イーサリアム(ETH)は、ビットコインに次いで時価総額ランキング2位*を誇る、メジャーな仮想通貨(暗号資産)だ。*2024年12月11日時点、CoinMarketCap調べ
ブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスなどで決済手段として使われているほか、投資対象としての人気もトップクラスであり、そんなイーサリアムを購入してみたいと思っている投資初心者の方は、数多くおられることだろう。
そこで今回は、そうした初心者の方に向けて、イーサリアムの購入方法や購入の際の注意点などを紹介していく。
- イーサリアム(ETH)は、DApps(分散型アプリ)の開発プラットフォームである、イーサリアムチェーンの基軸通貨
- 時価総額ランキングでは長年、ビットコインに次ぐ2位にランクインし続けている
- 実需があるのはもちろんのこと、投資対象としての需要も大きい
- メジャーな通貨であるため、Coincheckなど多くの仮想通貨取引所で取り扱われている
イーサリアムは国内でも多くの仮想通貨取引所で取り扱いがあるのだが、なかでもCoincheckなら、操作性の高いスマホアプリからイーサリアムを取引することが可能だ。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひCoincheckのことも、併せてチェックしておくとよいだろう。
イーサリアム(ETH)とは?
名称 | イーサ、イーサリアム |
ティッカーシンボル・通貨単位 | ETH |
基盤のブロックチェーン | イーサリアム |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク(PoS) |
価格* | ¥351,034.26/ETH |
時価総額ランキング* | 2位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 |
Coincheck bitbank SBI VCトレード bitFlyer GMOコイン |
イーサリアムは、DApps(分散型アプリ)やNFTの開発ができるブロックチェーンプラットフォームだ。
現状、DAppsの開発プラットフォームとしては業界シェアトップで、「ブロックチェーン開発の王様」と呼ばれることも多い。
そんなイーサリアムの基軸通貨が「イーサ(ETH)」であり、イーサリアム上のDAppsでの決済や、ネットワーク手数料(ガス代)の支払いなどに用いられている。
なおイーサは、一般的にブロックチェーンの名称と同じく「イーサリアム」の通称で呼ばれており、本記事についても基軸通貨のイーサを「イーサリアム」と表記し、一方でブロックチェーンについては区別のために「イーサリアムチェーン」と表記していく。
さて、イーサリアムは時価総額ランキングにおいて、長年ビットコインに次ぐ2位*につけており、開発プラットフォームとしての需要が大きいだけでなく、投資対象としても絶大な人気があることがうかがえる。*2024年12月11日時点、CoinMarketCap調べ
また、メジャーな銘柄であることからビットコインと同様にCoincheckをはじめとして、国内でもたいていの仮想通貨取引所で取り扱いがある。
イーサリアム(ETH)の買い方・投資方法
続いては、Coincheckを例として取り上げ、イーサリアムの購入方法を紹介していこう。
- 仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
- 口座に資金を入金する
- イーサリアムの値動きを分析する
- 取引の種類を選ぶ
- 数量などを決めて注文を入れる
仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
まずはCoincheck公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
Coincheckでの口座開設手順は以下のとおりで、本人確認手続きは、スマホで自身の顔と本人確認書類を撮影アップロード形式で行える。
- メールアドレスを登録する
- 各種重要事項を確認する
- 電話番号認証をおこなう
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
口座開設の詳しい流れは、次の記事で画像を交えながら解説しているので、Coincheckの利用を考えている方はぜひ参考にしてみてほしい。
口座に資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にイーサリアムの購入資金を入金しよう。
Coincheckの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む振込入金と、インターネットバンキングを用いたクイック入金のコンビニ入金の3種類から選択可能だ。
コストを抑えたい方は手数料と金融機関での振込手数料のどちらもかからない、クイック入金を選ぶとよいだろう。
イーサリアムの値動きを分析する
資金を自身の取引用口座に入金すれば、イーサリアム購入のための下準備は完了だ。
しかし、イーサリアムは価格変動による損失リスクがある金融商品であるため、準備が整ったからといってやみくもに取引をするのはあまりおすすめしない。
