全国で受けられる、選りすぐりの講師の映像授業
東進個別は基本、すべての授業を映像授業で行う。専用のスタジオでいくつものカメラを駆使して撮影をし、生徒が集中できるように工夫されたものだ。映像授業のメリットは全国で選りすぐりの講師の授業が受けられること、そして、都合がいい時間に校舎や自宅で授業が受けられることだ。
映像授業なので1.5倍速にしたり、10秒スキップなどしたりして自分のペースで学習もできる。
「高校別対応」で評定平均値アップをサポート
大学入試の半分が推薦・総合型選抜になっている。特に、推薦では高校の成績(評定平均値)が重視される。推薦・総合型選抜で評価の対象になるのは高校3年間の成績の平均値だ。ゆえに高校1年からきちんと成績をとっていく必要がある。
「高校1年の段階では大学受験はまだ先のことなので実感がないケースもあります。評定平均値を上げておけば推薦・総合型選抜のチャンスが広がります。そのため、高校1年から高校の成績を上げられるように東進個別として、高1生・高2生は「高校別対応の個別指導コース」を設けました」(株式会社ナガセ コンテンツ本部長 進藤紀彦さん)
評定平均値は高校1年がもっとも大きなウエイトを占める。なぜなら高校1年がもっとも科目数が多いからだ。高校1年は15科目(39.5%)、高校2年は13科目(34.2%)、高校3年は10科目(26.3%)となっている。そのため、高校1年からしっかりと定期テストの対策をし、高校の成績を上げていく必要がある。
授業では効率的な定期テスト対策を行う
東進というと、東京大学の合格実績が高く、一般選抜の対策のイメージのある予備校だが、東進個導は推薦・総合型選抜で大学を目指す生徒たちを意識している。
個別指導も基本は映像授業だ。授業の内容は共通だが、テストは各高校の教科書に準拠している。定期テストに向けて教科書の内容理解を確認するテストで、教科書の本文で使われている表現や内容がそのまま出題されるため、効率的に定期テストの対策ができる。
1回の授業につき、複数の演習を用意し、教科書の内容理解を確認し、知識を定着させるようになっている。レベルも中学復習レベルから教科書例題レベル、教科書章末問題レベル、傍用問題集の応用レベル、共通テストレベルなど6段階に分かれている。生徒は自分に合ったレベルの問題に取り組むことができる。
また、地歴・公民や理科の選択科目や情報や家庭基礎、保健体育といった実技科目は定期テストの3週間前から演習と解説授業を受けて対策ができる。
「東進の講師陣の中でも、特に基本を分かりやすく解説することに定評のある講師を起用しています。部活の後に校舎にくる生徒も多く、勉強モードへの切り替えが難しい場合もあるので、授業の導入にアイスブレイクの映像も設けています」(進藤さん)
講師と担任助手(大学生のチューター)が元気よく会話をし、その日に学ぶ内容に触れていく。これにより生徒は自然と勉強モードに入っていく。
授業は15分行って、演習と解説が15分。これが2セットで1回、1時間の授業となる。その後、確認テストがあり、そのテストの解説も行われる。
基礎的なクラスの指導に定評のある講師を起用
東進といえば日本のトップ講師たちによる映像授業が特徴だ。東進個別では東進ハイスクールの基礎的なクラスの指導を得意とする講師が授業を行っている。分かりやすく、集中しやすい授業を受けることができる。
学習アプリ「高速マスター基礎力養成講座」
東進といえば「高速マスター基礎力養成講座」という知識を覚えるための学習アプリが有名だ。この東進個別では、高速マスターも高校の教科書に準拠し、教科書に出てくる重要単語や熟語などを修得できる。必要な基礎の項目を分析しリスト化し効率的な学習ができる。
「早稲田塾」との連携で推薦・総合型選抜対策を提供
高校1年は高校の成績を上げるための授業を受けるが、高校2年から推薦・総合型対策の授業も始まる。大学入試では推薦・総合型選抜が拡大しているため、対策に乗り出す予備校や塾も多いが、東進の場合、同じナガセグループに推薦対策の老舗、早稲田塾がある。
早稲田塾は推薦・総合型選抜の最大手であり、日本でも屈指のハウツーやデータを持っている。この早稲田塾と連携しているため、東進個別も適切かつ効果的な推薦・総合型選抜が提供できる。
