目白研心中学校・高等学校
吉田直子校長

「本校が大切にしているのは、数字に表れない非認知能力を伸ばすこと。多様な個性と協働して、他者を受け入れる寛容な心を持ち、自分なりの答えを導き出せる人になってほしい。そのために、芸術や体育、家庭科などを充実させ、芸術鑑賞会での本物体験や、異学年との交流、スピーチコンテストや海外を体験するプログラムなど、多くの気付きに出合える環境を用意しています」。そう話すのは吉田直子校長だ。

2024年度で48回目を迎える伝統のスピーチコンテストではアクションを交えてスピーチする

 中学3年間は朝のホームルームで日本語によるスピーチ活動を実施、毎年2月には英語のスピーチコンテストが開催される。中1は「About Me」、中2は「My Japan」、中3は「Saying Thank You」がテーマで、優秀者は全校生徒や保護者の前で発表を行う。日本語でも英語でも、自分の考えを自分の言葉で表現し、それを他者に評価してもらうことは、自己肯定感を高める効果がある。積極的なアウトプットは非認知能力を伸ばすのだ。