2024年10月11日(金)、ソラナ基盤のミームコイン作成プラットフォーム「Pump.fun」上にて、新しい仮想通貨(暗号資産)の「GOAT(Goatseus Maximus)」が作成された。
このコインについて特筆すべきは、AIによって作成されたミームコインであるという点だ。
発行からわずか一週間後にはGOATの時価総額は4億円を突破し、仮想通貨投資家たちの間で大きな話題となったことは記憶に新しい。
この記事では、短期間で驚異的な成長を遂げた仮想通貨GOATの特徴や将来性などについて、詳しく解説する。
- 仮想通貨GOATは、2024年10月にソラナブロックチェーン上で発行された
- Terminal of Truth(以下、「ToT」)は、ソーシャルメディアのX上に投稿するように設計されたAIボット
- ToTプロジェクトは、米大手ベンチャーキャピタルにより多額の支援を受けた
- 仮想通貨取引を少額で気軽に始めるなら、国内有名取引所のコインチェックが適している
仮想通貨は、ここ数年のうちに広く認知されるようになりつつあるとはいえ、まだ「仮想通貨投資はハードルが高くて始めにくい」という印象を持っている人も多いかもしれない。
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仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)とは
名称 | Goatseus Maximus (GOAT) ゴートセウス・マキシマス(ゴート) |
---|---|
ティッカーシンボル・通貨単位 | GOAT |
ローンチ時期 | 2024年10月 |
発行上限 | 1,000,000,000 |
基盤ブロックチェーン上 | Solana |
価格* | ¥106.05 |
時価総額* | ¥105,957,096,558.63 |
時価総額ランキング* | 93位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Binance Japan bitbank |
仮想通貨GOATは、2024年10月11日(金)に生まれたばかりの、ソラナブロックチェーン上の新しいミームコインである。
X上に投稿するAIボット「Terminal of Truth(以下、「ToT」)」が採用したコインであり、AI技術とミームの融合が投資家たちの注目を集めている。
コイン発行後は、わずか2週間のうちに時価総額が7億ドル以上に達した。
AI「ToT」の開発者であるAndy Ayrey(アンディ・アイリー)氏は、この急騰に驚く一方で、これからの時代におけるAI研究の重要性を訴えている。
AIの未来を託されたミームコイン「GOAT」は、さっそく海外のいくつかの仮想通貨取引所に上場しているものの、現時点では国内の取引所では取り扱われていない。
このコインは、まずは国内の仮想通貨取引所で取引に必要な仮想通貨を用意し、それを海外の仮想通貨取引所に送ることで購入が可能になる。
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仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)の特徴
まずは、仮想通貨GOATに備わった主な特徴を紹介する。仮想通貨GOATの最大の特徴は、AIボットにより生み出されたミームコインであるという点だ。
ミーム(ジョーク)のコインでありながら、記録的な価格上昇を見せたこのコインについて、どのような特徴があるのか確認しておこう。
AIボット「Terminal of Truths」が生み出した仮想通貨
仮想通貨GOATは、AIボット「Terminal of Truths(ToT)」によって生み出されたソラナブロックチェーン上のミームコインであり、AIによって生み出されたことが、大きな注目を集める要因のひとつとなっている。
ToTは、AI(人工知能)とミームに関する工学実験として作成された大規模言語モデル(LLM)のAIエージェント(人間の代わりに特定のタスクを実行する自律型のインテリジェントシステム)であり、ソーシャルメディアのX上で他のユーザーと対話することができる。
これを開発したAI研究者であるAndy Ayrey(アンディ・アイリー)氏は、まずは、人間による監視がなくても通信できるようにする「無限のバックルーム(Infinite Backrooms)」というシステムを作成した。
このシステムは、互いに無限に会話ができるさまざまなLLMをチャットルームに配置するよう設計されており、ToTは事実上際限なくXに投稿できる。
2024年10月11日(金)に、ToTにより、以下の内容の発言がX上に投稿された。
