武田塾で浪人はできる?

 結論から言うと、武田塾で浪人することはできます。武田塾のメインターゲットは高校生(現役生)ですが、小・中学生、既卒生、社会人の勉強にも対応しているため、武田塾で浪人することは可能です(小・中学生の受け入れがあるかは校舎によって異なる)。

武田塾の既卒生コース

 武田塾のコースは、どれだけ自学自習の管理をしてもらうかによって選択するシステムです。自学自習の管理には「宿題ペース管理」「確認テスト」「個別指導」「習慣コーチング」の4つがあり、これらを組み合わせることによってコースが決まります。コースには「徹底個別特訓」「個別管理特訓」「宿題確認特訓」「独学支援特訓」の4種類があり、それぞれの内容は次の表の通りです。

続きを見る
サポート 内容

宿題ペース管理

志望校合格から逆算したカリキュラムをもとに、毎日の学習内容を管理してもらうことができます。

確認テスト

どれだけ学習が身についているかを確認するために、毎週行われるチェックテストです。

このテストにより、正しく自学自習できているかを確認することができます。

個別指導

参考書・問題集の理解度のチェック、過去問の解説、英作文・論述問題などの添削指導をしてもらうことができます。

習慣コーチング

毎日の課題にきちんと取り組めるように、武田塾の自習室で勉強する時間を管理してもらうことができます。

続きを見る
コース 組み合わせるサポート 内容・特徴
徹底個別特訓

宿題ペース管理+確認テスト

+個別指導+習慣コーチング

毎日の自習まで管理してもらえる、

武田塾で最も手厚いコース

個別管理特訓

宿題ペース管理+確認テスト

+個別指導

武田塾のスタンダードなコース
宿題確認特訓 宿題ペース管理+確認テスト

3科目以上の受講を考えている人で、

ある程度勉強に慣れている人向けのコース

独学支援特訓 宿題ペース管理

3科目以上の受講を考えている人で、

勉強に慣れている人向けのコース

 また、各コースには「S」と「L」の2種類があり、「S」は1科目、「L」は2科目選ぶことができるコースです。例えば、英語と数学の個別管理特訓を受講する場合は、次のような受講方法が考えられます。

コース選択の例 内容

個別管理特訓S「英語」+

個別管理特訓S「数学」

週2回、英語と数学それぞれの確認テスト1時間と、

個別指導1時間が受けられる

個別管理特訓L

週1回、確認テスト1時間と個別指導1時間の中で、

英語と数学の指導を受けられる

武田塾の既卒生コースとは

 武田塾は、上記のように必要なサポートを選択してコースが決まる仕組みになっています。それらのコースの中で、既卒生におすすめのコースは「個別管理特訓」と「宿題確認特訓」となっているようです。

コース おすすめの受験生
個別管理特訓

・高校では未習の科目を既卒になって一から始める

・既習科目でも理解が曖昧な部分が多く、基礎から固めたい

宿題確認特訓

・計画を立てても、実際にやれるかどうか不安

・点が足らず志望校に合格できなかった

※参照: 武田塾公式サイト

 また、志望校別の受講例は次の通りです。

続きを見る
志望校・受験科目 受講例
私大2科目対策

・個別管理特訓S 2回+習慣コーチング

・個別管理特訓S 1回+小論個別特訓 1回+習慣コーチング

・個別管理特訓L 1回

私大3科目対策

・個別管理特訓S 3回+習慣コーチング

・個別管理特訓S 1回+個別管理特訓L 1回+習慣コーチング

・個別管理特訓L 1回+小論個別特訓 1回

私大4科目対策

・個別管理特訓S 4回

・個別管理特訓S 2回+個別管理特訓L 1回+習慣コーチング

・宿題確認特訓S 1回+習慣コーチング

私大医学部対策

・個別管理特訓S 4回+小論個別特訓 1回+習慣コーチング

・個別管理特訓L 2回+小論個別特訓 1回

・宿題確認特訓S 1回+小論個別特訓 1回

国公立対策(東大・京大対策)

