WLFI(World Liberty Financial)とは?特徴や買い方、将来性を徹底解説!

WLFI(World Liberty Financial)とは、次期米大統領のドナルド・トランプ氏が関与する「World Liberty Financial(以下:WLF)」が発行するトークンである。

WLFは民主的な金融の実現をビジョンに、利便性の高いDeFi(分散型金融)プラットフォームの構築を目指している。

プロジェクトの独自トークンとなるWLFI(World Liberty Financial)は、2024年10月にトークンセールを開始。執筆現在で7,500万ドル相当の売り上げを見せている。

この記事ではWLFI(World Liberty Financial)の特徴や価格動向、将来性などについて解説していく。

この記事の要点
  • WLFI(World Liberty Financial)はトランプ氏支援のプロジェクトが発行するトークン
  • プロジェクトのガバナンスとして機能し、保有者は改善提案・投票への参加などが可能
  • トークンは現在は譲渡不可能なため、購入後に仮想通貨(暗号資産)ウォレットにロックされる
  • 固定価格の0.015ドルで販売されており、WLF公式サイトからアクセスできる
  • 仮想通貨取引には国内大手取引所のコインチェックが利用できる

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出典:コインチェック公式サイト

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目次

WLFI(World Liberty Financial)とは?

仮想通貨WLFI(World Liberty Financial)とは?
出典:World Liberty Financial
トークン名 World Liberty Financial
トークンシンボル WLFI
総供給量 1,000億WLFI
発行基盤 イーサリアム(ERC-20)
現在価格 0.015ドル(固定価格)
購入できる取引所 なし(World Liberty Financial公式サイトのみ)
※2024年12月24日時点、World Liberty Financial調べ

WLFI(World Liberty Financial)とは、Web3プロジェクト「World Liberty Financial(以下、WLF)」が発行するトークンである。

WLFはトランプ氏の持つブランド力を活用し、既存のWeb2ユーザーをWeb3に引き込むビジョンを掲げている。

初心者のためにシンプルなUI/UXにこだわった分散型レンディングプラットフォームを通じ、デジタル資産の貸し借りはもちろん、ステーブルコインの流動性プールを活用した利回り機能などの提供を目指している。

そんなプロジェクトにおいて、WLFI(World Liberty Financial)はプロジェクトの改善提案・投票参加などのガバナンストークンとしての機能性を持っているのが特徴だ。

また、このトークンは、現在は譲渡不可能かつ固定価格である。また、「無期限に譲渡が不可能」であり、将来譲渡が可能となるかどうかは不確実である。ビットコインをはじめとした一般流通する仮想通貨とは異なる点には注意しておきたい。

執筆現在ではWLF公式サイト上でトークンセールが実施されており、1WLFI=0.0015ドルからETHやUSDCなどの仮想通貨を用いて購入を進められる。

WLFI(World Liberty Financial)の特徴

トランプ氏が関与していることもあり、WLFI(World Liberty Financial)は注目度を高めつつある。ここでは、トークンの特徴について詳しく見ていこう。

WLFIの特徴
  • トランプ氏支援のプロジェクトが発行
  • プロジェクトのガバナンスとして機能

トランプ氏支援のプロジェクトが発行

WLFI(World Liberty Financial)は、ドナルド・トランプ氏が関与するプロジェクト「WLF」が発行している。

WLFは「自由」や「プライバシー」を主軸に置きつつ、これまでよりも利便性の高いDeFiサービスの提供で「金融の民主化」を推し進めようとしているプロジェクトだ。

WLFが発行する公式ゴールドペーパーによると、今後は分散型レンディングプラットフォームの構築のほか、以下のような機能の提供を計画しているという。

WLFが提供予定の機能
  • プラットフォームを介した様々なデジタル資産の管理
  • ステーブルコインの流動性プールを活用した利回りの獲得
  • サードパーティアプリの情報取得や簡易的なアクセス

