「学習支援センター」で
予備校要らずの環境
日々の学習や入試対策に効果を発揮するのは、校内にある「学習支援センター」だ。ここには外部講師や大学生チューターが常駐し、教科学習を手厚くフォローしている。
例えば英・数・国の3科目は、朝に「確認テスト」があり、終礼でテストを返却する。不合格の場合は、同センターで再テストを行い、さらに不合格の場合はチューターによる指導が行われる。また、事前に計画を立てて自学自習の習慣を確立させる「ステップアッププログラム」があり、プリント学習や映像講座により、予習や復習、問題演習や大学受験対策を実施する。各種検定対策プログラムチャレンジもあり、英検2次試験の面接対策も行う。
「外部講師の方々は豊富な指導経験があり、チューターは大学生活の話を含めて的確なアドバイスをくれます。高3では志望校別個別指導も実施、別途費用がかかりますが、学校が半額を補助します。学習支援センターの講師と担任の教員は非常によく連携していて、生徒一人一人の学習の進捗状況を把握しています。個別指導では総合型選抜などの小論文指導もあり、志望校合格の大きな助けになっています」と吉田校長は説明する。
クラスでは中1と中2で「2人担任制」を採用、スタート時期の生徒を複数の視点で見ていく。優秀なカウンセラーも待機しており、生徒の心に丁寧に寄り添う。クラブ活動も活発で、ラクロスやチアリーディングなどが有名だ。特にチアリーディング部「POLARIS」は全国制覇をした経験もあり、同部に憧れて入学する生徒も多い。24年度の中学受験者の平均点は前年度比で10点近く上昇。入学者も増えて、中1は3クラス体制となった。
「学力を高める教育に力を入れていますが、進学実績を伸ばすことだけが目標の学校ではありません。体験重視の教育を通して、人間として必要なことを学んでもらう。入学者が増えているのは、その教育内容を評価していただいているからだと思います」(吉田校長)。