成績を伸ばすカギは低学年も中・高学年も変わらない
この夏、中学受験を決意し、「さあ塾選びと入塾試験の準備だ!」と動き始めたご家庭もあるかと思います。入塾は3年生の2月、つまり4年生になる直前になる方が多く、名門指導会でも入塾試験に向けての勉強は、3年生になる前後に始めるようおすすめしています。
しかし入塾準備を始める前に、お子さんが受験勉強を続けていく上で、一番大切なことは何かをお伝えしておきたいと思います。それは「勉強をやらせすぎない」ということです。すでに中学受験のために塾に通われているご家庭にとっても、塾の成績アップにつながる重要な心構えとなりますので、ぜひ覚えておいてほしいです。
具体的にはどういうことか。例えば入塾試験対策のためには、普段の宿題や教科書ワークなどの基礎学習にプラスして、少し難しい内容の勉強が必要になってきます。親御さんはお子さんの家庭学習に寄り添うとともに、日々の時間管理やタスク管理をする必要が出てきます。親の立場になると、ついつい張り切ってたくさんのタスクを詰め込んでしまいがちになりますが、少し待ってください。
よく言われているように、家庭学習時間の目安は「学年数字✕10分」にしてください。1年生だったら学校の宿題以外に、算数・国語をそれぞれ10分ずつで合計20分です。とにかく「やらせすぎない」ことが、学年が上がるにつれて成績が伸びるカギになっていくことを覚えておいてほしいと思います。