FiNANCiE(フィナンシェ)は、スポーツクラブやクリエイターとそれらのファンが、ともに夢や目標を実現するためのコミュニティおよびエコシステムを構築することができるプラットフォームだ。
そこでプラットフォームトークンとして用いられる「フィナンシェトークン(以下、FNCT)」は、IEO(仮想通貨取引所が仲介するプレセール)を経て、2023年3月16日にコインチェックから仮想通貨(暗号資産)市場への初上場されている。
今回はそんなFNCTの主な特徴や将来性、今後の見通しや予想などを徹底解説していく。
「フィナンシェトークンに興味がある!」「フィナンシェトークンを購入してみたい!」という方はぜひとも本記事を参考にしてほしい。
- FNCTは、Web3のプラットフォーム「FiNANCiE」のプラットフォームトークン
- FiNANCiE内での決済に用いられるほか、ガバナンストークンとしての役割なども持つ
- FNCTの保有者は、ステーキングで稼ぐことができる
- 2023年3月上旬に行われたIEOでは、開始約1時間で調達目的金額の約11億円を達成し話題となった
- 2023年3月16日に国内大手取引所のコインチェックに新規上場されている
FiNANCiEのプラットフォームトークンであるフィナンシェトークンは、国内大手取引所のコインチェックに、2023年3月16日より新規上場されている。
「フィナンシェトークンを取引してみたい!」という方は、ぜひコインチェックの公式サイトで詳細をチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)とは?概要を解説
名称 | フィナンシェトークン |
ティッカーシンボル・通貨単位 | FNCT |
発行元 | 株式会社フィナンシェ |
発行総数 | 200億FNCT |
価格* | ¥0.7548 |
時価総額* | ¥2,505,788,982.29 |
時価総額ランキング* | 4889位 |
取扱いのある仮想通貨取引所 | コインチェック |
公式サイト | FiNANCiE公式サイト |
FNCT(フィナンシェトークン)は、Web3のプラットフォームであるFiNANCiEのプラットフォームトークンである。
FiNANCiEは、スポーツクラブやクリエイターとそのファンを、トークンを用いたコミュニティでつなぐWeb3のプラットフォームであり、2019年9月にサービスが開始された。
FiNANCiEでは、スポーツクラブやクリエイターが「オーナー」となって、それぞれ独自のコミュニティトークン(CT)を発行する。
一方でファンは、好きなスポーツクラブなどのCTを購入することにより、「サポーター」としてコミュニティの構成メンバーになることができる。
またサポーターとなったファンは、限定コンテンツを受け取ったりイベントへの参加権利を得られたりと、様々な特典を受けられるほか、投票によって所属コミュニティの運営に参加することも可能だ。
2019年からすでにサービスが展開されているFiNANCiEにおいて、FNCTは、コミュニティを支えるサポーターへのさらなるメリットの提供手段となることを目的として開発された。
またFiNANCiEは、FNCTがFiNANCiEの価値を下支えし、コミュニティの活性化によってFNCTの価値が上がり、その価値の向上がFNCTの保有者へと還元されていくエコシステムの構築を目指している。
FNCTの発行総数は200億FNCTであり、初期段階の分布は以下のグラフのとおりだ。
ちなみにコインチェックで行われたIEOでは、全体の13%分に当たる26億FNCTが、投資家に対して販売された。
ちなみに、2023年3月に行われたコインチェックでのIEOでは申し込み開始からなんとわずか1時間で、目標調達金額であった約10億6,600万円を突破し、大きな話題となった。
フィナンシェトークンのIEOには大きな注目が集まっていた証拠と言えるだろう。
フィナンシェトークンのIEO情報(現在終了)
フィナンシェトークンは2023年3月16日より、国内大手取引所のコインチェックに上場された。
コインチェックは、2023年2月末よりフィナンシェトークンのIEO申し込みを開始していたが、なんと募集開始から1時間で目標調達金額である約11億円を突破するなどし、大きな話題となった。
「仮想通貨の冬の時代」と呼ばれ、決して良いとは言い難い地合いの中で、上記を達成したことは、コインチェック×フィナンシェトークンのIEOに対する期待の高さの表れだといえるだろう。
コインチェックは、前回の第一弾IEOでパレットトークン(PLT)という仮想通貨のIEOを実施しており、こちらはなんと上場後に一時期「24.4倍」にまで到達するなどした。
これは、もし仮に1万円相当のパレットトークンをIEOで購入することができ、最高値で売却することができていたら、一撃で24万円近くにまでなっていたことになる。
