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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「スカイプ面接」の罠、熟練の面接官でも判断ミス

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第46回】 2016年10月3日
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スカイプ面接が増加する理由

いいことづくめに思える「スカイプ面接」。しかし大きな落とし穴があるようです

 最近、遠距離や海外にいる候補者との「スカイプ面接」が増えています。

 少し前までは企業と候補者の住む場所の距離が離れている場合、一次面接は交通費が出ず、二次面接から出るのが一般的でした。このため企業の対応は「一次面接は東京にいらっしゃるついでの時にでもお時間をとってください。極力時間を合わせるようにしますので」というパターンが一般的でした。

 ところが採用競争が激しくなっている現在は、そんな悠長なことをやっているわけにはいきません。それこそスカイプ面接をやっている他社に後れを取ってしまうでしょう。グローバル化の進展で、候補者が海外に居住しているケースも増えています。

 こうして距離に伴う時間や費用の問題を解決し、転職プロセスを効率化する手段としてスカイプ面接が増加するようになりました。私たちも遠距離にいる候補者の一次面接には、スカイプ面接を企業におすすめしています。

 ただし、スカイプ面接の限界も当然あります。スカイプでのやり取りではとてもよく見えたのに、候補者と実際に会ってみたら「あれっ……」と思うことは珍しくありません。ある程度のところまでは画面を通じてわかっても、やはり直接会ってみないとその人の持つオーラや細部までは見えないのです。

画面越しに見えるもの、
確認できないもの

 当社には日本各地の人材紹介会社をネットワークしてUターン・Iターン転職を支援するリージョナルスタイルという関連会社があり、東京にいる我々がアテンドした候補者を地方の人材紹介会社がスカイプ面接をする機会があります。そのとき、熟練の面接官はスカイプ面接の後、必ずアテンドした当社のスタッフに感想やコメントを求めます。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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