入試当日は「答え合わせ」厳禁!

 入試本番直前のこの時期、受験生がどうしても不安定な気持ちになってしまうことは否めない。では、入試の1週間から3日前の時期をどう過ごすべきなのか。受験勉強に関して木戸氏は、何よりも「入試の3日前までに過去問題を解き終える」ことを推奨する。

「最低でも第一志望なら過去5年分、その他の大学なら2年分の過去問題は解いてください。解く順序は昨年度から。できれば実際の入試で配られる問題用紙や解答用紙に近い形で解くのがおすすめです。サイズや紙質、解答欄の形式、特に記述解答を求める問題の解答欄がマス目なのか罫線だけなのか、そんなことを事前に知っているだけでも、本番では意外と安心感につながります」

 予備校によっては、実物の問題用紙や解答用紙を大学から取り寄せているところもある。また、大学にもよるが、実物をPDFなどで公開している場合もあるし、もらいに行けばくれるところもあるという。どうしても手に入らない場合は、自分で過去問題集を拡大コピーするなど工夫してみるのもよい。

 そして、入試までいよいよあと3日となったら、徹底して暗記事項の確認に徹しよう。

「英単語や英熟語、古語に漢字、歴史の年代物……。移動中や試験会場にも持ち込みやすい愛用の単語帳や用語集、自作のメモを読み返して取りこぼしを防ぎましょう」(木戸氏)

 勉強以外の準備としては、できれば事前に試験会場を下見しておきたい。そして、当日の交通アクシデントも想定し、会場までの複数の経路を確認しておく。

 いよいよ入試当日。

「使い慣れた単語帳などは必ず持参してお守り代わりにしましょう。絶対にやってはいけないのは、次の試験までの休憩時間に、それまでの実施科目の答え合わせをすること。『しまった…間違えた』という後悔は、気持ちの上で次の科目へのダメージとなるからです」(同氏)

 なお、入試会場に持って行くとよい物、持って行かない方がよい物を下記に挙げたので、参照していただきたい。

■入試会場に持って行くとよい物
・常備薬や酔い止め(特に遠方受験の場合)
・使い捨てカイロ
・花粉症対策用の薬やマスク(最近の花粉症は寒い時期からやって来る!)
・脱ぎ着のしやすい上着(室内外の気温差対策)
・昼食(試験会場に向かう途中のコンビニは、弁当が売り切れる可能性大)
・休憩時間に糖分を補給するためのお気に入りの菓子類

■入試会場に持って行かない方がよい物(不正を疑われる恐れあり)
・通信機能の付いたスマートウオッチ類
・和歌や地図・地名などが印刷された衣類(試験監督から脱ぐように命じられた例も……)