三田国際学園中学校・高等学校

今井 誠副校長・広報部長

 三つのキーワード「THINK & ACT」「INTERNATIONAL」「SCIENCE」を掲げ、世界標準の教育を実現する三田国際学園。東急田園都市線「用賀」に立地し、充実した英語教育と独自のサイエンス教育を提供する同校の人気は年々高まっている。

「2023年度、7回行った学校説明会はいずれも満席。中学入試では受験者数が伸びて、合格後の手続き率も大変高くなりました。24年度は帰国生入試の制度が変わった(東京都では国内インター生は帰国生と認めなくなった)のですが、受験者数が減ることはありませんでした。海外から帰国する保護者の方々の認知度が高くなっていると感じています」

 そう話すのは今井誠副校長だ。模試での偏差値も上昇し、今春の入試は併願校に変化が見られた。同校は男女共学だが、伝統的な男女別学の学校との併願が増えたのだ。共学、別学おしなべて「三田国際の教育内容が浸透してきた結果だと思います」と、今井副校長は手応えを語る。

インターナショナルの
圧倒的な英語環境

 中学には、多様な選択肢のある「インターナショナルサイエンスクラス(ISC)」、理数系に意欲旺盛な生徒が学ぶ「メディカルサイエンステクノロジークラス(MSTC)」、圧倒的な英語環境の「インターナショナルクラス(IC)」がある。

2024年度はネイティブ教員が34人体制。ホームルームや学校行事にも関わる

 帰国生が多くネイティブ教員が34人在籍する三田国際は、英語教育の充実で知られる。ICには、帰国生を中心としたAcademyと、これから英語を学び始める生徒のためのImmersionという二つのグループがある。クラスではバディシステムを導入、After School Session(放課後セッション)やネイティブ教員との定期的な面談など、常に英語が身近にある環境が整っている。

ネイティブ教員と帰国生が全クラスに。英語ゼロベースから海外大学に進学する生徒も

「Immersionの生徒も1年たつと英語でプレゼンを行うまで成長します。その成長の早さは驚くほどです」(今井副校長)。高校の「インターナショナルコース(IC)」は、海外の高校卒業資格が取得できるDDP(デュアル・ディプロマ・プログラム)を採用し、海外に留学しているかのような教育が行われている。