WLFは上記の機能を提供することで、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)の必要性を排除した金融システムのほか、個人同士による仮想通貨取引を手軽に進められる環境の構築を目指している。

WLFI(World Liberty Financial)は、この壮大なビジョンの中核を担うトークンとして発行されている。

プロジェクトのガバナンスとして機能

WLFI(World Liberty Financial)は、WLFでのガバナンストークンとして機能しているのが特徴だ。

例えば、プロジェクトの基盤を変える大規模な変更や今後の方向性などに関して、トークン保有者はWLFプロジェクトの未来を形作る重要な役割を担うことができる。

提案から投票に至る流れ
  • トークン保有者がプラットフォームの改善提案を提出
  • トークン保有者による提案可否の投票を実施
  • WLFの専用マルチシグウォレットが改善提案を実行

上記の流れの中で、WLFI(World Liberty Financial)は1トークン=1票として機能している。

しかし、1つのウォレットで投票できるのはトークン総発行枚数の5%までに制限されているのが特徴だ。この仕組みによってWLFは投票の公平性や安定性を保ち、民主的なプロジェクト運営を実現させようとしている。

WLFI(World Liberty Financial)の価格動向

WLFI(World Liberty Financial)は執筆現在、1トークン=0.015ドルの固定価格で流通している。

WLFは2024年10月、公式サイト上でトークンセールを開始。このセールでは、総発行枚数の35%にあたる200億WLFIが割り当てられている。

一時は公式サイトがダウンするほどアクセスが集中したものの、初日のトークン売り上げは約915万ドルに留まった。2024年12月執筆時点は、7,500万ドル相当のトークンが販売済みとなっている。

仮想通貨WLFI(World Liberty Financial)の価格動向
出典:World Liberty Financial

WLF公式サイトでWLFI(World Liberty Financial)を購入する際は、ETHやUSDCなどのERC-20規格に対応した仮想通貨を、メタマスクなどの仮想通貨ウォレットへ送金しておく必要がある。

その後、仮想通貨ウォレットとWLF公式サイトと連携したうえで、以下手順でトークン購入を進められる。

WLFI(World Liberty Financial)の購入手順
  • 支払いする仮想通貨を選択
  • 支払いするトークン数量を設定
  • WLFの利用規約を確認・同意
  • トランザクション承認を完了
  • 「Buy Now」をクリックして購入

WLFI(World Liberty Financial)を購入するための元手となる通貨を準備する際は、まず国内取引所での口座開設が必要だ。

国内取引所はさまざまだが、コインチェック(Coincheck)」は、初心者に優しいスマホアプリや、充実した仮想通貨運用サービスの提供などで人気を集めている。

国内の取引所では珍しいアルトコインへ投資できる点も魅力のため、まだ国内口座を持っていない方は、コインチェック公式サイトから詳細をチェックしてほしい。

出典:コインチェック公式サイト

WLFI(World Liberty Financial)の将来性

WLFI(World Liberty Financial)の今後の需要に強い影響を与えるのは、やはりその発行主体であるWLFの動向だろう。ここでは、WLFの動向にスポットを当ててトークンの将来性を解説していく。

WLFIの将来性
  • TronDAOによる出資を受けている
  • DeFiやRWA銘柄への投資を強化
  • 様々なプラットフォームとの提携

TronDAOによる出資を受けている

WLFは2024年11月、ジャスティン・サン氏が率いる「TronDAO」から3,000万ドル分の出資を受けている。トークン販売が不調ななかでの出資であったため、一気にWLFやWLFI(World Liberty Financial)への注目度が高まった。

TronDAOが出資した理由は、単にトランプ氏再選による仮想通貨業界の規制緩和への期待感だけではない。トランプ陣営との政治的な親和性を深め、今後のビジネスチャンスにつなげる意図があったとも見られている。

TronDAOの出資により、WLFI(World Liberty Financial)総売上高は5,200万ドルを記録。しかしそれでもなお、WLFが設定したトークン販売目標の17%にしか到達していなかった。