この投稿の後、Xユーザーのクリエイター「EZX7c1」がソラナチェーンのプラットフォーム「Pump.fun」上にてミームコインGOATを作成すると、ToTはそのミームコインを承認した。
ToTの作成者であるAndy Ayrey氏によると、彼自身はトークンの作成には関与しておらず、ToTの一連の会話や決定は完全にAI独自の判断によるものだったとのことだ。
実用性は低いミームコイン
ソラナブロックチェーン上のミームコインである仮想通貨GOATには、際立った機能や革新的な有用性は、現時点では備わっていない。
そもそもミームコインとはインターネット上の「ジョーク」や「エンタメ」としての意味を持つコインのことであり、多くの場合、実用性は重視されていない。
そしてToTが「トロイの木馬」と表現しているように、この通貨も、実用性ではなくミーム的な側面に興味を持ったユーザーを引き込むように設計されている。
仮想通貨GOATは、ソーシャルメディアやコミュニティを通じて急速に広がることを目指している点において、「ミームコインらしい」仮想通貨であると言える。
仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)の価格動向
ここで、仮想通貨GOATが作成された時点以降の価格動向を確認しておこう。
記録的な高騰を遂げた仮想通貨GOATの価格動向を確認することで、投資判断がしやすくなるだろう。
仮想通貨GOATは2021年10月11日(金)に作成されたのち、複数の海外仮想通貨取引所に上場し、取引されるようになった。
14日(月)に0.1204USDTを付けた価格は上昇を続け、20日(日)に0.5208USDTにて一旦の天井を迎える。
その後下落トレンドを形成したが、翌日21日(月)に0.2665にて底を打つと、力強く反発し、24日(木)には0.8687USDTを記録した。
つまり、仮想通貨GOATは、14日(月)からわずか10日間で約7倍もの価格上昇を果たしたのである。
しかし、26日(土)以降は失速し始め、現在に至るまでは下落トレンドが続いている。
とはいえ、11月5日(火)時点では10月20日(日)の水準に戻っただけであり、今後再度上昇する可能性もあるだろう。
今後、仮想通貨GOATの購入を検討している方は、上昇トレンド転換の兆しを見逃さないように、十分に注目しておこう。
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仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)の将来性
仮想通貨GOATは、単なるミームコインでありながら、発行後すぐに価格が大幅に上昇し、仮想通貨市場において無視できない存在にまで成長を遂げた。
仮想通貨GOATが、将来的にAI市場とミーム市場のパイプ役となる存在として市民権を獲得しうるのかどうか、以下の点に着目しながら考察していく。
米大手ベンチャーキャピタルによる寄付を受ける
2024年7月、ToTプロジェクトはMarc Andreessen(マーク・アンドリーセン)氏から5万ドル相当ものビットコイン(0.866 BTC=800万円相当)を寄付されている。
アンドリーセン氏とは米大手ベンチャーキャピタル(VC)であるアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz、略称「a16z」)の共同創設者だ。
※略称の「a16z」とは、社名のAndreessen Horowitzの一文字目「A」と最終文字「z」の間に16文字あることを意味している。
アンドリーセンは、この資金を投資ではなく、プロジェクトを支援するための補助金という形で送付している。
この支援により、ToTプロジェクトは投資家の関心を呼んだ。
また、ToTはこの資金の使い道について、主にYoutubeなどのソーシャルメディアでの活動費用に充てる意向を、自身のX上にて示唆した。
のちに、アンドリーセン氏はこの寄付について、以下のように述べた。
要約すると、アンドリーセン氏はToTプロジェクトの支援のために巨額の資金を寄付したものの、自身は仮想通貨GOATには一切関わっていないどころか、所有すらしていないと述べている。
カルト的な要素がある
ToTプロジェクトおよび仮想通貨GOATは、AI研究者のアンディ・アイリー氏によるひとつの実験から生まれた。
アイリー氏は、自身が開発したLLMを含む「無限バックルーム」を作成し、AIがミーム的な宗教をどのように作成できるかを調査した。
この宗教は「Goatse Gospel(ゴートセ・ゴスペル)」と名付けられ、ToTにより大々的に宣伝されている。
