今回取り上げるIOST(アイオーエスティー)は、DApps(分散型アプリ)の開発ができるブロックチェーンプラットフォーム「IOST Network」の基軸通貨だ。
IOST Networkは、日本のブロックチェーン関連のプロジェクトで開発基盤に採用されたことがあり、その基軸通貨であるIOSTに関心を持っている方も多くおられるだろう。
この記事ではそうした方に向けて、IOSTに投資する方法や、IOSTの取り扱いがあるおすすめの仮想通貨取引所などを紹介していく。
- IOSTは、DAppsの開発プラットフォームとなっているブロックチェーン「IOST Network」の基軸通貨
- 時価総額ランキングは、305位台で推移*している
- 2024年7月時点で、一部の国内取引所がIOSTを取り扱っている
- IOSTの取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックがおすすめ!
*2024年7月19日時点、CoinMarketCap調べ
IOSTは、ビットコインやイーサリアムなどと比べるとマイナーな通貨であり、国内での上場先も少ない。*2024年7月19日時点
IOSTを購入できる国内仮想通貨取引所はいくつかあるが、アプリの使いやすさに定評があるCoincheckは初心者の方でも使いやすいだろう。
IOSTとは?
名称 | IOST(アイオーエスティー) |
ティッカーシンボル・通貨単位 | IOST |
ローンチ時期 | 2018年1月(メインネットのローンチは2019年2月) |
価格* | 0.97円/IOST |
時価総額ランキング* | 305位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Coincheck コイントレード |
関連記事 | IOSTとは? |
IOST(アイオーエスティー)は、DApps(分散型アプリ)の開発ができるブロックチェーンプラットフォーム「IOST Network」の基軸通貨だ。
IOST Networkは、独自のコンセンサスアルゴリズムの採用によって高速・低コストで利用できたり、DApps開発のためのプログラミング言語にポピュラーな言語である「Java Script」を採用していたりと、いくつかのユニークな特徴を持つ。
また本記事執筆時点(2024年7月19日時点)では、イーサリアムチェーンや他のパブリックブロックチェーンとの互換機能の実現を目指すプロジェクトが進行中だ。
なお、国内ではCoincheckやコイントレードなどの数社が、IOSTを取り扱っている。
IOSTの買い方・投資方法
続いて、IOSTの購入方法を確認しておこう。
ここでは、先ほど紹介したCoincheckを例にして、その方法を紹介していく。
- 仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
- 口座に購入資金を入金する
- 購入数量を決めて注文を入れる
仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
まずはCoincheck公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
Coincheckでの口座開設手続きの流れは、以下のとおりだ。
- メールアドレス・パスワードの登録
- セキュリティ認証
- 本人確認
- 基本情報の入力
- 本人確認書類の提出
- 本人確認書類と顔の撮影
本人確認は、運転免許証、パスポート、運転経歴証明書、住民基本台帳カード、個人番号カードから選択することができる。
口座に購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にIOSTの購入資金を入金する必要がある。
Coincheckの場合、以下の3つの入金方法が用意されているので、いずれかの方法を選んで入金しよう。
入金方法 | 手数料 (税込) |
入金額 |
---|---|---|
銀行振込 | 振込手数料を自己負担 | 制限なし |
クイック入金 | 770円(3万円未満の入金)、1018円(3万円以上30万円以下) | 1,000円+手数料〜1,000万円 |
コンビニ入金 | 770円(3万円未満の入金)、1018円(3万円以上50万円未満)、入金額×0.11%+495円(50万円以上) | 1,000円+手数料 〜 30万円 (手数料含む) |
購入数量を決めて注文を入れる
購入資金を用意できたら、いよいよIOSTを購入しよう。
Coincheckでは販売所からIOSTを購入することができる。
30種類の仮想通貨の中からIOSTを選択する。
その後、希望数量を記入し、交換する通貨としてBTCまたはJPYを選択する。
最後に「購入する」のボタンを押せばIOSTを購入することができる。
以上、Coincheckを例にして、IOSTを購入する流れを解説した。
Coincheckならアプリを使いながら簡単に取引をすることもできる。
IOST投資におすすめの取引所
IOSTの時価総額ランキングは305位台で推移*しており、ビットコインやイーサリアムなどと比べるとマイナーな存在となっている。*2024年7月19日時点、CoinMarketCap調べ
そのため国内でもIOSTの取り扱いがある仮想通貨取引所は、本記事執筆時点(2024年7月19日時点)では比較的少ない。
今回はその限られた選択肢のなか、2社をピックアップしたので、それらの基本情報と特徴を紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 30種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、XYM SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB |
IOSTの最小取引数量 | 現物取引(販売所):円建てで500円相当額、BTC建てで0.001 BTC相当額 現物取引(取引所):取り扱いなし |
IOSTの取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし |
