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女性活躍はワクワクの宝庫

社員を大事にしない会社は「働き方多様化時代」を生き残れない

朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]
【第4回】 2016年10月17日
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正社員からフリーまで
「働き方の多様化」に対応が必要

 「そんなの企業が人材を使い捨てる言い訳にすぎないだろう!」

 ――今回は、もしかするとそんな拒絶反応が出てしまう方もいらっしゃるかもしれないお話です。

 正社員、契約社員、パートタイマー、フレキシブル制度、時短勤務、在宅勤務、フリーランスなど、いま日本でも、働き方の多様化が急速に進んでおり、企業はこうした多様な働き方に対応できる制度や環境を整える必要性に迫られています。

 「迫られている」というと、追い立てられているように聞こえますが、経営者目線で言うと、これは大きなチャンスでもあります。これまでは制度が整備されておらず、泣く泣く退職するしかなかった有能な女性、定年退職を迎えたもののまだまだ気力も体力も知識も衰え知らずのシニア世代、両親の介護のために働き方を変えざるを得なかった現役世代の男性など、日本にはまだまだ隠れた逸材がたくさん潜んでいるのです。

 多様な働き方に対応できる制度や環境を整備することにより、こうした逸材を活用できるチャンスがさらに広がると考えるとワクワクしてきます。

◆正社員以外の従業員を活用する理由別事業所割合(上位5位を抜粋)

データ出典元:「就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」厚生労働省、2015年11月

 もちろん、そのための準備は簡単ではありません。データ管理をクラウドに移行したり、新しい人事管理システムを導入したり、セキュリティを強化したり、さらには評価制度も変えていく必要があります。

 これまで当たり前であった勤務時間や勤務日数という分かりやすい数値で人事評価をすることが難しくなり、成果主義を取り入れる企業も増えてきているようです。

 成果主義は一見公正なようにも思えますが、人事や総務など貢献度を数値化するのが難しい仕事もあったり、厳密な評価基準がなければ私心が入り不公平なものになってしまったり、など導入は一筋縄ではいきません(私は人事評価の専門家ではないので仕組みについての詳しい話はここでは割愛します)。

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朝倉千恵子 [株式会社新規開拓 代表取締役社長]

小学校教員から専業主婦を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、社員教育研究所に入社。中途採用、営業経験ゼロからのスタートするも、礼儀・挨拶を徹底した営業で、3年後には年間売上げ23億円の企業で単独1億円を達成。ダントツぶっちぎりのトップセールス賞を受賞。2001年に独立。有限会社朝倉千恵子事務所を設立。2003年にオフィスを東京日比谷の帝国ホテルタワーに移し、2004年に株式会社新規開拓を設立。講師として全国を飛び回る。自らの経験を生かした研修・講演は多くの企業から支持され、リピート率は98%を誇る。「初対面の1分間で相手をその気にさせる技術」(日本実業出版社)、「超訳・速習・図解 営業嫌いだった人が1億売る人に変わる 『仕事ノート』」(プレジデント社)など著書多数。働く女性の応援団長として自社にて「トップセールスレディ育成塾」を主催。人生を通して体得した、女性が活躍するための振る舞いや考え方を伝授。自分を変えたい!という女性たちが全国から集まり、その卒業生は2000名を超える。
ホームページ:http://www.shinkikaitaku.jp/


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女性活躍というけれど……どうすればよいのかわからずに途方に暮れる男性経営者。組織の中での立ち位置に迷い「わかってくれない」と苦悩する女性。この連載は、人材育成のプロ・朝倉千恵子が豊富な事例から導き出す「女性活躍のための処方箋」。視点を変えれば、女性活躍は嫌なことでも、面倒くさいことでもありません。もっと楽しくワクワクしながら進めることができるのです。

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