新たな人気校「芳水小」「後地小」
「五反田」「大崎」エリアには比較的新しいマンションがぎっしりと立ち並んでいる。「大崎」駅東口方面は御殿山小だが、西口は芳水小の学区となる。西口には住友不動産と三菱地所のマンションが多い。6000万円以上のファミリー向け物件が中心で、それなりの所得の子育て世帯が多く住むようになり、芳水小はここ数年でかなりの中学受験校となった。教室が足りなくなるほど人気が高まり、新校舎に建て替え中である。
先に述べたように、品川区全体の私立中学進学者率は31.7%だが、公立中学への学区内進学率から見ると、大崎地区は50%を超えている。
今後、大崎地区に次いで、受験熱が高まりそうなエリアは荏原地区だろう。都営三田線・東京メトロ南北線と「目黒」駅で相互乗り入れするようになってから、雰囲気が変わってきた。ここ数年、東急目黒線「武蔵小山」は再開発が進んでいる。駅前にはすでに2棟のタワマンが立ち上がった。エリア内の後地(うしろじ)小は中学受験率が高まり、習い事をやめて塾に専念する子も増えている。来春竣工予定で新校舎の建設が進んでいる。荏原平塚学園も生徒数が増加傾向にある。