受験生と学校の「相性」を“見える化”する分析手法
上の図は、基礎学力を測る内容の問題の割合が高い中学校の「思考コード」のイメージである。横軸には思考力が「A 知 識・理解」「B 応用・論理」「C 批判・創造」の3段階で、縦軸には読解力が「1 単純」「2 複雑」「3 変容」の3段階で示されている。
Aの領域の問題は、知っていることを答えられる能力(知識)を問う内容で、2と3になるほどその難易度が上がる。Bの領域の問題では、問いに対して事実に基づく適切な解答が求められ、Cの領域では、正解探しを超え、自分の意見を踏まえた論理的な解答の記述が求められる。
偏差値が同じ受験生同士でも、どの分野が得意か不得意か、あるいは思考の深さはそれぞれ異なる。「思考コード」は、偏差値と合わせて入試対策の指標とすることが望ましい。