高校2年では「自分史から将来像を考える」「学問・大学・社会を知る~探究学習~」「志望理由書・面接の基礎を学ぶ」といった推薦・総合型選抜の基本を学ぶ。それと同時に小論文対策も始めていく。推薦・総合型選抜の対策で一番時間がかかるのは小論文の対策だ。高校2年からコツコツと必要な知識、文章力、論理的思考力を鍛え上げていく。
幅広く講座を揃える英語4技能試験対策
推薦・総合型選抜で重要視されるのが英検などの英語資格試験だ。英検3級講座、英検2級講座、英検準1級講座などの「英検対策」はもちろん、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した英語資格試験のTEAP対策講座、イギリスの団体が主催する国際英語資格、IELTS対策講座などが行われている。
英検やTOEFLなどはライティングのセクションで、長文の問題文を読む必要があり、リーディングができないとライティングの問題が解けない。一方でIELTSはライティングのセクションで長文の英文が出ないので、ライティングが得意ならば点数がとりやすい。
そのため、推薦・総合型選抜を受験する学生の間では「IELTSは取り組みやすい」と人気が上がっているが、一方で対策ができる塾はそうそう多くはない。そのIELTS対策を全国で受けられるのは魅力的といえよう。
「IELTSは留学を志す大学生や社会人が多く受ける試験です。ですから大学生や社会人対象に授業をしている講師がほとんどです。しかし、東進個別のIELTS対策講座は高校生向けの授業の経験値が高い清水哲也先生が担当しています」(進藤さん)
英検対策では90分授業が10回、添削10回、そして、面接対策6回。面接対策はオンラインで行う。TEAP対策やIELTS対策講座でも添削や面接対策を行う。
これらの英語資格試験でのスコアは一般選抜でも活用できる。
推薦・総合型選抜コースは高校3年から本格的に
高校3年からは本格的に推薦・総合型選抜コースが始まる。
志望理由書作成講座や小論文対策の講座は90分授業に5回に添削5回。面接・2次対策には授業や添削以外にもオンラインで面接対策も行う。推薦・総合型選抜対策最大手の早稲田塾と融合した的確な推薦・総合型選抜対策が全国で受講できる。
一般選抜のチャンスも拡がる東進ハイスクールとの連携
模試偏差値が伸びたので一般選抜で難関大に挑戦しようとなった場合、東進ハイスクールに転校もできる。その場合、入学金は免除される。また、東進に通っていても東進個別で提供されている高校別対応の個別指導コースの講座を受けることはできる。つまり、「一般選抜を目指しつつ評定平均値を上げて推薦・総合型選抜も併願したい」という希望にも対応している。
国公立大学の公募制学校推薦型選抜は評定平均値4.3以上が出願要件になることも多い。そのため、評定平均値を高めておけば国公立大学を受験するチャンスが増える。
東進個別指導に合う生徒・合わない生徒
高校の勉強をしっかりとやって成績を上げていきたいと考える生徒には合う。特に部活を頑張っている生徒の場合、練習や試合があると決まった時間に塾に行けないこともあろう。映像授業ならば都合がいいときに校舎に行けばいい。
一方で、難関高校に通っていて、「評定平均値はいまいちだが模試偏差値は高い」といった一般選抜向けの生徒の場合は、高校の成績を上げるよりは一般選抜対策を優先すべきなので東進に通った方がいいだろう。
東進個別の基本情報
| 校舎数 |
全国に500教室超(2025年10月現在、続々開講中) 設置校舎は申込フォームから確認できる |
|---|---|
| 生徒数 | 非公表 |
| 自習室の有無 |
あり(校舎の開館時間中いつでも利用可能) ※一部校舎では設置がない場合がある。 |
| 質問対応 |
専門スタッフによるバックアップサービス(電話・問い合わせシート提出) 校舎所属の担任助手が対応することも |
| 授業の生徒数 |
映像による授業のため個別ブースで一人ひとり受講 ※一部校舎ではブースではなく、教室で受講する場合がある。 |
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授業料 |
全科目対応の「高校別対応の個別指導コース」 396,000円(税込) 入学金・担任指導費・模試費が必要(学年や時期によって異なる) |
| 生徒の男女比 | 非公表 |