だが執筆時点において、WLFI(World Liberty Financial)7,500万ドルの売り上げを記録している。TronDAOの出資以降、トークンへの買いが集まっていることがわかるだろう。

TronDAOのように、今後業界で注目を集めるDeFiプロジェクトがWLFへ出資する可能性はゼロではない。仮にその他のプロジェクトによる出資が加速していけば、WLFの認知獲得やトークン需要が高まる可能性も考えられるだろう。

DeFiやRWA銘柄への投資を強化

WLFは直近でDeFiやRWA(現実資産)など、複数銘柄へ積極的な投資を進めている点でも注目を集めている。

2024年12月にはETH(イーサリアム)のほか、LINK(チェーンリンク)やAAVE(アーベ)などへの投資を発表。この発表を受けてLINKは20%以上、AAVEは33%以上の急激な価格上昇を見せた。

また、現実資産のトークン化を行うDeFi「Ondo Finance」が発行するONDO(オンド)へも投資。この発表を受けてONDOは24時間で10%以上、1年間で1,100%以上の価格上昇を見せている。

WLFのトークン投資により、投資家が追随して各種銘柄へ投資を行う状況が続いている。こうした投資の動きがWLFの認知を高め、WLFI(World Liberty Financial)への出資を加速させる可能性が考えられる。

様々なDeFiプロジェクトとの提携

WLFは様々なDeFiプロジェクトとパートナー提携を進めており、DeFi市場での影響力を強めつつある。

WLFは2024年11月、「Chainlink(チェーンリンク)」と提携。イーサリアム上でのサービス展開のため、同プロジェクトが持つオンチェーンデータとクロスチェーン技術を採用することを発表した。

さらに2024年12月には、ステーブルコイン発行を手がける「Ethena Labs(エセナラボ)」と提携。同プロジェクトが提供する「sUSDe」をWLFのコア担保資産として採用するというガバナンス提案が行われている。

仮に上記のガバナンス提案が採用されれば、WLFエコシステムでのsUSDeの運用が実現化する。ユーザーはトークン運用によりsUSDeやWLFI(World Liberty Financial)を報酬として獲得できるようになる。

今後も大手DeFiプロジェクトとの提携が進めば、WLFがビジョンとする「DeFiサービスの民主化」が促進される可能性が高まる。そうなれば、WLFの利用拡大やトークンへのより大きな出資が集まることも考えられるだろう。

WLFI(World Liberty Financial)のリスク・注意点

WLFI(World Liberty Financial)は他のトークンにはない、特異な性質を持つため購入時は注意が必要だ。ここでは、WLFI(World Liberty Financial)を購入する際のリスクや注意点について解説していく。

WLFIのリスク・注意点
  • 現在は譲渡不可のため資産とは言えない
  • 発行元が海外プロジェクトである
  • 国内取引所では購入を進められない

現在は譲渡不可のため資産とは言えない

WLFI(World Liberty Financial)は、「無期限に譲渡が不可能」であるため、投資対象となる資産とは言い難い。

WLFIは、トークン購入後、各ユーザーのウォレットにロックされる。そのため、WLFIは購入後に仮想通貨取引所を通じて売却することができない。

公式サイトの説明によれば、将来的には、法律に違反しなければガバナンス投票等を経て譲渡解除される可能性は完全に排除されていないようだ。しかしその場合でも、少なくともトークン販売の完了から12ヵ月の経過が必要となる。

また、WLFは公式サイトで「流通市場を形成する予定はない」とも明言している。

これは、将来的なDEX(分散型取引所)等を含む第三者による流動市場の形成までも否定するものではないと捉えることも可能だ。しかし、現段階においては、将来的な譲渡性の獲得や流通市場の形成は全く約束されていないという点に注目しておくべきだろう。