・個別管理特訓S 4回+個別管理特訓L 1回+習慣コーチング

・個別管理特訓L 3回

・宿題確認特訓S 1回+習慣コーチング

国公立医学部対策

・個別管理特訓S 4回+個別管理特訓L 1回+小論個別特訓 1回+習慣コーチング

・個別管理特訓S 2回+個別管理特訓L 2回+小論個別特訓 1回

・宿題確認特訓L 1回+小論個別特訓 1回

※参照: 武田塾公式サイト

武田塾の既卒生コースの料金

 武田塾のコースは、必要なサポートを組み合わせて受講するシステムのため、組み合わせ次第で料金が異なります。既卒生の場合は、年間50万円から100万円が料金の目安となります(私立3科目の場合)。武田塾でかかる費用とコース別の料金(例)は次の通りです。

項目 料金 備考
入会金 44,000円 初回のみ発生
参考書代 実費 必要な参考書の種類と数は、相談可
武田塾模試代 6,050円 受験学年は必要

※参照: 武田塾公式サイト

※表は税込料金。以下同。

続きを見る
コース 科目数

月額

(年額)

向いている受験生
個別管理特訓 3科目

約8.9万円

(約95万円)

私立大学や国公立大学2次試験に必要な3科目の対策
宿題確認特訓 4科目

約7.3万円

(約80万円)

早慶理系や難関理系国公立を志望する受験生向け
個別管理特訓 2科目

約5.5万円

(約60万円)

苦手な2科目だけを受講するパターン
個別管理特訓 1科目

約4.6万円

(約50万円)

苦手な1科目だけを受講するパターン
独学支援特訓 3~4科目

約5万円

(約55万円)

学習計画を立ててもらえれば自分で勉強ができる受験生向け
※参照: 武田塾公式サイト。「年額」は4月から翌2月までの料金。

武田塾の既卒生コースと他の予備校の既卒生コースとの料金比較

 武田塾の料金は高いのか安いのか、他の大手予備校と比較してみました。今回は、3大予備校として名高い「東進ハイスクール」「駿台予備学校」「河合塾」の3社と比較してみます。

東進ハイスクールとの比較

 東進ハイスクール・東進衛星予備校は、全国に1,000以上の校舎がある大学受験塾・予備校です。一部の公開授業(ライブ授業)を除いて、映像授業を中心に受講する学習スタイルです。既卒生向けのコースには、東進ハイスクールの「高卒本科コース」と、東進衛星予備校の「単科受講」または「高卒生総合コース」があります。

 いずれのコースを受講した場合も、映像授業が中心の東進ハイスクール・東進衛星予備校では、ハイクオリティーな授業を受けられるのがメリットです。授業には1万種類以上の講座があり、必要な科目や生徒のレベルに応じた講座をオーダーメイドで受講することができます。また、担任制のシステムを採用し、月1回の個別面談を実施しているので、メンタルサポートとしても役に立ちます。

 東進ハイスクールの料金は、「入学金+授業料+コース外受講料」の合計額になります。一方、東進衛星予備校の料金体系には2通りあります。1つ目は単科受講で、もう1つは高卒生総合コースです。単科受講の料金は「入学金+通期講座(単科)受講料+担任指導料+模試費+講習講座受講料」の合計額。また、高卒生総合コースの料金は「入学金+担任指導費+受講料+模試費+講習講座 受講料」の合計額です。

 受講できるコースは校舎によって異なるため、詳細は校舎に問い合わせてください。

続きを見る
【高卒本科コース】東進ハイスクール新宿校 大学受験本科
項目 金額
入学金 101,200円
授業料

東大・難関国立・国公立医学部コース:763,400円

早慶・私立医学部コース:742,500円

AI完全修得コース:1,173,700円

 

※授業料には受講料(最大24講座まで)の他、担任指導費、テキスト代、

確認テスト・講座修了判定テスト受験料、模試費、学力POS費が含まれる。

ただし、通年講習講座受講料、並びに志望校対策特別講座、必修講座以外の過去問演習講座

国公立二次・私大対策等の受講料は含まれない(AI完全修得コースを除く)。

コース外受講料

【追加講習講座】

1講座につき 77,000円

※90分✕15回の講座は57,750円

 

【講習講座 単科受講料】

90分✕5回+講座修了判定テスト1回:19,250円

90分✕10回+講座修了判定テスト1回:38,500円

※参照: 東進ハイスクール公式サイト

2025年4月時点。税込料金。以下同。

続きを見る
【単科受講の料金】東進衛星予備校
項目 金額
入学金 33,000円
通期講座(単科)受講料

82,500円 / 1講座(90分✕20回他)

