「学校教育は、学校だけで完結するものではないと考えています。企業や自治体、保護者など、学校外の方々とコラボレーションすることでシナジーを生み出し、生徒たちの協調性やコミュニケーション能力、表現力などの非認知能力を高めていきたい。また社会とつながることで、学校で勉強する意味を見いだし、自らの進路を考えてもらいたいのです」。そう語るのは、青田泰明校長だ。
考える機会を多くつくる
オープンイノベーション
青稜では中学2、3年生を対象にした異学年合同の「青稜ゼミ」がある。個性豊かな教員たちが得意分野を生かした幅広いテーマを用意し、生徒たちの好奇心を刺激する。青田校長自らも「2030~未来への挑戦~」というゼミを担当。企業とコラボしながら、生徒たちとSDGs実現に向けた取り組みを行っている。
2023年度は、宅配ミールキットを提供する「オイシックス・ラ・大地」とコラボし、廃棄される穴開きワカメと白エビの殻を使った2種類の「SDGs丼」を商品化。品川区役所や商店街イベントでの販売を行った。