。
- メールアドレス・パスワード登録
- SMS・電話番号認証
- 基本情報の入力
- 本人確認書類の提出
口座開設はスマートフォンやパソコンから申し込むことが可能で、本人確認に「スマホでかんたん本人確認」を利用すると、すべての手続きがオンラインで完結する。
また、SBI VCトレードでは18歳以上の成人であれば、誰でも口座開設の申し込みが可能だ。
メールアドレス・パスワード登録
まずは、SBI VCトレードのアカウント作成に必要なメールアドレス・パスワードの登録をおこなう。
SBI VCトレードの公式サイトにアクセスして、
トップページの画面右上に表示されている「口座開設」のタブをクリックしよう。
メールアドレスの入力画面が表示されるので、登録したいアドレスを入力して「登録」をクリック。
入力したメールアドレス宛に届いたメールに表示されているURLを入力すると、パスワードの登録画面が表示されるので、ログインのときに利用するパスワードを設定しよう。
そのあとは、約款・利用規約などをよく読んで内容に同意して「登録」をクリックすると、仮登録の完了だ。
SMS・電話番号認証
次に、SMSか電話番号認証による本人確認をおこなう。
電話番号認証画面で携帯電話番号を入力し、確認方法の中から「SMS認証」か「電話番号認証」のどちらかを選択して登録ボタンをクリックする。
SMS認証の場合はショートメッセージでコード、電話番号認証の場合が音声メッセージで確認コードが届く。
次の画面で6桁の確認コード数字を入力して「認証する」を押すと、認証作業は完了だ。
基本情報の入力
次に、氏名・住所などの基本情報の入力をおこなう。入力項目は以下の画像のとおりだ。
住所については郵便番号検索が利用できるが、のちに提出する本人確認書類に記載された内容と齟齬がないよう注意しよう。
すべての項目の入力が完了したら、基本情報の登録は完了だ。
本人確認書類の提出
最後に、本人確認書類の提出をおこなう。
本人確認方法は「画像アップロードによる本人確認」と「スマホでかんたん本人確認」の2つから選べる。
利用できる本人確認書類を持っているなら、郵送物の受け取りが不要で素早く本人確認が完了する「スマホでかんたん本人確認」を活用するのが便利だ。
【スマホでかんたん本人確認の場合】
現住所が記載されている以下の書類のうち1点
・運転免許証
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・特別永住者証明書
【画像アップロードによる本人確認の場合】
SBI VCトレード規定の本人確認書類から2点、もしくは本人確認書類1点と補完書類1点
<本人確認書類の例>
- 運転免許証
- 個人番号カード
- 特別永住者証明書
- 各種健康保険証
- 住民票の写し(発行から6カ月以内)
- 印鑑登録証明書(発行から6カ月以内)
- パスポート(発行から6カ月以内)
<本人確認書類の例>
- 国税または地方税の領収書、納税証明書(発行から6カ月以内)
- 社会保険料の領収書(発行から6カ月以内)
- 公共料金の領収書(発行から6カ月以内)
提出が完了したらSBI VCトレードによる審査が始まり、審査を通過して口座が開設されたら取引を開始することができる。
SBI VCトレードで開催中のキャンペーン
次に、SBI VCトレードで開催中のキャンペーンを紹介していく。
本キャンペーンは2024年12月時点のものだ。豪華なキャンペーンが開催されているので、ぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
「FRUITS ZIPPER」のNFT ・サイン色紙プレゼントキャンペーン
概要 | 「FRUITS ZIPPER」のNFT ・サイン色紙プレゼントキャンペーン |
キャンペーン期間 | 2024年12月18日(水)~2025年1月31日(金) |
条件 | ①<エントリー不要>キャンペーン期間中にSBI Web3ウォレットをお持ちの方に、A種の中から3枚、B種の中から3枚のNFTをプレゼント ②<要エントリー>キャンペーン期間中に、①の条件に加えて、SBI VCトレードの口座に10,000円を入金された方に、A種の中から4枚、B種の中から4枚、全員2枚(A種・B種ともに各1枚)をプレゼント |
受け取り手順 | ①SBI VCトレードの「シンプルモード」にログインの上、メニュー「SBI Web3ウォレット」から「キャンペーン」をご選択いただき、「NFTを取得する」ボタンにて受け取り。 ②2025年2月末までにSBI Web3ウォレット内にプレゼント |
2024年12月18日から、人気アイドル「FRUITS ZIPPER」のNFT ・サイン色紙プレゼントキャンペーンが実施される。
キャンペーン対象期間中に条件を達成した個人もしくは法人のすべての方が対象となり、以下の特典がもらえる。
・A種:ポートレート
各メンバー(7種類)、全員(1種類)
・B種:ライブフォト
各メンバー(7種類)、全員(1種類)
2025年1月31日(金)までのキャンペーンとなっているので、ぜひこの機会にチェックしてみよう。