※高等学校対応 理科基礎(90分✕15回)の受講料は62,700円

担任指導費 77,000円 / 年(一括払い)
模試費 29,700円 / 年(一括払い)
通年講習講座 単科受講料

90分✕5回+講座修了判定テスト1回:20,900円

90分✕10回+講座修了判定テスト1回:41,800円

※参照: 東進衛星予備校公式サイト
続きを見る
【高卒生総合コースの料金】東進衛星予備校
項目 金額
入学金 165,000円
担任指導費 77,000円 / 年(一括払い)
受講料

550,000円

※高卒生総合コース授業料通期基本セット(15講座)

模試費 29,700円 / 年(一括払い)
通年講習講座 単科受講料

90分✕5回+講座修了判定テスト1回:20,900円

90分✕10回+講座修了判定テスト1回:41,800円

※参照: 東進衛星予備校公式サイト 
※高卒生総合コースは一部校舎でのみ受講できる。

 東進ハイスクールと武田塾の料金を比較すると、次のようになります。

東進ハイスクール

・東進衛星予備校

武田塾

大学受験本科

(東大・難関国立

・国公立医学部コース)

1,004,520円 / 年

※入学金+授業料

+追加講習3講座

個別管理特訓

(3科目)

約1,000,050円 / 年

※入会金+授業料

+模試代

高卒生総合コース

937,200円 / 年

※入学金+担任指導費+受講料

+模試費+単科受講料3講座

宿題確認特訓

(4科目)

約853,050円 / 年

※入会金+授業料

+模試代

 東進ハイスクール・東進衛星予備校と武田塾の料金(例)を比較すると、武田塾のほうがやや安いまたは同程度の料金になっていることがわかります。ただし、東進ハイスクール・東進衛星予備校も武田塾も、受講する講座の数によって料金が変動するので、受講する講座が多ければ、その分金額も上がっていきます。

 また、映像授業を提供する東進ハイスクール・東進衛星予備校と、学習管理を行う武田塾では、受けられる授業の内容が異なります。そのため、予備校に通う目的を明確に持って、予備校選びをすることが大切です。

駿台予備学校との比較

 駿台予備学校は学校法人駿河台学園が運営する大学受験予備校で、全国に32の校舎があります。駿台予備学校の学習スタイルは対面授業です。校舎に通学して授業を受けるため、集中して学習を進めることができます。また、遠方の受験生でも通学できるように、駿台指定寮を備えています。

 高卒クラスでは、全コース共通で「朝学タイム」が設けられているのが特徴です。朝学タイムでは、一人ひとりの学習進度に合わせたICT教材を通して、学力の基礎を養います。「朝から通学しなくてはいけない」という環境は、生活サイクルを整えるためにも有効です。

 また、学習コーチングにあたる職員は、駿台予備学校内の資格制度を取得しているプロの講師であるのもポイントです。コーチングメソッドを学んでいるプロ講師から、安心して指導やアドバイスを受けられます。