まずは取引ツールに搭載されたチャート機能を使い、イーサリアムの値動きをよく分析して、自分にとってより有利と思える取引のタイミングを探ろう。
PC版・アプリ版ともに高性能なCoincheckの取引ツールなら、多彩な分析指標や描画機能を使って、本格的な値動きの分析が可能だ。
数量などを決めて注文を入れる
値動きを分析してタイミングをはかり、現物取引とレバレッジ取引のどちらを使うのかを決めたら、いよいよ実際にイーサリアムを購入してみよう。
現物取引(成行)注文の場合は、購入する数量を設定したら、あとは注文を出すだけだ。
以上、Coincheckを例にして、イーサリアムの購入方法を紹介した。
Coicheckなら、豊富な機能を備えた取引ツールを使い、値動きをよく分析した上でイーサリアムを購入することができる。
口座開設はネットから無料で申し込めるので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にCoincheckの利用を検討してみてはいかがだろうか。
イーサリアム(ETH)投資におすすめの取引所
イーサリアムはビットコインに次ぐメジャーな通貨であり、国内でもほとんどの仮想通貨取引所で取り扱いがあるのだが、今回はそのなかからおすすめのものを4社ピックアップして、それぞれの基本情報と特徴を紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、XYM SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
イーサリアムの最小取引数量 | 現物取引(販売所):円建てで500円相当額、BTC建てで0.001 BTC相当額 現物取引(取引所):取り扱いなし |
イーサリアムの取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし |
イーサリアムの送金手数料 | ネットワーク手数料の変動に応じて、0.005~0.16 ETH |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckは、ネット証券であるマネックス証券を中心とした、マネックスグループに属している仮想通貨取引所だ。
マネックス証券にも仮想通貨取引のサービス「マネックスビットコイン」があり、マネックスビットコインはレバレッジ取引、Coincheckは現物取引に特化することで、2つのサービスのすみ分けがなされている。
Coincheckの取り扱い通貨は31種類で、そのすべてに対して500円から投資することができる。
また、シンプルで操作性に優れる取引ツールが好評で、特にアプリ版の取引ツールはダウンロード数No.1*を獲得するほど、多くのユーザーに好まれている。*国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 ETH 現物取引(取引所):0.0001 ETH |
取引手数料 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (ETHの場合) |
0.005 ETH |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもイーサリアムを含む40銘柄の取引が可能だ。
取引所からイーサリアムの取引を行うことで、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM、 APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (イーサリアムの場合) |
販売所:0.00001ETH 取引所:0.00001ETH レバレッジ取引:0.00001ETH |
取引手数料 (イーサリアムの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
取り扱い銘柄は24種類と国内取引所では並の水準だが、イーサリアムを始めとしたメジャーな通貨は一通り扱っている。
メジャー通貨だけでなくマイナー通貨も続々と上場されているので、アルトコインを取引したいという方にも最適だ。
また、SBI VCトレードでは取引所形式での取引ができるほか、各種手数料が無料のため、余計なコストをかけずに仮想通貨ができる点も魅力と言えるだろう。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
GMOコイン
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 26種類 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、 QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、 MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、 FCR、DOGE、SOL、CHZ、ASTR、 FIL、SAND |