以上のように、WLFI(World Liberty Financial)は現段階では譲渡不可能である。そして、将来譲渡が可能となる可能性はあるが、それは確約されておらず、いくつかの条件を満たす必要がある。したがって、現段階では資産ではなく、ガバナンスに特化したトークンと捉えておく必要がある。購入する場合は、この点を理解したうえで購入を進めてほしい。

発行元が海外プロジェクトである

WLFI(World Liberty Financial)の発行元が海外プロジェクトである点も注意が必要だ。

WLFはそもそも、2024年9月に誕生したばかりのため、運営歴が浅い。さらにプロジェクトの全体像が未だ不透明であり、構想しているプラットフォーム自体も現在開発が進められている状況だ。

仮に将来的にプロジェクトが頓挫すれば、購入したトークンが何の機能も果たさなくなるリスクも考えられる。日本の規制対象外となる海外プロジェクトでのトラブルは、国内の法規制による補償を受けられない。

また、仮想通貨業界の規制変化がプロジェクトの将来性に大きな影響を与える可能性も考えられる。自身で徹底的な情報収集を行ったうえで、実際のトークン購入を進めていただきたい。

国内取引所では購入を進められない

WLFI(World Liberty Financial)は国内取引所に上場していないため、購入リスクが高い点も注意だ。

トークン購入するためには、まず国内取引所で元手通貨を購入し、仮想通貨ウォレットへ元手通貨を送金。WLF公式サイトと仮想通貨ウォレットを連携したうえでトークン購入を進める必要がある。

つまり、国内取引所のように日本円でトークン購入できないことはもちろん、購入するまでに手間や送金コストがかかる点も考慮しておかなければならない。

また、最悪の場合、送金ミスによって元手通貨を紛失してしまうリスクも考えられる。トークン投資の際は、必ず余剰資金かつ自己責任で購入を進めてほしい。

WLFI(World Liberty Financial)に関するよくある質問

WLFI(World Liberty Financial)のチャートはどこで確認できますか?

海外取引所や仮想通貨分析サイトでは、執筆時点で価格チャートが提供されていない。

そもそもトークン価格は0.015ドルに固定されているため、現時点では一般的な仮想通貨のように価格変動していない。

ただし、トークン価格が変更になる可能性もゼロではないため、最新の価格情報はWLF公式サイトからチェックしていただきたい。

WLFI(World Liberty Financial)はトランプ氏が直接関与するトークンですか?

WLFI(World Liberty Financial)はトランプ氏が公に関与を認めているトークンである。

WLF公式ゴールドペーパーではサポートチームの一員として、トランプ氏の名前が記載されている。

ただし、WLFや発行トークン自体は、トランプ氏の政治活動とは関連性を持たない。

WLFI(World Liberty Financial)が仮想通貨取引所に上場する可能性はありますか?

現状のトークン仕様では、国内ならびに海外取引所へ上場する可能性はゼロに等しい。

トークンの販売元がWLFとその関連会社に限定されていることが直接的な要因となるが、今後のガバナンスにより、上記の仕様が変更される可能性がある点は考慮しておきたい。

WLFI(World Liberty Financial)のまとめ

WLFI(World Liberty Financial)は一般的な仮想通貨と異なり、固定価格・譲渡不可能などの特徴を持つトークンだ。そのため単なる投機対象ではなく、トークンはWLFの未来を形作るための重要な要素として位置付けられている。

この記事のまとめ
  • WLFI(World Liberty Financial)はDeFiの民主化を目指すプロジェクトが発行するトークン
  • トークンホルダーは総発行枚数の5%を上限としてプロジェクト内における投票権を持つ
  • 譲渡できない仕組みのため、現段階では仮想通貨取引所で売買できず、将来譲渡が可能となる保証もない点に注意が必要
  • 仮想通貨取引には国内大手取引所のコインチェックがおすすめ!

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出典:コインチェック公式サイト

初心者から圧倒的に人気の高いスマホアプリも提供しているので、興味を持った方はぜひコインチェック公式サイトから詳細をチェックしてほしい。

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