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週刊・上杉隆

「記者会見オープン化」に冬、到来――菅政権の情報公開は鳩山政権より大幅に後退

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第153回】 2010年12月9日
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9月17日以来、
約3ヵ月ぶりの首相会見にて…

 9月17日の記者会見を最後に、一切開かれなかった首相会見が、約3ヵ月ぶりに開催された。冒頭、菅首相は次のように語り、臨時国会の運営を自画自賛した。

 〈この臨時国会の間、国会の議論も大変なところもありましたけれども、私にとっては国会の内外を通して、大変実り多いこの間であったと、このように感じているところであります〉(首相官邸HP・菅内閣総理大臣記者会見(H22.12.6)より)

 一連の尖閣諸島問題、ビデオ流失問題、法相更迭、メドベージェフ露大統領の北方領土訪問、北朝鮮砲撃事件など、筆者の記憶によればこの3ヵ月間の菅内閣は、厳しい舵取りを強いられ、その政権運営に非難が集中した、と記憶していた。だが、どうやら、それは筆者の記憶違いだったようだ。

 菅首相は「実り多い」と断言するし、この3ヵ月間、午前・午後の1日2回、週10回以上にわたって、菅首相や仙谷官房長官に接してきた新聞・テレビの記者たちからも一切、異論の声があがらない。

 やはり首相官邸どころか、国会議事堂にすら立ち入りできないフリーランスジャーナリストの記憶というのは、こうも頼りないものになってしまうのだろう。

 自らの低脳を嘆きながらも、引き続き首相の言葉を追うことにした。

 記者クラブメディアの質問が一通り終わり、NHKの生中継が終わったところで、ようやくビデオジャーナリストの神保哲生氏に質問が当たった。

 神保氏はこの一年間、フリーランスのジャーナリストたちによって繰り返されてきた「記者会見オープン化」の質問を、またもや繰り返した。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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