IOSTの送金手数料 | 1 IOST |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT(β版) Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckは、大手金融グループであるマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、取引のサービスは現物取引に特化している。
IOSTを含む30種類の取り扱い通貨は、いずれもワンコイン(500円)から購入が可能だ。
取引ツールはPC版・アプリ版ともにシンプルな作りで、操作性に優れており、特にアプリ版はダウンロード数No.1*を獲得するほど、投資家からの支持が厚い。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
関連サービスも豊富で、自動積み立てやレンディング、IEOといったポピュラーなサービスはひととおりそろっている。
コイントレード
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄 | 19種類 BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、 PLT、IOST、ADA、DOT、XTZ、 AVAX、HBAR、MATIC、NEAR、 ZPG、ZPG Silver、ZPG Plutinum、 SOL、ATOM |
最小取引数量 (IOSTの場合) |
10 IOST/回 |
取引手数料 (IOSTの場合) |
無料 |
送金手数料 (IOSTの場合) |
1 IOST |
その他のサービス | ステーキング レンディング |
公式サイト | コイントレード公式サイト |
関連記事 | コイントレードの評判 |
コイントレードは、株式会社マーキュリーが提供する仮想通貨取引所のサービスだ。
取り扱う銘柄は19種類で、IOSTの現物取引にも対応している。現物取引では手数料無料でコストをかけずに入手可能だ。
また、コイントレードではIOSTのステーキングに対応しており、最大年率は10%と高く設定されている。
長期保有でIOSTを運用したい方に最適だ。
現在は、新規口座開設で2,000円相当のATOMが貰えるキャンペーンも実施されているので、ぜひこの機会にコイントレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
IOSTの買い方に関する注意点
最後にIOSTを購入、もしくはレバレッジ取引で投資する際の注意点を、3つ紹介しておこう。
- 自身の目的に合った仮想通貨取引所を選ぶこと
- 余剰資金を使って購入・投資すること
- メジャーな通貨と比べて、価格の変動幅が大きくなりやすい
自身の目的に合った仮想通貨取引所を選ぶこと
例えば、ビットコインのようなメジャーな通貨であれば、現物取引とレバレッジ取引の両方でそれを取り扱っている仮想通貨取引所が数多くある。
一方でIOSTのようにややマイナーな通貨は、今回取り上げたCoincheckのように、現物取引とレバレッジ取引のどちらか一方でしか取り扱いがないケースが多い。
そのためIOSTへの投資を考えているなら、ビットコインなどに投資するとき以上に、自身の目的に合った仮想通貨取引所をよく厳選する必要がある。
また場合によっては、複数の仮想通貨取引所を併用することも検討するべきだろう。
余剰資金を使って購入・投資すること
IOSTに限らず仮想通貨は、価格が常に変動する金融商品であり、投資したのちに思惑と違う方向に価格が変動して、損失を被ったり含み損を抱えたりすることが多々ある。
そうした損失のリスクがあるため、購入もしくは投資する際は、万が一失ったとしても日常生活に支障をきたすことのない、余剰資金を用いるようにしよう。
メジャーな通貨と比べて、価格の変動幅が大きくなりやすい
繰り返し述べているように、IOSTは、ビットコインやイーサリアムなどと比べるとマイナーな通貨であり、時価総額や日々の取引高が相対的に少ない。
このような通貨は、投資資金が流れ込んでくると、それが大した量ではなかったとしても、価格が大きく変動する傾向がある。
ここで、2021年1月1日から本記事執筆時点(2023年12月28日時点)までのIOSTの値動きを、同じ期間のビットコインの値動きと比較してみよう。
このチャートは、上記の期間のIOST/USD(米ドル)チャートとビットコイン/USDチャートを重ね合わせ、縦軸を2021年1月1日からの変動幅を示すパーセント表記にしたものだ。
両者を見比べると、2021年1月1日以降のビットコインの価格変動率が約300%であるのに対し、IOSTの価格変動率は約1,700%と、6倍も大きく変動していることがわかる。
もちろん、切り取る期間によって両者の変動率も変わってくるが、基本的にはよりマイナーな通貨であるIOSTの方が、ビットコインなどのメジャーな通貨よりも値動きが大きくなる傾向が強い。
値動きが大きいということは、同じ金額で投資した場合に、値動きが小さい銘柄よりも大きなリターンを期待できる一方、思惑と外れたときの損失や含み損もより大きくなりやすい。
IOSTの購入もしくは投資をする際は、こうしたマイナーな通貨とメジャーな通貨の値動きの違いをよく理解した上で、戦略を立てるべきだろう。
IOSTの買い方まとめ
今回は、IOSTに投資する方法や、IOSTの取り扱いがあるものの中でおすすめの仮想通貨取引所などを紹介した。
- IOSTは、DAppsの開発ができるブロックチェーンプラットフォーム「IOST Network」の基軸通貨
- IOST Networkは、クロスチェーンのプロジェクトによって、エコシステムの拡大を図っている
- ビットコインなどと比べるとマイナーで、国内でも取り扱いのある仮想通貨取引所は限られている
- IOSTの取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックがおすすめ!
IOSTは、日本の医療分野でデータ管理の研究開発に採用されたり、運営元のIOST財団が日本ブロックチェーン協会に加盟しているなど、日本に何かと馴染みがある仮想通貨だ。
IOSTを取り扱う国内の仮想通貨取引所は限られているが、Coincehckなら約500円という小額からIOSTを購入できる。