小学校はこんな子を求めている
有名私立・国立小学校では、就学年齢に見合った能力をバランスよく備えている子どもを求めています。完璧な能力を備えた子はいないとしても、できるだけ小学校が望む子ども像に近づこうとする努力が大切です。
小学校が求める子とは
多くの私立・国立小学校が求めているのは、知識ばかりを詰め込まれた子どもではなく、見る力、聞く力、話す力、考える力、行動する力をバランスよく備えている、発想力豊かな子どもです。
特に難関校に合格している子は、受験時期にはすでに児童期への成長を遂げていて、バランスよく力が備わっているようです。
子どもがグループになって相談するとき、自分の意見を通すのに夢中なのが幼児期で、そこから成長し、リーダーシップを取り始め、発言しないお友達への気配りもできるようになるのが児童期です。
学校は知的な発達度だけでなく、社会的発達度、身体的発達度などを見ると同時に、きちんとしたしつけを受けて育てられた子どもを求めています。
受験ではご両親が担う役割も大きく、面接のほか、願書や面接資料などの提出書類も重要であり、テストと併せて総合的に判断されることになります。
合格に必要な5つの力
小学校受験で合格するためには、必要とされる5つの力があります。
1つ目は「見る力」です。観察力や模写、類似・差異の発見などで必要です。
2つ目の「聞く力」は、話の聞き取りや指示の理解に欠かせない力です。
3つ目の「考える力」は多岐にわたりますが、中でも推理する力が大切です。
4つ目の「話す力」は、意思の伝達や表現力に重要です。
5つ目の「行動する力」は、先の4つの力を基に、自分から何かを成し遂げようとする力です。入試の場面では、物事に積極的に取り組む意欲や、状況に応じた的確な行動などが挙げられます。
幼児には、生まれつき年齢相応に形成されていく感覚と概念があり、さまざまな能力の獲得に最適な時期があると考えられています。
幼児の自然な発達の道筋を逃すことなく、合格に必要な5つの力を中心として、時期に合わせ、子どもの力を伸ばす教育を行うことが大切です。
歓迎されない親のタイプって…
子どもへの接し方は、優し過ぎても厳し過ぎてもいけません。そして、人としてバランスのとれた教育を心掛け、親自身もともに成長していくことが大切です。
下に5つの親のタイプを挙げましたので、ご自身にあてはまるところはないか、普段の言動をふり返ってみてください。
01 過保護型
あまりにも世話を焼き過ぎると、引っ込み思案で、依頼心が強く、忍耐力がない子になってしまいます。
自分から行おうとする意欲がないと、生活習慣もしっかり身につかず、集団生活への適応力に疑問符をつけられてしまいます。
02 知育偏重型
子どもの発育段階を無視して、現在の能力以上の高い要求をすると、頭が混乱して自信のない子になってしまいます。
極端に失敗を恐れるようになり、自分から積極的に何かに取り組もうとする意欲が表れてきません。
03 過干渉型
始終子どもに目を光らせて監視するような、命令・禁止・抑制の多い環境では、自立心や意欲に欠ける子になってしまいます。
親や他人から指示をされないと何もしようとしない、何をするにも親の顔色をうかがう子になりがちです。
04 自己中心型
子どもの目の前でも、何かにつけて間違いを他人のせいにし、自分では責任を取ろうとしない親がいます。
そのような親の姿を見ていると、社会性・協調性に欠けるようになり、無責任な行動を取って集団から孤立する子になってしまいます。
05 溺愛型
親にかわいがられてわがままが通ることが多いため、ほかの人に対してもわがままが出て、子ども同士のトラブルが起きやすくなります。
親の前ではよい子でも、ほかの子となじめなかったり、弱い子をいじめたりする子になってしまいます。