わが子を勉強嫌いにさせないための正しい問題集選び
先取り学習を終えたら、いよいよ「入塾テスト対策問題集」に取り組みましょう。
「入塾テスト対策問題集」は書店で購入できますが、さまざまなものが並んでいます。つい難しそうなものを手にしてしまいがちですが、ここで知っておいてほしいのは、難しい教材から入ったがために勉強が嫌いになってしまうお子さんが非常に多いということです。
難易度の高い問題集は問題数や文字数が多く、前向きに取り組めなくなってしまうお子さんがたくさんいます。進度には個人差がありますので、わが子にとっての「少し背伸びをした内容」を目安に、構成やデザインが見やすく工夫されている問題集を選びましょう。
以下に算数の問題集を例として、難易度順に並べてみましたので参考にしてください。
普段、毎日取り組んでいる教科書準拠問題集は、入塾試験までの内容はカバーしていないため、それより「少し背伸びをしたもの」が多くのお子さんにとって取り組みやすいと思います。先取り学習は、入塾テストに出るレベルでやっていくことが大切です。
例えば『自由自在 算数』を使って3年生の部分を遅くとも9月までに終わらせ、以降は『スタートダッシュ 算数』を使って入塾対策問題集に取り組みましょう。
入塾試験は、学校のカラーテストと違って問題数が非常に多くなっています。試験問題に慣れていない多くのお子さんは、時間内に最後まで解くことはできません。
大切なのは一つひとつの問題を、自信を持って解答していけるようにすることです。家庭で入塾試験の予想問題に取り組む際は、合計点数が何点かより、解いた問題の中で正当率がどれくらいなのかを確認するようにしてください。
