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面接官は大学教員2人の場合がほとんど。面接試験の目的とは…… (イラストはイメージ) PIXTA

面接官2人が提出書類に基づいて質問

 総合型選抜の面接試験は、出願後の9月上旬~10月下旬に行われる。提出書類(志望理由書、自己アピール書、活動報告書、事前課題小論文など)選考だけで落とされる例はごくまれであり、ほとんど全ての受験生が面接試験や口頭試問に臨むことになる。

 面接試験、または口頭試問は、大学が指定したキャンパスや施設の一室で受験生1人に対して10~15分間程度行われる。通常面接官は2人のケースが多いが、大学によっては3人のケースもある。

 面接では、出願時に提出した書類に基づいて、主に志望動機や活動履歴、性格などについて質疑応答が行われるが、口頭試問では、探究リポートなどの事前課題の内容に関する質問がなされる。出願の際には忘れずに提出書類一式のコピーを取り、後から繰り返し見返すことができるようにしておきたい。

 また、面接試験にこれらの提出書類を持ち込める大学もある。持ち込みの可否は入試要項や各大学のサイト、あるいは大学のアドミッションセンター(入試担当部署)に問い合わせるなど、事前によく確認しておこう。面接会場まで持ち込みが可能な場合は、当然これら一式を持参するが、面接会場まで持ち込めない場合でも大学まで持参し、面接が始まるまでの時間に控室などで目を通しておく。