2月3日午後以降の狙い目入試
3日午後は、同506人の日本大学豊山(4回)が7倍を、同150人の青山学院横浜英和(C)も10倍を割りそうだが、いずれもハードルはかなり高いままである。同172人の暁星(2回)も12.3倍から緩和しそうだが、10倍台を維持しそうだ。同142人のかえつ有明(特待3回)が2割半減で5.5倍から4倍程度まで緩和しそうだが、これでもこの日の人気入試では比較的低めの倍率なのだろう。
4日午前は、受験者数610人と人気の明治大学付属中野(2回)が2割弱減らして5倍割れ予想となっている。学校側が2回とも受験した場合の優遇を表明しているのも、こうした高倍率に果敢にトライする第一志望の受験生を欲しているからだろう。同じく男子校の獨協(4回)は、346人受験で実倍率7.9倍だったが、7倍を切るかもしれない。236人受験の世田谷学園(3期)は4倍割れに緩和するかに注目だ。
共学校では、257人受験の芝浦工業大学附属(3回)は12倍割れ、179人受験の神奈川大学附属(3回)は9倍割れ、日本大学藤沢(3回)は7倍割れと、緩和しても受かる実感があまり持てない入試が続きそうだ。その点、4倍を割りそうな成蹊(2回)はまだ狙い目の入試と言えるかもしれない。
4日午後は、実倍率6.4倍の目黒日本大学(4回)が5倍程度まで緩和するかもしれない。
5日午前は、女子同様に2割弱減の渋谷教育学園渋谷(3回)が6.3倍から5倍程度まで緩和するかが注目点となる。これでも実倍率は女子の半分の水準である。法政大学(3回)も同じような状況にあり、こちらは5倍を切るか。また、実倍率8.1倍の日本大学(C回)と同6.7倍の国学院久我山(3回ST)が5倍台に緩和するかも気になるところだ。
他には、男子校の立教池袋(2回)が志望者数を1割半減らしており、9.2倍の実倍率がどこまで緩和されるか。同じく男子校の佼成学園(2回特選)が2割減で極めて受けやすくなる点にも留意しておきたい。