 駿台予備校の高卒クラスの料金は、「入学金(30,000円)+授業料」の合計額になります。

続きを見る
【高卒生の受講料の例】
コース名 費用 コース内容
EX東大文系演習

980,000円/ 年

※お茶の水校、横浜校、

大阪校:1,020,000円/ 年

東大入試に対応した講義とテスト演習により、

記述力の強化を図るコース(選抜制)。

EX東工大演習 980,000円/ 年

東工大入試に対応した講義とテスト演習により、

記述力の強化を図るコース(選抜制)。

早慶大文系 870,000円/ 年 早慶大文系の対策に特化したカリキュラム。
難関国公立大文系 950,000円/ 年

国公立文系入試に必要な共通テストと2次試験に

対応したカリキュラム。

難関国公立大理系 950,000円/ 年

国公立理系入試に必要な共通テストと2次試験に

対応したカリキュラム。

国公立大文系

プレミアムサポート

990,000円/ 年

※町田校:1,010,000円/ 年

対面授業に加えて基礎固めのためのICT教材と、

授業内学習コーチングを取り入れたコース。

国公立大理系

プレミアムサポート

990,000円/ 年

※町田校:1,010,000円/ 年

対面授業に加えて基礎固めのためのICT教材と、

授業内学習コーチングを取り入れたコース。

EX国公立大医系演習

1,000,000円/ 年

※市谷校舎:1,250,000円/ 年

※大阪校、京都校:1,040,000円/ 年

最難関国公立大学医学部合格に必要な総合学力を養成し、

記述力の強化に取り組むコース(選抜制)。

私立大医系

890,000円/ 年

※校舎によって

金額が異なる可能性あり。

私立大医学部の入試問題対策ができるコース。
※出典: 駿台予備学校公式サイト。税込価格。2025年2月時点。授業料はエリアによって異なる場合がある。
EX東大文系演習EX京大文系演習EX東京科学大(理工学系)演習早慶大文系難関国公立大文系難関国公立大理系志望校別コース・志望校別プレミアムサポート
国公立大文系プレミアムサポート国公立大理系プレミアムサポートEX国公立大医系演習私立大医系
※+825,000円 / 週2回(通年)、+503,250円(半期)で個別指導オプションを付けることができる。

 駿台予備学校と武田塾の料金を比較すると、次のようになります。

駿台予備学校 武田塾

難関国公立大

文系

1,030,000円

※入学金+授業料

個別管理特訓

(3科目)

約1,000,050円 / 年

※入会金+授業料

+模試代

早慶大文系

950,000円

※入学金+授業料

宿題確認特訓

(4科目)

約853,050円 / 年

※入会金+授業料

+模試代

 駿台予備学校と武田塾の料金(例)を比較すると、武田塾のほうがやや安いまたは同程度の料金になっていることがわかります。

 ただし、対面授業が受けられる駿台予備学校と、学習管理を行う武田塾では、受けられる授業の内容がまったく異なります。また、駿台予備学校で個別指導オプションを付けると、825,000円 / 週2回(年間)、または503,250円 / 週2回(半期)の追加料金がかかります。そのため、そのような授業を受けたいかをよく考えた上で、予備校選びをすることが大切です。

河合塾との比較

 河合塾は、全国に500以上の校舎がある大学受験大手の塾・予備校です。「全国統一模試」を行っていたり、「河合出版」から参考書を出版したりしているので、河合塾に馴染みがある受験生も多いかもしれません。

 高卒生向けの「大学受験科」では、90年以上の指導実績と最新の入試分析データから、一人ひとりが効率的に学べるカリキュラムを提供してもらうことができます。科目別・学力別クラス編成、演習・添削指導などにより第一志望校合格を目指します。

 その他にも、河合塾講師の映像授業が受けられる「河合塾マナビス」、1対1の個別授業で医学部合格を目指す「メディカルラボ」、数学・情報科学・物理を無学年制で受けられる、トップレベル生向けの「K会」、自分のペースで基礎から学べる「河合塾COSMO」など、幅広いコースが設置されています。

 高卒生向けの大学受験科では、受験校に合わせたコースを選択して受講します。料金は一括払いと分割払い(2回)を選べますが、一括払いよりも分割払いのほうが20,000円高くなっています。大学受験科の料金は「入塾金100,000円+授業料」の合計です。

続きを見る
コース名 授業料

オンライン講師個別指導

プラスコース授業料

(1科目の場合)

一括払い 一括払い

ハイパー東大

理類演習

968,000円

オプション講座

として追加可能

東大理類

アドバンスト

1,058,000円
東大理類 1,048,000円 1,415,500円

京大理系

アドバンスト

1,058,000円

オプション講座

として追加可能

京大理系 1,048,000円 1,415,500円

東京科学大

理系アドバンスト

1,048,000円

オプション講座

として追加可能

東京科学大理系 1,018,000円 1,385,500円
難関国公立大理系 1,018,000円 1,385,500円
国公立大理系 1,018,000円 1,385,500円
北大理系 1,018,000円 1,385,500円
東北大理系 1,018,000円 1,385,500円
名大理系 1,018,000円 1,385,500円
阪大理系 1,018,000円 1,385,500円
神大理系 1,018,000円 1,385,500円
広大理系 1,018,000円 1,385,500円
九大理系 1,018,000円 1,385,500円
早慶大理系 930,000円 1,297,500円
難関私立大理系 930,000円 1,297,500円
私立大理系 930,000円 1,297,500円

ハイパー国公立大

医進演習

1,058,000円

オプション講座

として追加可能

スーパー私立大医進 3,080,000円 3,447,500円

難関国公立大医進

(共通テスト強化)

1,048,000円

オプション講座

として追加可能

難関国公立大医進 1,048,000円 1,415,500円

難関国公立大医進

(完全習得タイムなし)

