後悔①:受験情報収集のスタートが遅かった

子供の大学受験で親が後悔しがちなこと
子供の大学受験後に親が後悔していることとは?

 天童さんは、保護者が後悔しがちなことの1つ目として「大学受験の情報を集めるのが遅かった」点を挙げます。天童さんのYouTubeチャンネルでも、視聴開始が12月や1月だったという声が多いそうです。受験間近になって初めて、別の入試方式の存在を知り、「こんな入試があったのか」と後悔を感じるケースがある、といいます。

 天童さんがいうには、大学受験の情報集めは早ければ早いほど絶対に有利。少なくとも高校3年の4月頃から情報を集め始めていれば、受験の選択肢を広げられたかもしれません。中には高校入学後すぐに動く家庭もあるとして、早期の情報収集が大きなアドバンテージになる、と天童さんは語ります。

後悔②:別の受験方式も検討すればよかった

 2つ目に挙げた後悔は「他の受験方式も考えればよかった」ということ。特に一般選抜は子供も親も精神的負担が大きく、総合型選抜や推薦入試を検討しなかったことを後悔しやすい、と天童さんは話します。総合型・推薦は、進学先が年内に決まること、費用面でも精神面でも一般選抜より負担が少ないことなどがメリットとしてあるためです。

 一方で、総合型・推薦を避ける背景として、子供や保護者が拒否反応を示すケースもある、と指摘します。「面接が苦手」「語れる実績がない」などが敬遠の理由です。しかし、総合型選抜は高校時代の実績が必須とは限らず、面接も練習で改善できる、とのこと。天童さんは、それぞれの入試方式のメリット・デメリットを理解した上で、柔軟に選ぶ姿勢が大切だとまとめます。

後悔③:必要なお金の算段を立てていなかった

 3つ目の後悔に挙げたのは「お金の算段を立てていなかった」ことです。一般選抜では10校前後を受けることもあり、その分の受験料に加え、合格した大学への入学金や授業料の前納が発生します。場合によっては、二重三重に支払う状況にもなり得る、と天童さんは述べます。結果として、想定以上にお金が出ていくという家庭も多いようです。

 また、受験方式によってお金が必要になるタイミングが変わる点にも注意が必要。総合型は11月以降、推薦は12月以降など、合格発表の時期によって支払いのタイミングも早まるわけです。その時に入学金が用意できていないと困ります。保護者は子供が受験する方式とお金が必要なタイミングをしっかり理解しておく必要がある、と天童さんは伝えます。

後悔④:親子・家族で意思疎通ができていなかった

 4つ目の後悔は「家族で意思疎通ができていなかった」ということ。具体例として、繰り上げ合格が出た際の判断で揉めたケースが紹介されます。繰り上げ合格し、その大学に入学したい場合は迅速な支払いが求められる一方で、すでに別の大学へ払った入学金を諦める必要があり、夫婦で揉めて決断が遅れそうになった、という事例です。

 他にも、浪人の希望や受験する大学など、親子や家族で意見が異なり、揉めることは多いもの。ただ、問題は入学金納入の期限直前に揉めることだと、天童さんはいいます。大学受験に関しては、子供だけ、親だけで決められないもの意見のすり合わせを受験直前ではなく、早い段階から行うことが大切だと強調します。

後悔⑤:子供の学力に過度な期待をした

 5つ目は「親が子供に過度な期待をした」という後悔です。子供は、第一志望に自分の実力より高めの大学を設定することが多く、中には大幅に上の大学を目指すケースもある、と天童さんはいいます。親が子供の学力を十分に把握していないと、過度に期待し、受験の結果に強いショックを受けることがある、と述べます。

 後悔を避けるために天童さんが提案するのは、子供に模試の結果を見せてもらう、塾の先生に客観的な意見を聞くといった対策です。子どもの実際の学力と親の期待値を合わせておくことが大事だと話します。

後悔⑥:受験校選びを子供に任せすぎた

 6つ目は「子供に任せすぎた」という後悔。具体的には、子供が受験校をすべて自分で決め、結果的に全落ちしたというケースです。特に一般選抜の出願校決定は難しく、自身の学力を客観的に判断できない子供は結構多い、と天童さんは指摘します。

 しかし、親も客観的な判断は容易ではないため、塾や予備校の先生、進路担当など、第三者と一緒に考えることが望ましい、と天童さんは助言します。「子供に全部任せるべき」という意見もあるものの、ネット出願が主流の現代の大学受験では保護者のサポートがないと難しい場面もある、とのこと。意見の押し付けではなく、対話による伴走が重要だ、という見解です。

視聴者コメントが示す、保護者のサポートの重要性

子供の大学受験で親が後悔しがちなこと_動画へのコメント
大学受験後の子供の保護者から寄せられたリアルなコメント

 6つの後悔を示した後、動画への視聴者コメントも紹介されます。ある視聴者は、6つの後悔が「すべて当てはまった」とコメント。子供の浪人を機に「情報と戦略を武器に、親も構えていく」とのことです。天童さんは、本人の努力と保護者のサポートの両輪がないと、厳しい結果になりやすい、という考えを示します。

 別の視聴者のコメントは、自分を客観視して反省した、というもの。第一志望校以外に進学することになった子供に、納得して「おめでとう」と言えるようになったものの、情報収集の大切さを今後の受験生や保護者に訴えかけています。天童さんは、第二・第三志望校を偏差値だけで決めることのリスクを補足。入学後の偏差値コンプレックスにつながる可能性があるため、自分の学びたいこと・やりたいことも含めた情報収集が大切だと語ります。

 また、お金に関する後悔のコメントもあり、現実の厳しさが示されています。子供との意思疎通の不足が無駄な出費につながったケースも…。天童さんは、あらためて親と子供の冷静な意思疎通が大学合格には不可欠だと強調しています。

まとめ

 動画では、親が後悔しがちなことが6点、整理されています。視聴者によるリアルなコメントもまとめられ、現代の大学受験には、本人の努力はもちろん、親のサポートも重要であることが示されました。後悔を避けるには、さまざまな観点での情報収集や家族間の冷静な対話が欠かせないポイントになりそうです。(次ページに解説動画あり)