フィナンシェトークンに興味があるが、まだコインチェックの口座をお持ちでないという方はぜひこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)の価格動向
続いて、フィナンシェトークン(FNCT)の価格動向を見てみよう。以下は、2023年4月から2024年12月18日までのFNCT/USDの価格動向だ。
2023年4月には、一時的な高騰を見せて0.0039ドルあたりで取引されていた。
しかし、価格の上昇は長続きせず、2023年後半までは仮想通貨市場全体での停滞に連動して価格が下落している。
2023年7月からも一時的な上昇を見せたが、長期チャートで見るとレンジを形成していたと言えるだろう。
しかし、2024年2月13日よりは大きく価格を高騰させ、過去最高値を更新していることが分かる。価格上昇の背景には、ビットコインを含む仮想通貨市場全体での上昇も影響している。
また、2024年2月13日にコインチェックの販売所にてFNCTが取り扱い開始されたことも要因と言えるだろう。これまではコインチェックの取引所のみで扱っていたFNCTが、現在は販売所を通して取引できるようになっている。
2024年11月には仮想通貨市場全体での上昇を受け一時0.0057ドルの最高値挑戦を見せたが、即反発して12月現在は0.0048ドルで推移している。
「IEOには間に合わなかったが、フィナンシェトークンに投資してみたい!」という方はぜひコインチェックの公式サイトもチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)の特徴や仕組み・ユーティリティ
それではまず、FNCTの主な特徴や、FiNANCiEにおけるユーティリティを確認していこう。
- FiNANCiEポイントを購入できる
- コミュニティへの報酬に用いられている
- ステーキングに用いられている
- 保有・ロックすることでFiNANCiEのガバナンスへの参加が可能
- コミュニティに寄付することもできる
特徴①:FiNANCiEポイントを購入できる
FiNANCiEは、いったんFiNANCiEポイントを購入したのち、そのポイントを使って様々なスポーツクラブなどが発行したCT(コミュニティトークン)を購入するという仕様になっている。
これまでFiNANCiEポイントは日本円でしか購入できなかったが、FNCTの登場によって、日本円だけでなくFNCTでの購入も可能になった。
またFNCTを保有することは、FiNANCiEコミュニティの活性化とエコシステム拡大に貢献する行為でもある。
その貢献への見返りとして、FNCTをFiNANCiEポイントの購入手段として使用した場合は、通常よりも多くのCTを購入できるようになっている。
特徴②:コミュニティへの報酬に用いられている
FNCTは、FiNANCiEから各コミュニティへ配布される報酬にも用いられている。
その配布方式は、FiNANCiE側がユーザーへ個別に配布するのではなく、報酬プールからユーザー各自が引き出すという、いわゆるClaim方式が採用されている。
なお、この仕組みにはスマートコントラクトが用いられており、報酬プールから引き出す際には、ユーザー側(受け取り手側)が少額のネットワーク手数料(ガス代)を負担しなければならない。
特徴③:ステーキングに用いられている
FiNANCiEでは、2023年春にFNCTのステーキングの機能が実装された。FNCTの保有者は、所定のスマートコントラクトにFNCTを一定期間ロックすることによって“ステーカー”となる。
またステーカーの一部は、トークンの価値およびネットワークの信頼性を維持する役割を与えられた“バリデーター”に選定され、ネットワークに貢献したバリデーターには、コミュニティに配分されたFNCTからバリデート報酬が支払われる。
なおバリデーター以外のステーカーも、自身の権限をバリデーターにデリゲート(委譲)してデリゲーターとなることにより、バリデート報酬の一部をデリゲート報酬として受け取ることが可能だ。
特徴④:保有・ロックすることでFiNANCiEのガバナンスへの参加が可能
ステーキングの機能と同じく2023年春に、FiNANCiEではFNCTを用いたガバナンス(投票活動)の仕組みも実装された。
FNCTを所定のスマートコントラクトにロックしたステーカーは、FNCTのエコシステムをより成長させるためのガバナンスに参加することができる。
ガバナンスは不定期に実施され、実施時には専用のサイトやSNSなどを通じて、FNCTの保有者に事前告知される。
特徴⑤:コミュニティに寄付することもできる
ユーザーによるコミュニティへの貢献手段は、CTを購入することにとどまらない。
FNCTを保有するユーザーは、そのFNCTを支援したい特定のコミュニティに寄付することも可能だ。
仮想通貨投資におすすめの取引所!
