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ネカマに教わる「モテる男・モテない男」、女性よりシビアだった!

秋山謙一郎 [フリージャーナリスト]
2016年9月10日
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出会い系サイトなどで活躍するネカマ(ネットオカマ)たち。ネット上では女として振る舞いながら、男でもある彼らは、独特の鋭い観察眼を持っている。ネカマ歴10年以上のベテラン3人に、モテる男とモテない男の違いについて聞いてみた。

ネカマ歴15年の猛者が語る
「モテる男」の見分け方

 「男のことは、やっぱり男がいちばんよく分かりますよ」――。

 チャットやSNSといったネット上では女性として振る舞う「ネカマ」たちは、皆、こう豪語する。実際は「男」でも、ネット上では「女」として振る舞ってきた“彼女たち”だからこそ、どんな男がモテて、どんな男がモテないのか、その違いを熟知しているのだ。そこで今回は数多くの男性とネット上での出会いをこなしてきたネカマたちに、「モテる男・モテない男」の違いを語ってもらった。

顔の見えないネット上で「女性」として振る舞い、出会い系サイトなどで男性を翻弄する「ネカマ」たち。実際には男である彼らは「モテる男・モテない男」について、鋭い考察を披露してくれた

 ネカマの登場は、1990年代後半、IT社会の成熟と歩調を共にする。そのネカマ黎明期からチャットやSNS、ブログでは「女」として振る舞ってきたのがタカヤさん(45)だ。

 上場IT企業勤務、妻と小学生の子ども1人という3人家族で、大阪府内のマンションで暮らすタカヤさんは性的には至ってノーマル。女装趣味もなければ、ブラジャーなど女性用下着を平日から愛用する「ブラ男」でもない。同性愛指向もない。見た目も服装もごく普通の、どこにでもいる40代男性である。

 タカヤさんのネカマ活動は、主に平日深夜と休日。1回につき、短い時で1時間程度、長ければ3時間程度、チャットやSNSのメッセージ機能で話し込むのが基本だ。平日昼間は仕事に専念しているが、気が向けばLINEやカカオトークといったSNSを用いて短いメッセージのやり取りくらいはしたりするのだという。

 リアルとネット、どちらの社会でも男性としてはモテたことはないというタカヤさん。それでもネカマとしては、15年のキャリアを誇る猛者である。この特異なバックグラウンドを持つからこそ分かる「モテる男性」には、ある共通点がみられるという。その詳細をタカヤさんは次のように語った。

 「とにかく会話のテンポが早い。そして何より飽きさせない。ノリがいい。簡潔ながらも詳細な自己紹介をする。そして雑談も長引かせない。それでいて女性の話を引き出そうとする。聞き上手。会話が盛り上がれば、そこでさりげなくエッチな話題に切り替える。連絡先を交換したなら、素早く会話を切り上げてお開き、です」

 タカヤさんは連絡先を求められると、「捨てアド」と呼ばれる、いつでも破棄できる「ネカマ用」のフリーメールアドレスを教えている。このメールでの連絡でも、モテる男たちには共通点がみられるという。続けてタカヤさんが語った。

 「こちらが返信を返さなくても、2、3日程度置いてから、またご機嫌伺い程度の内容のごく短いメールが届きます。それも放置していると今度は1週間後…といった感じで、近況を知らせる内容の短い文面の連絡が来ます。もっとも、続けて3回放置すると、モテる男たちはもう連絡してくることはありません」

 押すときは押す、でも引くときは引く。話し上手で聞き上手といったところか。これだと実社会でも、確かに「モテる男」なのかもしれない。

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