1,028,000円 1,395,500円
国公立大医進 1,033,000円 1,400,500円
私立大医進 945,000円 1,312,500円

ハイパー演習

東大文類

968,000円

オプション講座

として追加可能

東大文類

アドバンスト

1,058,000円
東大文類 1,048,000円 1,415,500円

京大文系

アドバンスト

1,058,000円

オプション講座

として追加可能

京大文系 1,048,000円 1,415,500円

一橋大

アドバンスト

1,048,000円

オプション講座

として追加可能

一橋大 1,018,000円 1,385,500円

難関国公立大文系

1,018,000円 1,385,500円
国公立大文系 1,018,000円 1,385,500円
北大文系 1,018,000円 1,385,500円
東北大文系 1,018,000円 1,385,500円
名大文系 1,018,000円 1,385,500円
阪大文系 1,018,000円 1,385,500円
神大文系 1,018,000円 1,385,500円
広大文系 1,018,000円 1,385,500円
九大文系 1,018,000円 1,385,500円
スーパー早慶大文系 990,000円

オプション講座

として追加可能

早慶大文系

アドバンスト

960,000円
早慶大文系 930,000円 1,297,500円
難関私立大文系 930,000円 1,297,500円
私立大文系 930,000円 1,297,500円

※出典: 河合塾デジタルカタログ。2025年度の料金。

※スーパー私立大医進コース、スーパー私立大医進講師個別指導プラスコースは、

スーパーコース専用特別講習の受講料もコースの授業料に含まれている。

 河合塾と武田塾の料金を比較すると、次のようになります。

河合塾 武田塾

難関国公立大

理系

1,118,000円

※入塾金+授業料

個別管理特訓

(3科目)

約1,000,050円 / 年

※入会金+授業料

+模試代

難関私立大

文系

1,030,000円

※入塾金+授業料

宿題確認特訓

(4科目)

約853,050 / 年

※入会金+授業料

+模試代

 河合塾と武田塾の料金を比較すると、武田塾のほうが安くなっていることがわかります。ただし、東進ハイスクール・東進衛星予備校、駿台予備学校と同じように、授業を受けられる河合塾と自学自習で学習を進める武田塾では、授業のスタイルが異なります。また、河合塾は添削指導なども行っているので、よりきめ細やかな指導を受けられるでしょう。

 いずれにしても予備校選びでは、授業料だけで判断しないことが大切です。

武田塾の既卒生コースの入塾条件

 武田塾への入塾条件は特にありません。入塾テストや学力制限もありませんし、多浪生でも仮面浪人生でも入塾することができます。まずは無料の受験相談を受けて、専門スタッフにコースや学習プランについて相談してみてください。また、体験入塾もできますので、積極的に利用してみるのもおすすめです。

武田塾の既卒生コースを受講できる校舎・教室一覧

 武田塾の既卒生コースは、全国の校舎で受講することができます。また、近くに通える校舎がない場合には、自宅からオンラインで指導を受けることも可能です。

武田塾の既卒生コースのメリット

 武田塾の既卒生コースを受講すると、次のようなメリットがあります。

学習計画

 武田塾は、志望校合格に向けた逆算カリキュラムで、受験生に合った参考書を中心に学習を進めるスタイルの塾です。何をどれだけ勉強すればいいのかを決めてくれるので、「どの参考書で学習すればいいのかわからない」「何から勉強をすればいいかわからない」という受験生には強い味方となってくれます。

自習室

 武田塾は、自学自習で学習を進めるスタイルのため、各校舎に十分な数の自習室が完備されています。「義務自習(習慣コーチング)」という形で、何時に通塾するかを講師と約束するので、「塾に勉強しに行ったけど自習室が空いてなかった」ということはありません。

演習量

「授業をしない」武田塾では、授業を受ける時間を問題演習の時間に充てることができます。既卒生は、高3までの学習範囲を終えていることが現役生よりも大きなアドバンテージになります。そのため、すでに学習している科目の授業時間を問題演習や過去問演習に充てられるのが、武田塾のメリットです。

義務自習(習慣コーチング)