総額3,000万円相当分のBTCプレゼントキャンペーン
概要 | 総額3,000万円相当分のBTCプレゼントキャンペーン |
キャンペーン期間 | 2024年12月2日(月)~2025年3月31日(月) |
報酬 | 抽選で合計2,350名に総額3,000万円相当分のビットコインをプレゼント |
達成条件 | ① 2024年12月31日現在でのメタプラネットの1単元(100株)以上の株主 ② 2024年11月18日から2025年3月31日までに口座開設が完了した個人もしくは法人の方 ※未成年や非居住者の株主は口座開設不可 ③ 2025年3月31日までにキャンペーンサイトからのエントリーが完了していること |
2024年12月からは、 総額3,000万円相当分のBTCプレゼントキャンペーンが実施されている。
条件を達成することで、総額3,000万円相当のビットコインが抽選でプレゼントされる。
50名には10万円相当のビットコインがプレゼントされるので、対象者はぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
【SBI VCトレード×元素騎士オンライン】 オリジナルNFTプレゼントキャンペーン
概要 | 元素騎士オンラインのオリジナルNFTが貰える |
キャンペーン期間 | 2024年11月29日(金)10:00~2025年1月13日(月)23:59 |
対象者 | SBI Web3ウォレット開設済みで、キャンペーン対象期間にSBI Web3ウォレットから、エントリーが完了している方 |
SBI VCトレードでは、現在元素騎士オンラインとのコラボキャンペーンを実施している。
元素騎士オンラインは、2012年に台湾にて「Game of the year金賞」を受賞し累計800万ダウンロードを超えるゲームの新作、「元素騎士オンライン」のメタバース版だ。
2025年1月13日(月)までにSBI WEB3ウォレットを開設してエントリーをすればオリジナルのNFTがプレゼントされる。
Prime優遇プログラム
概要 | 月間1,000万円以上の売買で翌月キャッシュバック |
キャンペーン期間 | 終了日未定 |
対象者 | 預入れ総資産1,000万円以上(申し込み日の月末基準)かつ、マイページ内から申し込みを行った方 |
達成条件 | 月間の約定代金(現物・販売所)(DAI・ZPGを除く)が合計1,000万円以上になった月(対象月)について、翌月に日本円で以下の水準にてキャッシュバック |
SBI VCトレードでは、大口投資家向けのPrime優遇プログラムも開催されている。
預け入れ資産総額が1,000万円以上の方で、マイページから申し込みを行うと月間の約定代金に応じてキャッシュバックが受け取れる。
翌月に最大1%がキャッシュバックされるので、大口取引を検討している方はこの機会にSBI VCトレードをチェックしておくと良いだろう。
SBI VCトレードに関してよくある質問
- SBI VCトレードにアプリはありますか?
-
SBI VCトレードのスマホアプリはもちろん提供されている。
iOS・Android共に対応しているため、スマホで取引してみたいという人にもおすすめだ。
- SBI VCトレードのアカウントにログインできないのですが…
-
SBI VCトレードのアカウントにログインできないという方は、次のエラーメッセージが表示されることが多いようだ。
・ログインIDまたはパスワードが違います
・一定回数ログインに失敗したため、アカウントロックされました。
・ただいまお取引を停止しています。カスタマーサポートへお問い合わせください。
困っているという方は、カスタマーサポートに問い合わせてみると良いだろう。
SBI VCトレードの評判/口コミまとめ
本記事ではSBI VCトレードの口コミや評判、メリット・デメリットなどについて解説した。
- SBI VCトレードはSBI証券やSBI新生銀行などと同じ、SBIグループの仮想通貨取引所
- 貸コイン(レンディング)や積立取引などのサービスもあり、長期投資を考えている人に使いやすい
- 入出金手数料、レバレッジ取引のロスカット手数料、販売所取引手数料などの、各種手数料が無料というメリットもある
- 一方、取り扱う仮想通貨は24種類と少なめで、定期メンテナンスが毎週発生する点はデメリット
- 口コミでは、キャンペーンやSBIグループの他のサービスとの連携について評価する声が多い
- スプレッドは公式サイトに明記されていないため、実際に取引してみないとわからない
- SBI VCトレードの口座開設は「スマホでかんたん本人確認」を利用することでオンラインで完結する
SBIグループの仮想通貨取引所ということで、SBI VCトレードのサービス内容やセキュリティを評価する声は多い。
また、貸コイン、積立投資、レバレッジ取引のサービスがあるので、投資経験の浅い人から取引に慣れている人まで、幅広い投資家が利用しやすい環境というメリットもある。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。