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iPhoneユーザーが待ちかねた使いやすさ!
「ATOK Pad for iPhone」の実力を徹底検証

2010年11月10日
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「ダブルトリガーキーボード」での入力画面。左側に行、右側に行内の文字がすべて表示される。

 多くのiPhoneユーザーは、まさに「待ちに待った」という心境だろう。日本語入力システムとして絶大な人気を誇るジャストシステムの「ATOK」が、ようやくiPhoneでも使用できるようになったのである。

 とはいえ、今回リリースされた「ATOK Pad for iPhone」(以下、ATOK Pad)は、日本語入力システム「ATOK」を組み込んだメモ作成用アプリとなる。だが、作成した文書はメールやSMS、Evernote、Twitterに転送することが可能だ。

 早速ダウンロードしてみると、まずそのスタイリッシュな入力画面が目を引く。用意された入力パネルは多彩で、「テンキーキーボード」「QWERTY キーボード」「ダブルトリガーキーボード」の3種類。

 入力方法は、iPhone標準のフリック入力と共に、独自の「リボルバータッチ入力」を採用し、濁音・拗音の入力もより少ないアクションでできるようになった。また、両手での入力を想定した「ダブルトリガーキーボード」では、画面左に「行」、右側に行内の全ての文字が表示されるようになっている。

 しかし、なんといっても圧巻なのは、推測変換候補の豊富さと、正確な連文節変換との組み合わせだろう。実は、連文節変換に関して言えば、iOS付属の日本語入力システムもそれほど遜色はない。

 たとえば、「先頃行なわれた日中首脳会談で、両国の考えに微妙な温度差があったのは否めない」といった長文も、正しく変換してくれる。また、人名などの固有名詞もiOSのほうに分があると感じる。

 だが語彙の豊かさ、推測機能の正確さについては、さすが「ATOK」と唸らざるをえない。先頭の数文字を入力するだけで、文脈に応じた言葉を次々とリストアップしてくれるのは重宝だ。さらに、入力の確定を取り消すアンドゥ機能や、カーソル移動を簡単に行なえる点など、細かな目配りが行き届いているのも嬉しいところである。

 冒頭で述べたように、「ATOK Pad」は単体でもTwitterに投稿することができる。だが、フォロワーのタイムラインまでを閲覧することはできない。そんなときは、外部アプリとの連携がお勧めだ。

 現時点(10年10月)で「ATOK Pad」と連携の取れるTwitterクライアントは「TwitRocker」のみだが、長めのツイートを頻繁に投稿するユーザーであれば、入力スピードがかなり早くなることを実感できるに違いない。

 欲を言えば、やはりどのアプリでも使用できる日本語入力メソッドとしての提供を望みたい。その可能性はゼロではないということなので、期待して待ちたいところだ。

(中島 駆)


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