FNCTを通じて、仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。
そこで以下では、仮想通貨取引におすすめな国内取引所を3社紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (FNCTの場合) |
100 FNCT 以上 かつ 500円(相当額)以上 |
取引手数料 (FNCTの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり |
仮想通貨の送金手数料 (FNCTの場合) |
17994.0 FNCT |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。本記事で紹介したFNCTを扱っている唯一の国内取引所でもある。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
BITPOINT
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 27種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
0.00000001BTC |
取引手数料 (DBTCの場合) |
無料、スプレッドあり |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) ステーキング |
公式サイト | BITPOINT公式サイト |
関連記事 | BITPOINTの評判・口コミ |
BITPOINTは、東証プライムに上場している、SBIホールディングス傘下の仮想通貨取引所だ。
新しい仮想通貨の取り扱いに力を入れており、トロン(TRX)、エイダコイン(ADA)、クレイ(KLAY)など、国内取引所では珍しい通貨はBITPOINTが日本で最初に取り扱いを開始している。
本記事更新時点の取り扱い通貨は全部で27種類あり、販売所の取引形態ならすべての通貨を500円という少額から投資できるのが最大の特徴だ。
2024年6月よりDOGEコインが上場され、現在は販売所、取引所ともに取引ができるようになっている。
これからDOGEコインを取引したい方は、ぜひこの機会にBITPOINT公式サイトをチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)の将来性
もしもこれからIEOに参加するなど、FNCTに投資するのであれば、その将来性も気になるところだろう。
そこでここでは、次の3つの要素からFNCTの将来性を考察してみよう。
- グローバル版FiNANCiEが展開される予定である
- 映画制作プロジェクト「YOAKE FILM」のクラウドファンティングを開始
- Financie上のプロジェクトが続々と更新されている
- 定期的にBuybackとBurnが行われる見込みである
- ユーティリティなどがアップグレードされる可能性がある
将来性①:グローバル版FiNANCiEが展開される予定である
今のところFiNANCiEは、国内のみでサービスを提供しているが、グローバル版の展開の検討も進められている。
まだ検討段階のため、サービスの提供範囲や提供時期は定かではないが、FNCTはグローバル版においてもプラットフォームトークンとしても用いられるようだ。
海外でもFiNANCiEが利用されるようになれば、FNCTの需要の増加につながり、それが市場価格にも良い影響をもたらすことだろう。
将来性②:映画制作プロジェクト「YOAKE FILM」のクラウドファンティングを開始
株式会社フィナンシェが提供するトークンプラットフォーム「FiNANCiE」を通じ、映画制作プロジェクト「YOAKE FILM」がトークン発行型クラウドファンディングを2024年10月より開始した。
YOAKE FILMを展開する株式会社YOAKEは、長編映画『BLUE FIGHT〜蒼き若者たちのブレイキングダウン』の完成と公式コミュニティの発足を目的としている。
10月25日正午に始まったこのプロジェクトには、すでに5,000人以上のコミュニティメンバーが参加しており、FiNANCiEのエンタメ関連プロジェクトでは最大規模となる。
支援者は、支援額に応じた数量のトークンと特典を受け取ることができ、一般向けの支援コースは同日20時から販売が予定されている。