イーサリアムの最小取引数量 | 現物取引(販売所):0.0001 ETH 現物取引(取引所):0.01 ETH レバレッジ取引(販売所):0.1 ETH レバレッジ取引(取引所):0.1 ETH |
イーサリアムの取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
イーサリアムの送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判・口コミ |
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループ傘下の仮想通貨取引所で、サービスの種類と内容が充実していることから多くのユーザーに支持されている。
まず仮想通貨取引の種類は、現物取引とレバレッジ取引が用意されており、どちらも取引の形式を販売所と取引所の2種類から選択できる。
各取引のサービスの取り扱い通貨は以下のとおりで、イーサリアムはそれらすべてにラインナップされている。
現物取引(販売所):26種類
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、ADA、MKR、DAI、LINK、DOGE、SOL、CHZ、SAND、FIL、ASTR、FCR、MONA
現物取引(取引所):23種類
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、FCR、DOGE、SOL、ASTR
レバレッジ取引(販売所):10種類
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ
レバレッジ取引(取引所):5種類
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP
またGMOコインでは、自動積み立てやレンディング、ステーキングやIEOなど、投資家に人気のサービスはひととおりそろっている。
イーサリアム(ETH)の買い方に関する注意点
最後に、イーサリアムを購入する際の注意点を3つ紹介しておく。
- 余剰資金を使って購入すること
- コスト面を意識すること
- 売買で一定以上の利益が出た場合は、確定申告を忘れずにおこなうこと
余剰資金を使って購入すること
イーサリアムに限ったことではないが、仮想通貨は価格変動による損失リスクを伴う金融商品であり、日々の価格の変動率は、株や為替などの金融商品より大きくなることも多い。
そのためイーサリアムを購入する際は、リスクを取りすぎることのないように注意しよう。
少なくとも、失うと生活に困る資金をつぎ込むような、ギャンブルまがいの取引の仕方は厳禁だ。
コスト面を意識すること
仮想通貨取引による利益は、売買で得た差益から取引コストなどの経費を差し引いたものであり、当然ながら経費を安く抑えると、利益はより大きくなっていく。
仮想通貨取引における取引コストは、取引手数料とスプレッド(売値と買値の差額)があるが、これらはどちらも仮想通貨取引所ごとで差異があり、できるだけ安く抑えられるところを選ぶようにするとよいだろう。
なお、スプレッドについては次の記事で詳しく解説しているので、仮想通貨取引所を選ぶときなどにぜひ参考にしてみてほしい。
またイーサリアムは、投資対象としてではなく、DAppsなどで使用するために買い求める方も多いだろう。
イーサリアムをDAppsで使用するには、仮想通貨取引所の口座から自身の仮想通貨ウォレットに移し替える必要があり、その際の送金手数料もできるだけ安く抑えたいところだ。
売買で一定以上の利益が出た場合は、確定申告を忘れずにおこなうこと
例えばサラリーマンの場合、給与所得以外の年間の所得金額(仮想通貨取引による利益も含む)が20万円を超えると、確定申告と納税を行わなければならない。
イーサリアムなどの仮想通貨の取引による利益が年間20万円を超えそうなら、確定申告の時期に慌てなくて済むように、利益の正しい計算方法や申告の仕方などをあらかじめよく学習しておこう。
また申告と納税を忘れたり、誤って過少に申告したりした場合は、それぞれペナルティを課せられることもあるので、期日を守って適切に手続きをしよう。
イーサリアム(ETH)の買い方まとめ
今回は、数ある仮想通貨のなかでもイーサリアムに焦点を当てて、購入方法や購入する際の注意点などを紹介した。
- イーサリアムは、DAppsの開発プラットフォームであるイーサリアムチェーンの基軸通貨
- イーサリアムチェーン上で、決済手段やネットワーク手数料の支払い手段として用いられている
- ビットコインに次ぐメジャーな通貨であり、多くの仮想通貨取引所で取り扱いがある
- イーサリアムを目当てに仮想通貨取引所を選ぶ際は、取引コストだけでなく送金手数料も要チェック
イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額ランキング2位*につけているメジャーな仮想通貨であり、投資対象としての人気も上々だ。*2024年12月11日時点、CoinMarketCap調べ
興味がある方は、仮想通貨取引所で口座を開設して、実際にイーサリアムを購入してみてはいかがだろうか。
口座をまだお持ちでないなら、ぜひCoincheck公式サイトにアクセスして、サービスの詳細をご自身の目で確かめてみてほしい。