また「聴覚優位タイプ」の「じっくりさん」(Cエリア)には、多くの内容を短時間でやらせようとしないことが重要です。彼らは焦ると思考が止まってしまうタイプだからです。
最後の「視覚優位タイプ」の「じっくりさん」(Dエリア)は、わからない問題があったら書きながら説明してあげると理解が進みます。
ぜひ、わが子のタイプと照らし合わせながら一緒に取り組んでみてください。
基礎学力定着のカギは親子で〇〇することだった
残念ながら、子どもが自分から家庭学習をやりたくなるということはまずありません。
勉強のきっかけとなるのは親子の共同作業、つまり親子の会話です。帰宅後に子どもと顔を合わせたら、まずは「今日は学校でどんなことがあったの?」「先生はどんなことを言っていた?」「友だちとどんな遊びをした?」といった会話を習慣化することから始めてください。それができれば「今日の学校の宿題はどんなもの?」「じゃあそれ、今やっちゃおうか!」という会話も自然と出るようになり、家庭学習のきっかけになっていきます。
「リビング学習」も大切です。リビング学習の狙いはお子さんがサボるのを見張ることではなく、子どもが少しでも頑張ろうという姿勢を見せたらすぐに褒めるためです。
「将来のため」とか「中学受験に成功していい学校に入るため」といった目的意識を持って毎日過ごせる子どもはいません。すべては「機嫌のいい親の表情を見たい」「親に叱られたくない」という気持ちが、子どもを勉強に取り組ませるモチベーションになっていることを忘れないでください。
子どものやる気を引き出す仕掛けづくりは、結局「親が上手に認めて褒めること」、これに尽きます。家庭での親子の会話量を増やし、できたことはきちんと褒める。これが学習意欲を高めるカギになってきます。
反対に、子どものやる気を削ぐのは「あなたは〇〇だから△△しなければいけない」という文脈で話すことです。相手の欠点を指摘し、「〜しなければいけない」という義務感に訴える文脈で話すと、子どもはどんどんやる気を失っていきます。親の話を聞く気持ちがなくなり、「叱られた」という感情だけが残るのです。そうならないために「あなたは△△すればもっと良くなる」と、長所につなげられる言い方に変換してみてください。子どもへの伝わり方が全然違います。