トークン(コミュニティトークン/CT)はFiNANCiE上で発行されるデジタルアイテムで、法的には有価証券や暗号資産には該当しない。
「初期サポーターコース」では、トークンを含むデジタルアイテムが提供され、特別なリターンも充実している。
例えば、トークン保有者向けの限定特典には関係者試写会や映画脚本などが含まれ、映画制作のサポートとファン向けの特典が豊富に揃う。
将来性③:Financie上のプロジェクトが続々と更新されている
Financieでは、2024年12月現在新しいプロジェクトが続々と追加されている。
前述した映画制作プロジェクト「YOAKE FILM」に加え、以下のようなプロジェクトがFinancie上に追加されている。
- 堀江貴文氏のミームコイン「ホリエトークン」の発行を発表
-
令和の虎で話題の桑田龍征氏が手がける『通販の虎』が、FiNANCiEでトークンを発行・販売
(2024年10月16日~) - マスター・オブ・ウイスキー が率いる 「ウイスキーとバーを愛するコミュニティ」のコミュニティ公開
(2024年10月17日~) -
「美容整体Filament」が発行するトークンを「FiNANCiE」にて発行・販売開始
(2024年10月8日~)
2024年12月現在は特に多くのプロジェクトが始動開始されており、Financieの注目の高さが伺える。
特に、2024年11月に発表された実業家の堀江貴文氏が手掛けるミームコイン「ホリエトークン」の注目度は高く、直近の価格上昇に影響したと言えるだろう。
今後、日本でのトークンプラットフォームとしての地位を向上させる可能性がある。
将来性④:定期的にBuybackとBurnが行われる見込みである
FNCTは四半期に一度、市場に流通しているものの一部がFiNANCiEの運営によって、Buyback(買い戻し)される計画になっている。
Buybackの原資には、CT(コミュニティトークン)のマーケットプレイスにおける取引手数料のうち、発注者が収受する収益の一部(20%が上限)が用いられる。
また、BuybackされたFNCTの一部はコミュニティの報酬プール経由でユーザーへと還元され、残りはBurn(焼却)によって流通から永久に取り除かれる。
このようにFNCTには市場流通量をコントロール、ひいては希少価値をコントロールする仕組みがあらかじめ用意されていることから、少なくとも供給過多による価値の暴落が起こる可能性は低いと言えるだろう。
将来性⑤:ユーティリティなどがアップグレードされる可能性がある
ホワイトペーパーによると、今後FNCTは、エコシステムに測定可能な付加価値をもたらす人々があらわれた際には、その人々によりよい報酬を付与できるように、インセンティブの体系やユーティリティをアップグレードする可能性があるとされている。
インセンティブがアップすれば、それを求めてより多くの人が集まり、エコシステムもより盤石となることが期待できる。
「フィナンシェトークンに投資してみたい!」という方は、ぜひコインチェックの公式サイトもチェックしてみてほしい。
フィナンシェ上のプロジェクトを紹介
フィナンシェ(FiNANCiE)は、日本発のトークン発行型のクラウドファンディングサービスとして大きな注目を集めているが、既に多くのプロジェクトがフィナンシェ上に登場している。
以下では、そんな中から大きな盛り上がりを見せているプロジェクトを2つ紹介する。
CNG
トークン名 | CNG |
プロジェクトジャンル | ゲームプロジェクト |
トークン総数 | 2,900,000 |
トークン価格 |
¥207.0875 |
時価総額 |
¥600,553,831.4 |
CNG(CryptoNinja Games)は、国内外で高い人気を誇るNFTコミュニティNinjaDAOのゲームプロジェクトだ。
2024年1月15日にプロジェクトが始動し、独自トークンであるCNGトークンも発行されている。
2024年1月に開始したプロジェクトにも関わらず、開始から1ヶ月程度で既にトークン出来高1億円、時価総額10億円、コミュニティ数1万人を突破した。
これは、数あるフィナンシェ上のプロジェクトの中でも快挙と言える数値であることから、人気の高さが伺える。
初回トークン発行・販売は、販売開始日時が非公開であったにも関わらず、数量限定で販売したサポートコースが50分で即完売となった。