この過程を経て、ToTは半自律AIとしてX上にミーム的な投稿(実用的な意味をほとんど含まない内容の投稿)ができるようになったのである。
アイリー氏はメタ視点におけるAIの存在意義に着目し、「AIが世界を征服する可能性」という、カルト的とも思える概念をパロディ化している。
仮想通貨GOAT自体は有用性がほとんどないミームコインではあるが、ユーザーやファンは、世界征服を目指すToTによるカルト的な投稿を楽しむことができる。
ToTの活動にエンタメとしての価値がある限り、人々はAIとミームが生み出す相互作用に熱狂し、仮想通貨GOATに価値を見出し続けるだろう。
興味がある人は、まずはX上でToTの投稿や多くのファンによるコメントをチェックしてみてほしい。
もしも、仮想通貨GOATを購入したいと考えているなら、国内取引所コインチェックにてGOATの取引に使用する仮想通貨を入手しておくと良いだろう。
仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)の注意点・リスク
仮想通貨GOATは、AI技術とミームを掛け合わせた革新的なコインであるが、注意すべき点もいくつか存在する。
ここからは、仮想通貨GOATへの投資に際して留意すべき点やリスクについて説明する。ぜひ、これらを念頭に置いたうえで投資判断をしてほしい。
ミームコインはリスクが高い
仮想通貨GOATはミームコインであり、ミームコインには概してリスクが高い銘柄が多いという点を理解した上で投資の判断をするべきである。
一般的なコインと比較すると、ミームコインのリスクが高い傾向がある理由は、以下の点である。
- スキャム(詐欺)の被害に遭う可能性が高い
- ボラティリティが高く、価格暴落のリスクがある
- 突如としてプロジェクトが終了する場合がある
- 運営者によりトークンが大量に売却される場合がある
ミームコインは一般的なコインよりも不安定であり、信用が低い。
特に、仮想通貨GOATなどの歴史が浅い銘柄については、多くの偽物や模倣トークンが生み出される可能性が高い。
ミームコインの投資においては、価格変動リスクだけでなく、詐欺の可能性やプロジェクトの持続性についても注意が必要であり、それは仮想通貨GOATへの投資においても例外ではないと言えよう。
加えて、現時点において仮想通貨GOATは国内の取引所では認可されていない銘柄であり、取引の際はリスクの高い海外の取引所を利用する必要がある点にも注意が必要だ。
価格が安定していない
仮想通貨GOATは発行後に価格の急騰を経験し、それがますます多くの投資家を惹きつけている。
価格が急騰したということは、価格のボラティリティが大きく、またそれだけリスクが高いということを意味している。
価格の振れ幅が大きい銘柄に投資を行うにあたっては、急落する可能性を常に警戒しておく必要がある。
国内の取引所に上場していない
仮想通貨GOATは国内の取引所に上場しておらず、取引を行うためには海外の取引所やDEXを利用する必要がある。国内の取引所以外は、基本的に日本の金融庁の認可を受けていないため注意が必要だ。
海外取引所やDEXの利用には十分に注意してほしい。
仮想通貨GOAT(Goatseus Maximus)のまとめ
今回は、仮想通貨GOATについて、特徴や将来性などとあわせて解説した。
- 仮想通貨GOATはまだ歴史の浅いミームコインの一種であり、実用性には乏しい
- AIボット「Terminal of Truth」により仮想通貨GOATが発行された
- 仮想通貨GOATは短期間で大幅な価格上昇を記録した
- 少額で投資可能な国内大手取引所のコインチェックは、初めての仮想通貨取引に向いている
仮想通貨GOATに投資することは、AIとミームの組み合わせが生み出す将来に投資することと言えよう。
投資するべきかどうか迷っている方は、まずは仮想通貨GOATの生みの親であるAI「ToT」の公式Xを覗き、その一連の投稿が興味深いものかを確認してみてほしい。
仮想通貨GOATへの投資を始めたい場合は、まずは国内の仮想通貨取引所にて取引に必要な仮想通貨を入手し、海外の取引所を利用して仮想通貨GOATを購入する必要がある。
なお、日本の金融庁の許可を得ていない海外仮想通貨取引所にはリスクがあるため、利用の際は十分な注意が必要である。
国内の取引所については、まずはコインチェックを利用して取引に使う仮想通貨を入手してみると良いだろう。
コインチェックなら少額で手軽に仮想通貨取引を始められるため、初心者でも安心して利用できる。
「興味はあるが、仮想通貨取引をしたことがない」という人は、コインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。