【塾のテストが戻ってきたら、振り返りをして◯△✕を付ける】

 塾のテストが戻ってきたら、家庭で振り返りをしてください。まず、以下の式で「自分の正答率」を計算します。例えば、お子さんの現在の志望校の偏差値が「60」だとしたら、

 100ー(志望校の偏差値:60)=40(%)

 という数値が出ます。そして、テストの各問題に正答率が書かれていると思いますので、正答率が40%以上の問題を解き直してください。

図解)西村式「◯△✕学習法」②応用形
図解)西村式「◯△✕学習法」②応用形(中学受験の家庭教師「名門指導会」より西村則康作成)

 そして解き終わったら、ここでもお子さん自身が「同じ問題がテストに出たら、解けそうかな?」と自分に問いかけて、以下の3つに分類します。

 「難なく解けた」……◯

「解説などを読んでなんとか解けたが、自信がない」……△

「やっぱりわからない」……✕

 この方法で塾の月例テストの振り返りをやっておくと、総合範囲公開テストなどを受ける際、「△」を付けた過去3〜4回分の問題を解き直すだけで総復習ができますし、総合範囲テストにも強くなります。

 テストの振り返りで「満点答案を作る」ご家庭がありますが、これは間違いです。塾のテストで満点は必要ありません。塾には基礎レベルの中学から最難関校を目指す子まで、さまざまなお子さんが集まっています。その全部の判定をテストで出すわけですから、ある子にとっては不要な難問も含まれています。得点にとらわれず、正答率で必要な問題をできるようにすることが不可欠です。

 それから、間違えた問題を何度も何度も解き直すという振り返りも、実は間違いです。「なぜ間違ったのか」を子ども自身が見つけることがとても大切で、「自分はよく計算ミスをする」「ここで間違ったのか」という自覚がその後の成績の伸びにつながります。

「わかっていたつもりだったけど、根本的にわかっていなかった」と気づいて復習をする。それを続けていくと、間違えた問題を何度も繰り返さなくてもしっかりと記憶に残り、解けるようになるのです。