その後の二次流通でも購入希望者が続出しており、開始わずかでトークンの価格が値幅の制限に達している。現在は停滞中だが期待されているプロジェクトの1つだ。
AEB
トークン名 | AEB |
プロジェクトジャンル | ゲームプロジェクト |
トークン総数 | 2,900,000 |
トークン価格 | \8.8305 |
時価総額 |
\25,608,579.7 |
AEBは、Web3.0アパレルブランド「DO NUTS(ドゥー・ナッツ)」が発行するトークンだ。2023年5月~7月にFiNANCiE上でのクラウドファンディングを実施し、現在はFiNANCiE上で購入可能となっている。
DO NUTSは、クマに変装した宇宙人のキャラクターがモチーフとしている人気のファッションブランドだ。
FiNANCiE上のクラウドファンディングで集まった資金は、Web3.0技術を活かしたコミュニティ運用に充てられている。
AEBトークンの保有者は、DO NUTSの新商品開発やコラボ会議などの運営に携わる権利が付与されるほか、各種イベントへの参加権が与えられる。
2023年5月末から約4か月の間は、3円程度の価格で横ばいに推移していた。2023年12月にはポップカルチャーイベント「東京コミックコンベンション2023)」が開催されており、AEBプロジェクトの出展もあった事から価格を伸ばした。
2024年2月には、A.E.Bプロジェクトを立ち上げから運営まで行う株式会社Where Verseと株式会社フィナンシェの業務提携が発表されたことにより価格が再度上昇した。
現在は8円ほどの価格で高値を更新している。
【現在終了】フィナンシェトークン(FNCT)のIEOの概要
*記事執筆時点(2024年12月時点)では、IEOはすでに終了しているが、後学のために記載させていただく。
冒頭に述べたようにFNCTは市場上場の前に、コインチェックのIEOにて抽選販売されていた。
ここでは、そのIEOの概要をチェックしていこう。
販売総数 | 26億FNCT(発行総数の13%) |
販売(抽選)方法 | ランダム抽選(口数ごとで抽選、部分当選あり) |
販売価格 | 0.41円/FNCT |
販売総額 | 10億6,600万円 |
申し込み単位(1口) | 1万FNCT |
申し込み上限口数 | 2,000口 |
手数料率 | 8%(消費税含む) |
申し込み金額 | 申し込み口数に販売価格を乗じた金額 |
払い込み金額 | 申し込み金額と手数料の合計金額 |
ミニマムキャップ | 8億5,000万円 申し込み金額の総額がこれを下回ると不成立 |
タイムライン | 2023年2月21日12時:申し込み受付開始 3月7日12時:申し込み受付終了 3月7日:抽選 3月8日~9日:抽選結果の連絡・トークン付与 3月16日:上場・入出金機能の解放 |
前述のとおりコインチェックのIEOでは、総発行総数の13%分に当たる26億FNCTが販売される。
販売価格は0.41円/FNCTであり、1口(1万FNCT)から最大で2,000口(2,000万FNCT)まで、購入の申し込みが可能だ。
販売方法はランダム抽選による抽選販売であり、口数ごとで抽選されるため、部分当選するケースも起こり得る。
今回のIEOでは、なんと申込開始からわずか1時間程度で目標調達金額である約10億6,600万円を突破し大きな話題となった。
それだけ今回のフィナンシェトークンに対する期待感が高まっていたことの表れであると言えるだろう。
そんなフィナンシェトークンは、現在コインチェックの取引所と販売所の両方で取引可能となっている。
フィナンシェトークン(FNCT)のIEOの参加方法/買い方
※IEOは2023年3月7日を持って申し込み受付を終了しているため、現在はIEOに参加することができない。しかし、今後もコインチェックでIEOが行われる可能性が高いと考えられるので、ぜひ参考にしていただきたい。
ここでは、FNCTのIEOへの参加方法を紹介していく。
- コインチェックの口座を用意する
- 購入資金を口座に入金する
- 口数を指定してIEOに申し込む
コインチェックの口座を用意する
FNCTのIEOに参加するには、コインチェックの取引口座を必ず持っておかなければならない。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会にコインチェック公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込むとよいだろう。
