2025年度入試から
「英語アドバンスト入試」を開始

 目白研心の特徴は、独自のカリキュラムを持つ英語教育だ。中学では、ACE(Active Communication in English)プログラムと呼ばれる、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業がある。少人数制で、海外のテキストを使用しながら、4技能(聞く・読む・書く・話す)の全てをネイティブ教員が指導する。英語学習で大切にしているのは語彙力で、『キクタン【中学英単語】高校入試レベル』一冊全てを出題範囲として、年に5回、全校一斉英単語テスト(MVP)を実施し、語彙力の伸長を確認する。

4技能の全てをネイティブ教員が指導する、オールイングリッシュの少人数制授業

 生徒たちは皆、MVPに向けて勉強するため、生徒たちの『キクタン』はボロボロになるという。その成果は全国平均を上回る英検の結果に表れる。中3修了までに約72%の生徒が英検3級を、高3修了までに約70%の生徒が英検準2級を取得する。

 中学では中3から「特進」「総合」「SEC(Super English Course)」の3コースに分かれる。SECはグローバル人材育成に特化したコースで、中3で3週間のカナダ語学研修、高2でニュージーランドへのターム留学が必修、海外大学受験レベルの英語力を養成する。

国内のホテルで2泊3日、オールイングリッシュで行う「イングリッシュキャンプ」

 2025年度からは新たな入試が始まる。

「25年度入試から『英語アドバンスト入試』をスタートします。事前に発表するテーマについて英語でプレゼンテーションをしてもらう探究型の入試で、単なる一方的な発表ではなく、審査員からの質問もあります。暗記した内容を話すのではなく、自分の考えや意見を述べる能力を見ます。この入試を突破してきた生徒たちが、学年全体のリーダーシップを取ってくれることを期待しています」(吉田校長)