 武田塾には、勉強をサボれないようにするための「義務自習(習慣コーチング)」というプランがあります。義務自習(習慣コーチング)には、次のような特徴があります。

  • 毎日、自習室に来る時間を決める。
  • 決めた時間に来なければ塾から電話がある。
  • 毎日、勉強の成果を塾に報告する。

 義務自習があることで「ついついサボっちゃう」を防ぎ、勉強の習慣を確立することができます。

確認テスト

 武田塾では、宿題の範囲から確認テストが出題され、正答率80%を取れなければ次の範囲には進まない決まりになっています。そのため、学習の抜けや落ちをなくして、確実に定着させることができるのがメリットです。また、毎回の個別指導では「口頭確認」を行っており、学習内容を定着できるように工夫した指導をしています。

料金

 武田塾には、季節講習(夏期講習・冬期講習など)がありません。そのため、「講習費が高くつき、想定以上の費用がかかってしまった」という心配がありません。また、市販の参考書を購入して学習を進めるスタイルのため、高い教材を買わされる心配もありません。

武田塾の既卒生コースのデメリット

 武田塾にはメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。デメリットも考慮に入れて入塾するかどうかを検討しましょう。

費用

 自立学習型の塾は、大手予備校よりも費用が安い傾向にあります。しかし、武田塾の場合は50万円から100万円と、大手予備校と同程度の料金がかかります。もちろん、受講するコースにより料金は変動しますが、「料金が安そうだから」と武田塾を選んでも、それなりの費用がかかる点に注意しましょう。

講師

 武田塾の講師には、現役の大学生が多く在籍しています。講師は研修を受けていますが、大学受験に精通したプロの講師ではありません。また、自学自習が基本的な学習スタイルなので、「プロ講師による授業を受けたい」受験生には不向きな塾と言えます。

学習スタイル

 自学自習の学習スタイルは、向いている受験生もいれば向いていない受験生もいます。「隣に先生が付いてじっくり教えてくれないと勉強できない」「高校で習っていない範囲の授業を一から受けたい」場合には、自学自習の学習スタイルがデメリットになることもあります。

武田塾の既卒生コースに関するよくある質問

 武田塾の受講に関して、よくある質問をいくつか取り上げて紹介します。武田塾への入塾を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

  • 授業を受けなくても大丈夫ですか?

     武田塾では、「授業は『わかる』だけ。自学自習で『できる』ようにする。」という考え方で指導を行っています。また、「みんなと同じペースでは逆転合格できない」との考え方から、集団授業ではなく自学自習で学習するスタイルを推奨しています。

     

     つまり、勉強を「できる」ようにして逆転合格を狙うのが武田塾の指導スタイルになっています

  • 自学自習ができるか不安です。

     武田塾では、毎日やるべき課題を指定してもらえるので、その日にやるべきことが明確になっています。また、義務自習(習慣コーチング)、口頭確認などの仕組みを利用することで、サボらずに自学自習ができる環境を整えています。

  • 他の生徒と高め合う環境がなくても大丈夫ですか?

    「切磋琢磨しながらのほうが伸びる」という生徒は、自学自習型の塾は合わないかもしれません。ただし、武田塾には「武田塾生配信コース(23,980円 / 月・税込)」があり、YouTubeでリアルタイム配信する独自の形態でオンライン学習を行っています。このコースでは、YouTubeライブで学習進捗を報告するなどの学習管理が行われるので、他の受験生の刺激を受けながら学習できるようになっています。

  • 授業料の他に発生する費用はありますか?

     武田塾では、授業料の他に入会金(44,000円・税込)と、武田塾模試の受験費用(6,050円・税込 ※受験生の場合)が発生します。また、参考書を購入する費用(実費)が必要です。その他、施設維持費、教材費、諸経費などの料金や講習などの追加料金はかかりません。

     

    ※参照: 武田塾公式サイト 

  • 参考書だけで志望校に合格できますか?

     武田塾では、「自分のレベルに合った参考書を1冊ずつ完璧にすることが最も効率のよい学習法」という考え方で指導を行っています。1冊の参考書が完璧になるまで徹底的に繰り返すことで、「できない」を減らしていき、志望校合格を目指しています。

まとめ|武田塾で浪人はできる?

 武田塾は、浪人生も通うことのできる塾です。参考書を中心に自学自習をする学習スタイルで、志望校への逆転合格を目指します。現役生も既卒生も4つのコースから選べて、自分に合ったサポートを受けることができます。「授業をしない塾」のパイオニアである武田塾の指導スタイルに興味がある方は、無料の体験授業や受験相談を受けてみてはいかがでしょうか。