口座開設の手順は以下のとおりで、最短で申し込みをしたその日のうちに開設手続きが完了する。
- 会員登録をする(メールアドレスの登録・パスワードの設定)
- 基本情報を入力する
- 本人確認書類をアップロードする
- コインチェックの審査を待つ
なお口座開設の手順については、次の記事で画像を交えながら別途詳しく解説しているので、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。
購入資金を口座に入金する
口座開設が完了したら、次はIEOの申し込みに必要な資金をその口座に入金しよう。
コインチェックでの入金方法は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3種類があり、それらの手数料体系は以下のとおりだ。
方法と入金額次第では手数料が割高になるケースもあるので、留意しておいてもらいたい。
入金方法 | 手数料 |
---|---|
銀行振込 | 無料 (振込手数料を自己負担) |
コンビニ入金 (入金額から手数料が差し引かれる) |
入金額3万円未満:770円 〃 3万円以上30万円以下:1,018円 |
クイック入金 (入金額から手数料が差し引かれる) |
入金額3万円未満:770円 〃 3万円以上50万円未満:1,018円 〃 50万円以上:入金額×0.11%+495円 |
口数を指定してIEOに申し込む
購入資金を用意できたら、最後にFNCTのIEOへの申し込みをしよう。
自身のアカウントのメニューにある「IEO」を選択すると、次のようなFNCTのIEOの画面が表示される。
注意事項と利用規約をそれぞれよく確認したのち、「抽選申し込みへ進む」をクリックしよう。
すると、次のような申し込み画面が立ち上がるので、あとは希望の申し込み口数を入力して「申し込む」をクリックすれば、手続きは完了だ。
なお申し込みが完了すると、抽選が終わるまで払い込み金額(申し込み金額+手数料)の出金はできないので、注意しておこう。
以上、FNCTのIEOへの参加方法を紹介した。
なお、記事執筆時点(2024年12月)ではIEOへの申し込みは終了している。
しかし、現在はコインチェックに上場されているので、「IEOには参加できなかったけどフィナンシェトークンに興味がある!」という方はぜひコインチェックの公式サイトもチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)に関するよくある質問
それでは最後に、FNCTに関してよくある質問を、紹介しておこう。
- フィナンシェトークンの価格はどうなると思いますか?
-
先ほども述べたように、残念ながらFNCTの今後の値動きを正確に予測することは不可能だ。
現在は、コインチェックでの販売所で取り扱いが開始されたことで大きく上昇しているが、今後も多くの取引所に上場したタイミングで上昇する可能性がある。
- IEOで購入したフィナンシェトークンが売却できないのですが?
-
IEOの抽選後、当選者にはフィナンシェトークンが2023年3月8日~9日に付与された。
現在はコインチェックにて上場されているので、コインチェックを通じて売却できるようになっている。
「フィナンシェトークンを取引してみたい!」という方はぜひともコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
フィナンシェトークン(FNCT)についてのまとめ
今回は、コインチェックのIEOで販売されたフィナンシェトークン(FNCT)について、その特徴や将来性、購入方法などを解説した。
- フィナンシェトークン(FNCT)は、FiNANCiEのプラットフォームトークン
- FiNANCiEにおいて、決済手段をはじめとして複数の役割を与えられている
- フィナンシェトークンは2023年3月16日よりコインチェックで上場開始
- フィナンシェトークンの上場戦に参加する場合はコインチェックでの口座開設が必須
FNCTは、Web3のプラットフォームであるFiNANCiEにおいて、コミュニティに所属するサポーターへのさらなるメリットの提供手段となることを目的として生まれたトークンだ。
そんなフィナンシェトークンは、2023年3月16日より国内大手取引所のコインチェックに上場した。
フィナンシェトークンを購入してみたい方は、ぜひこの機会にコインチェックの利用を検討してみてはいかがだろうか。