
中学受験を決める前に、低学年の今だからこそ大切なこととは?
夏休みに家庭でのんびり過ごすお子さんの様子を見て、あまりにも自分から勉強をしない姿にあぜんとし、新学期に向けてあらためて家庭学習の習慣を身に付けさせなければと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
そのためには「まず勉強への意識づけから」などと難しく考えがちですが、家庭学習とは単なる習慣です。毎日決まった時間に決まった量のルーティンをこなすこと。お子さんにとっては「ちょっとした我慢」ができるかどうかなのです。家でのお手伝いや、食事のときに「みんながそろってから食べましょう」という習慣と同じ。だからこそ家庭でのこうした「ちょっとした我慢」は、お子さんの学習習慣を身に付ける上で大変重要になってきます。
低学年のうちに大切なことは、家に帰ったら、もしくは学童に行ったらすぐに学校の宿題をやりきること。これが家庭学習を習慣づける第一歩になります。親御さんからすれば「その程度はできて当たり前」と思われるかもしれませんが、まずはお子さんができたことを認め、褒めてあげてください。中には親の「できて当然」という表情を読み取ってしまう敏感なお子さんもいますので、意識して「認めて褒める」を繰り返しやっていただけたらと思います。
中学受験を考えているご家庭であっても、低学年のときに一番大切なことは机の前に座って勉強することではありません。学校はもちろん旅先や休み中の生活の中で見聞きし考えたこと、さまざまな経験を積み重ねていくことこそが、後々とても大切になってきます。ぜひお子さんが夢中になれるものを見つけ、たくさんの経験をさせてあげてください。経験の多い子ほど高学年になったとき、勉強面でも驚くほど伸びていきますし、最近の中学入試の問題では、ますます経験から得た知識や自ら考える力を求めるようになってきています。